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虚礼廃止の年賀状やお中元での使い方|企業における虚礼廃止の具体例

初回公開日:2017年03月14日

更新日:2020年02月04日

記載されている内容は2017年03月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

言葉の使い方

虚礼廃止とは、「形だけの儀礼を廃止する」という意味です。今日、年賀状やお中元、お歳暮、葬儀や通夜の参列、さらにはバレンタインギフトまで虚礼廃止する企業まで出てきました。確かに、形だけのプレゼントを受け取ってもうれしくないですが…あなたはどう思いますか?

虚礼廃止とは?

こんにちは。みなさんは「虚礼廃止」という言葉をどこかで聞いたことがあるでしょうか? 社会人の方、どこかの企業に勤めている方なら耳に挟んだこともあるでしょう。 今日は、虚礼廃止の意義について考えていきましょう。

虚礼廃止とは?
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虚礼廃止の意味

虚礼廃止は、「きょれいはいし」と呼びます。漢字の意味から推測するに、なんとなく「心のこもってない礼儀は禁止」だという意味が見て取れるでしょう。実際その通りです。 虚礼廃止を辞書で引くと、「形だけで心のこもっていない、意味のない儀礼はやめる」という意味だと書かれていました。特に年賀状や、わいろにつながる政治家へのお中元についていうことが多いそうです。 年賀状などは、やはり心を込めて贈りたいものですから、そういう考え方が生まれるのも仕方がありませんが、少し寂しい気分になりますね。

英語では…

虚礼廃止(虚礼を廃止する)を英訳すると、Dead forms abolition、Abolish empty formalities となります。「死んだ(今はもうない)礼儀」「空虚な礼儀」と言われてしまうと悲しいですね。

企業での具体的な虚礼廃止例

企業で虚礼廃止の社内報が出た!なんて人もいるかもしれませんが、実際はどのような虚礼廃止がなされているのでしょうか?

年賀状

虚礼廃止といわれてまず思い浮かばれるものは、おそらく年賀状ではないのでしょうか?普通、年賀状にはテンプレートのような典型文だけでなく、近況報告や、その人へのメッセージを書きますよね。しかし、会社の人や取引先の人に義務感で送る年賀状に意味なんてありません。年賀状だけの付き合いとなってしまえばむなしいばかりですし、これ以上相手との関係が進展することも恐らくないでしょう。よって、年賀状は比較的虚礼廃止されやすいものの一つとして挙げられます。 企業間でも年賀状を虚礼廃止にするケースは増えているそうです。

年賀状
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お歳暮、お中元

企業間で、取引先にお歳暮、お中元を贈ることもあると思いますが、実はそれは経費で賄われています。取引先が多いと、それだけで経費が高くなってしまいます。そのため、企業間でお歳暮、お中元が虚礼廃止されていることが多いです。また、個人が上司へお歳暮、お中元を贈る、というシステムも、きりがないために虚礼廃止されやすいです。

職場関係の葬儀、通夜参列

社員や会社にかかわりのある人に不幸があった場合、葬儀や通夜に参列しなければならない、なんて暗黙の了解がある企業もあります。しかし、参列する側は、特に個人にゆかりがない場合、参列することが重荷となってしまうことがあります。お香典は会社から出る場合もありますが、自腹を切る人もいるでしょう、金銭的な負担も重いです。見送る側がそんな思いを抱えていたら、故人も悲しみます。 参列の強制はよくないため、虚礼廃止されるケースもあります。

広まりつつある虚礼廃止

広まりつつある虚礼廃止
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上に具体的な虚礼廃止の例を並べましたが、実際、年賀状などを虚礼廃止にする風潮は広まりつつあります。 特に、新社会人は「心のこもってない贈り物をしてもいいものなのか」「礼儀として送るべきなのか」と悩む人が多いでしょうが、会社側が虚礼廃止にしてくれると、社員も悩まずに済みますよね。最近では、意味のない習慣、礼節だととらえられるものは廃止しよう、という風潮が広まって虚礼廃止になるケースが多いですが、評価につながることを期待して上司などに贈り物をする人も一定数います。そのような私情が絡んでしまうと面倒なので、しっかりと虚礼廃止にできるといいですよね。

年賀状の虚礼廃止

昨今、そもそも年賀状でのやり取りが減ってきている、ということはご存知でしょうか。現在、特にビジネスの場では、コミュニケーションツールとして電子メールが主流となっており、紙媒体でやり取りをすることは減ってきています。年賀状でもそれは同じです。みなさんも、親しい人でも年賀はがきではなくてメールで新年を祝ったことがあるのではないのでしょうか。年配者であろうと若年層であろうと、年賀状を出す習慣そのものが廃れつつあるので、年賀状の虚礼廃止の流れは当然であるといえます。

自分が勤めている会社で年賀状の虚礼廃止が通達されたら、社内外問わず年賀状を送る必要がないので安心してください。マナーとして出したい人もいるかもしれませんが、同じく虚礼廃止を受けている人に贈った場合、相手に気を使わせてしまうこともよく考えてくださいね。 年賀状を送る人の心理として、「これから一年もよろしくお願いします」という気持ちが込められていると考えられますが、会社で虚礼廃止にした場合、「年賀状を送ってくださらなくても、これからお付き合いのほどよろしくお願いいたします。」という気持ちが込められていると考えられるので、そう考えると素敵なことのようにも思えます。虚礼廃止とは、形だけの儀礼をやめる、ということなので、現代人にとってやりやすい形の一つなのでは、と思います。

お歳暮、お中元の虚礼廃止

お歳暮、お中元も年賀状と同じく、惰性でダラダラ続いてしまうことの一つだと思います。付き合いがなくなってしまってからは、形式的になってしまってやめづらくなることもあります。 虚礼廃止でその習慣がなくなったとしても、断る文句をきちんと考えなくてはいけません。

やめるときの文句は?

虚礼廃止でお歳暮、お中元を贈る習慣が廃止された場合、以下のような文句を相手に送ってみてはどうでしょうか。 これまでご好意をいただき本当にありがとうございました。甚だ勝手なことではございますが、弊社では虚礼廃止の一環としまして、歳暮、中元などの儀礼を廃止させていただくことになりました。 つきまして、歳暮、中元のお気遣いは無用にお願いしたく存じます。 これからも、弊社とのおつきあいのほどよろしくお願いいたします。 はっきりと、虚礼廃止となったことを伝えれば、きちんと相手も納得してくれそうですよね。ちゃんと感謝の気持ちを伝えることを忘れないでください。

葬儀、通夜の虚礼廃止

葬儀、通夜の虚礼廃止
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虚礼廃止によって、社員に不幸があった時、葬儀、通夜に参列する義務がなくなった時、あなたは何を思うでしょうか。もし自分や、自分の伴侶がなくなった時、虚礼廃止によって葬儀参列者が少ないと少し寂しい気持ちになるでしょうか。人それぞれだとは思いますが、一生懸命会社のために働いていた人のご葬儀に、会社からは人が来ず、お香典だけ、なのは少し寂しい気がします。お世話になった部下などには、葬儀の参列ぐらいしてほしいものですが、……時代の流れには逆らえないですね。

虚礼廃止はいい習慣なのか?

初めに述べたとおり、虚礼廃止とは、気持ちのこもっていないうわべだけの習慣を廃止することですが、果たしてそれは本当にいいことなのでしょうか?確かに、年賀状を会社の人、取引先の人全員にもれなく送っていたら、膨大な量になりますし、負担は半端ありません。年賀状はそもそも廃れつつある習慣なので、あまり問題ないのかもしれません。 お歳暮、お中元はそれこそ取引先の人にいちいち送っていたら金銭的な負担が膨れ上がります。しかし、お歳暮、お中元を贈る、という習慣は今までずっと続いてきた大事な習慣の一つではないのでしょうか。 また、バレンタインデー、ホワイトデーの贈り物などが虚礼廃止されるケースもありますが、それって少し寂しいですよね。男子諸君も、女性からのプレゼントを期待していることが多いでしょう。気持ちを込めて、普段のお礼をする、というきもちならば続いてもいい習慣だと思います。お葬式、お通夜に誰も来ない、なんてことになったら、言うまでもなく悲しいですよね。

拝礼廃止の良さ悪さを理解する

いかがでしたか。虚礼廃止されて喜ぶのもいいですが、少し寂しい気分になる人がいることも忘れないともっと良いでしょう。

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