【企業側】面接で不採用になった際の穏便な断り方・具体例
人事担当者にとって、面接を経て不採用通知を出さなければならない場合の対応には悩むことが多いでしょう。ここでは穏便な断り方...
更新日:2025年03月05日
出戻り社員という言葉があります。これは一度退職はしたけど、元いた会社に出戻ってくる人のことです。過去にもこうしたケースはありましたが、最近では人材確保のために出戻り社員を制度化している会社も出てきています。出戻り社員の実態はどうなのでしょう?
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これは志望理由を書きやすいです。社外での事情によって退職しなくてはならなかったので理由も明確ですので、事情が変わったので出戻りしたいと告げるのが一番重要になります。それと併せて現在の状況も伝えておけば担当者の理解を得やすいでしょう。
先ずは志望理由は他の企業と同じように会社の魅力を伝えることから始めましょう。元々いた会社ですから魅力は他の転職希望者よりも具体的に書けるはずです。それに加えて出戻りをならではの志望理由として、転職後に気づいた会社の魅力を伝えるのもいいでしょう。
重要なのは出戻りしたい理由を明確に伝えることです。その時に「転職先の給料が安かった」「転職先の人間関係が上手くいかなかった」といった理由を伝えるのは止めましょう。ネガティブな理由を書かれると、同じ理由でまた辞めていくと疑います。出戻りなのを忘れてはいけません。
他に出戻り社員が志望理由を書く際に書いておいた方がいいことは「出戻りをして何ができるか」を伝えることです。転職先で身につけたスキルはもちろん、失敗経験でもそれをどう活かしていくかを具体的に述べることが大事です。転職先で自分が成長したことをしっかりと伝えましょう。
元いたことをアピールしすぎないことも大事です。出戻りですので会社の内情は他の転職希望者よりも通じているのは当たり前です。だからといって出戻りをアピールしすぎるのは危険といえるでしょう。あなたがいない間に会社のシステムなどが変わっている可能性もありますので、出戻りしたいならばアピールはほどほどにしておきましょう。

上にも書いたように横浜銀行では出戻り社員の再雇用を制度化しており、それを利用して戻ってきた社員もいるので紹介します。畑違いの仕事をやってみたかったという理由で退職し出版業界に転職。1年半後出戻り社員制度を利用して戻ってきました。
出戻りをした理由は「銀行員としてもう一度勝負してみたかった。銀行の仕事が好きだった」とのこと。退職前と違う支店ですが、待遇は退職前と同じ。周りとも上手くやっていて、周りの人は「自分たちの会社は辞めても、戻ってきたい会社なんだ」と自社を見直す言葉もあったそうです。
エン・ジャパンでも出戻り社員の例があります。新卒で入社した女性社員が社内の組織改編が重なり、退職を決意。大手ネット企業で働くことにしました。そこでもキャリアを重ねて、様々な経験を積み、本人も「人生で一番働いた」そうですが、エン・ジャパンへ復帰を決めました。
エン・ジャパンでも出戻り社員の受け入れを制度化していたことと、退職してからも社員との交流があり、社内のことを間接的に知っていて、社内の組織や空気が変わったこと、外から見てエン・ジャパンの魅力に気づき、制度を利用して出戻りをしました。戻ってから他社で経験したことを活かして、新しい事業部で活躍をしているとのこと。
大阪を中心にスイーツ店など100店以上展開している白ハト食品工業は、出戻り社員の受け入れを行った時に、面白い事を行いました。なんと元部下が面接官なんです。そこをクリアしない出戻り社員として受け入れません。
7年前に営業部長だった方が面接を受けた時にはこんな事を言われたそうです。 「なぜあなたは、私たちを捨てて辞めたのですか?」 「あなたは辞めてから、どういう風に変わりましたか?」 「あなたが戻ってくることで、私たちにどんなメリットがありますか?」
これらに対して、率直に謝罪。自分の思いを伝えて、元部下も納得。面接をクリアして現在はエリアマネージャーとして活躍中。前職が飲食店経営だったそうで、その経験が役に立ち、人材育成も行っています。彼と一緒に働きたい!という声も出ているくらいです。
元部下との面接には上記3つの事を聞いた理由は出戻り社員を戻す時に現場の反発を招く恐れがあるのを考慮したのでしょう。経営側から見れば、出戻り社員は新卒でも中途採用でも社内の仕事を教えるためにコストがかかりますし、本人が慣れるまで時間がかかる場合もあります。
記載されている内容は2017年03月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。
                                                                                    
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