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【出戻り社員】成功例と失敗例・志望動機の例文・入社挨拶の仕方

経営

出戻り社員という言葉があります。これは一度退職はしたけど、元いた会社出戻ってくる人のことです。過去にもこうしたケースはありましたが、最近では人材確保のために出戻り社員を制度化している会社も出てきています。出戻り社員の実態はどうなのでしょう?

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会社は人材不足で人手が欲しい

生産年齢人口(15歳から65歳)の減少により、人手不足が懸念される中、企業も人材の確保に苦労しています。そして、転職をしてみたけど元いた会社に戻りたいという人も少なからずいます。人材の確保と転職活動においてお互いのニーズが合えば元いた企業に戻るというケースが増えてくるかもしれません。

出戻り社員とはなにか?

出戻り社員は読んで字のごとく、一度退職した社員を中途採用をして元いた会社に戻った人のことを言います。出戻りというのは日本の会社はかつては家族的な文化を持っていた為、敬遠されがちでしたが、昨今の人手不足などもあって、出戻り社員を採用する企業も出てきています。

出戻り社員の採用をしている会社エン・ジャパンのアンケートによると72%が採用したことがあるという結果が出ています。制度化している企業は7%と少なめですが、例えばアンケートを行っているエン・ジャパンは既に制度にしてますし、サイバーエージェントでも出戻り社員の中途採用を実施しています。

他には地方銀行最大の横浜銀行でも中途採用者の教育コストなどが削減できるなどを理由に再雇用制度をいち早く取り入れてます。また企業によっては「戻ってきたい会社なんだ」と歓迎してるところもあるようです。採用側で出戻り社員を受け入れる理由として社風や車内の空気、文化と人となりがわかっているといったメリットを挙げているところが多いです。

出戻り転職の仕方は?

元いた企業に出戻りで働きたい!といった人はどうやって戻ってきたのか?エン・ジャパンのアンケート結果によると在職時の上司や同僚の推薦が多く、再雇用制度を使って戻ってきた人はわずか8%となっています。制度化されていない会社がおおいという現状では、今いる人からの推薦がないと出戻り社員になるのは難しいといえるでしょう。

出戻り社員になれる人は

出戻り社員といっても誰でもいいというわけではありません。採用側としては出戻り社員として働いてもらうにも色々と条件があります。そこで出戻り社員になりやすい人を幾つか挙げてみるので、自分が当てはまるか?を見てみてください。 ・結婚・出産などで退職 ・転職先で得たスキルを生かせる ・在職時にトラブルを起こしていない

出戻りしにくい退職理由

出戻り社員として採用しにくい退職理由として筆頭で挙がるのは「他にやりたいことができた」です。他にやりたいことができたから辞めたのになんで出戻りしたいの?となるでしょう。採用する側は一度辞めた社員がまた辞めるのでは?と疑っている場合もあります。出戻りをする場合は辞めるリスクが少ないと理解してもらうことからスタートだと思ってください。

志望動機の書き方

元いた会社に出戻りする時にももちろん志望動機は必要。しかし、どういった志望理由を描けばいいのか悩む人もいるかと思います。そこで大まかではありますが、志望理由をケースに合わせて紹介します。

結婚・出産・介護などが理由の場合

これは志望理由を書きやすいです。社外での事情によって退職しなくてはならなかったので理由も明確ですので、事情が変わったので出戻りしたいと告げるのが一番重要になります。それと併せて現在の状況も伝えておけば担当者の理解を得やすいでしょう。

それ以外の退職理由

先ずは志望理由は他の企業と同じように会社の魅力を伝えることから始めましょう。元々いた会社ですから魅力は他の転職希望者よりも具体的に書けるはずです。それに加えて出戻りをならではの志望理由として、転職後に気づいた会社の魅力を伝えるのもいいでしょう。

重要なのは出戻りしたい理由を明確に伝えることです。その時に「転職先の給料が安かった」「転職先の人間関係が上手くいかなかった」といった理由を伝えるのは止めましょう。ネガティブな理由を書かれると、同じ理由でまた辞めていくと疑います。出戻りなのを忘れてはいけません。

他に出戻り社員が志望理由を書く際に書いておいた方がいいことは「出戻りをして何ができるか」を伝えることです。転職先で身につけたスキルはもちろん、失敗経験でもそれをどう活かしていくかを具体的に述べることが大事です。転職先で自分が成長したことをしっかりと伝えましょう。

元いたことをアピールしすぎないことも大事です。出戻りですので会社の内情は他の転職希望者よりも通じているのは当たり前です。だからといって出戻りをアピールしすぎるのは危険といえるでしょう。あなたがいない間に会社のシステムなどが変わっている可能性もありますので、出戻りしたいならばアピールはほどほどにしておきましょう。

出戻り社員の成功例

成功例1

上にも書いたように横浜銀行では出戻り社員の再雇用を制度化しており、それを利用して戻ってきた社員もいるので紹介します。畑違いの仕事をやってみたかったという理由で退職し出版業界に転職。1年半後出戻り社員制度を利用して戻ってきました。

出戻りをした理由は「銀行員としてもう一度勝負してみたかった。銀行の仕事が好きだった」とのこと。退職前と違う支店ですが、待遇は退職前と同じ。周りとも上手くやっていて、周りの人は「自分たちの会社は辞めても、戻ってきたい会社なんだ」と自社を見直す言葉もあったそうです。

成功例2

エン・ジャパンでも出戻り社員の例があります。新卒で入社した女性社員が社内の組織改編が重なり、退職を決意。大手ネット企業で働くことにしました。そこでもキャリアを重ねて、様々な経験を積み、本人も「人生で一番働いた」そうですが、エン・ジャパンへ復帰を決めました。

エン・ジャパンでも出戻り社員の受け入れを制度化していたことと、退職してからも社員との交流があり、社内のことを間接的に知っていて、社内の組織や空気が変わったこと、外から見てエン・ジャパンの魅力に気づき、制度を利用して出戻りをしました。戻ってから他社で経験したことを活かして、新しい事業部で活躍をしているとのこと。

成功例3

大阪を中心にスイーツ店など100店以上展開している白ハト食品工業は、出戻り社員の受け入れを行った時に、面白い事を行いました。なんと元部下が面接官なんです。そこをクリアしない出戻り社員として受け入れません。

7年前に営業部長だった方が面接を受けた時にはこんな事を言われたそうです。 「なぜあなたは、私たちを捨てて辞めたのですか?」 「あなたは辞めてから、どういう風に変わりましたか?」 「あなたが戻ってくることで、私たちにどんなメリットがありますか?」

これらに対して、率直に謝罪。自分の思いを伝えて、元部下も納得。面接をクリアして現在はエリアマネージャーとして活躍中。前職が飲食店経営だったそうで、その経験が役に立ち、人材育成も行っています。彼と一緒に働きたい!という声も出ているくらいです。

元部下との面接には上記3つの事を聞いた理由は出戻り社員を戻す時に現場の反発を招く恐れがあるのを考慮したのでしょう。経営側から見れば、出戻り社員は新卒でも中途採用でも社内の仕事を教えるためにコストがかかりますし、本人が慣れるまで時間がかかる場合もあります。

出戻り社員ならばそれを大幅にカットができて、人となりもわかっているから安心できますが、ずっと働き続けた社員の反発もあるでしょうし、納得できない人がいて当然です。この方法は、そうした声を上手く収めるために行った例といえます。

出戻り社員が失敗するときは?

成功例をご紹介しましたが、失敗例ももちろんあります。ここでは具体例よりも、こうした言動や行動が出戻りを失敗してしまう共通項があるのでご覧ください。先ほど紹介したように元々いた社員のモチベーションの低下です。特に待遇が良い場合は、気を付ける必要があるでしょう。

次は社内の変化についていけない事があります。退職していた間に組織改編などを行っていた場合、前と同じやり方をしてダメだったというケースがあります。 そうした事が続くと成果を上げるのは難しくなるので、出戻りの意識を捨てて新たに教わる気持ちで周りに接しましょう。

出戻りをする場合に重要なのが退職時の人間関係です。 ただでさえ風当たりが強い出戻り社員はそれに耐えられずまた退職をする例も後を絶ちません。 出戻りをする時に当時の人間関係を良く思い出して、当時よりも悪くなることが確実だと思っておきましょう

出戻り社員の挨拶

出戻りをした時でも新入社員同様挨拶をします。その時にどんな挨拶をするかで印象が決まります。これは新しい会社と同じです。むしろ新しい会社よりもしっかりと挨拶をしないと受け入れてもらえないこともあります。

先ずは、新たに学ぶという気持ちを示すのが大事です。出戻り社員は人となりを知られてるからこそ、「どんな顔して挨拶をするのか?」といい意味でも、悪い意味でも注目されます。 そこで謙虚さが見えないと、何のために戻ってきたの?と思われ、反発を招く恐れが出てくるのです。

出戻り社員の印象

出戻り社員は制度化している会社ならば、元いた社員も受け入れやすいですが、制度化していない場合、納得できない社員が必ず出てくるでしょう。 その為風当たりは強くなる恐れがありますが、仕事や態度で周りの人が受け入れやすくなるように努める必要が出てきます。

実際に出戻り社員の受け入れを制度化している会社はエン・ジャパンのアンケート結果によると僅か5%でわからないという回答が83%。成功例は制度化しているところが多く、転職が当たり前になった現在でも、元いた会社に出戻るのは、ハードルがまだ高いようです。

出戻り社員の需要は出てくるか?

これから会社は人材の確保が重要にになってくるでしょう。若い人は数が少なく、売り手市場になっています。若手以外の人材確保の手段としてこれから出戻り社員でも受け入れる企業が増えてくるかもしれません。

経営者にとっては出戻り社員はメリットが大きい部分はありますが、現場にとっては心情的に受け入れられないというケースもあるので、出戻りをする時は元いた会社のリサーチが重要でしょう。

例えば社員と繋がっているならば今の状況を聞いたり、現状把握に努めて、出戻りをしたいという意思を示したうえで、新入社員と同じ気持ちで戻り、新たに学んでいく姿勢がいいように思えます

志望動機が内定へのカギ

この応募者、スキルは高いが、志望動機が弱いからすぐに辞めそう」 転職時の採用担当者にとって志望動機は「採用するかしないか」の最後のひと押し。志望動機がしっかりしているかどうかで、合否が大きく変わってきます。 各企業の欲しい人材像に合わせて、自分の持っている動機を合わせるには、企業の文化や採用時の癖を知ることが重要です。そのようなネットでは手に入らない情報を持っているのが「転職エージェント」。転職エージェントは、志望動機や職務経歴書など、各企業へのアピールポイントを教えてくれます。 どの転職エージェントを使えばわからないという人は、Mayonezが口コミから調べた転職エージェントランキングをチェックしましょう!

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