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技術士補の試験内容と難易度・対策法|試験の免除制度はある?

初回公開日:2017年03月05日

更新日:2017年05月30日

記載されている内容は2017年03月05日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

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資格・検定

皆さんは「技術士補試験」というものをご存知ですか? おそらく「技術士補試験」のことをここで初めて耳にしたという人も少なくないのではないでしょうか。実は、「技術士補試験」とは非常に需要が高い国家資格試験の一つなんです。今回は「技術士補試験」について見ていきます。

「技術士補試験」とは

皆さんは、「技術士補試験」というものをご存知ですか? おそらく、「技術士補試験って何?」と思っている方がほとんどだと思います。また、もし一度でも耳にしたことがあったとしても、「技術士補試験」がどのようなものなのかまでは、あまりイメージが湧かないと思います。 今回は、そんな「技術士補試験」について皆さんにご紹介していきたいと思います。とはいっても、いきなり「技術士補試験」に関する話をするのではなく、まずは「技術士補」というもの一体何なのかについて見て行きましょう。

「技術士」とは「高度な技術力を持った技術者の称号」

では早速ですが、「技術士補」というものが一体何なのかについて見て行きましょう。 まず「技術士」というのは、簡単に言うと、国から与えられる「高度な技術力を持った技術者の称号」のことです。 「技術士試験」というのは、そもそも国家資格試験出会って、この「技術士」の資格を取得することで、その取得者は科学技術に関する専門的な知識や高度な応用能力を備えていることを国から認定されます。 つまり、「技術士補」というのは、「技術士となるのに必要な技能を修習するため、法定の登録を受け、技術士補の名称を用いて、技術士の業務について技術士を補助する者」のことです。 「技術士補試験」は、将来的に「技術士」を目指すものにとっては、最も身近な国家資格となっています。

「技術士・技術士補」の主な業務は「コンサルタント」

では、「技術士」や「技術士補」は具体的にどのような仕事をこなしているのでしょうか?今度は、その主な業務内容について少し触れてみたいと思います。 以下に「技術士・技術士補」の主な業務内容をいくつか挙げてみました。 ・公共事業の事前調査・計画・設計監理 ・地方公共団体の業務監査のための技術調査・評価 ・裁判所、損保機関等の技術調査・鑑定 ・地方自治体が推進する中小企業向け技術相談等への協力 ・中小企業を中心とする企業に対する技術指導、技術調査・研究、技術評価等 ・大企業の先端技術に関する相談 ・開発途上国への技術指導 ・銀行の融資対象等の技術調査・評価 ここまでに挙げた「技術士」や「技術士補」の仕事例からもわかるように、「技術士」や「技術士補」の主な業務は、「技術コンサルタント」です。 「技術士」や「技術士補」は、よく「建築士」と混同されがちですが、建築基準法では建築・建築設備に関わる設計などは「建築士」の独占業務とされており、これに関して「技術士」は行なえないことになっています。 そのため、「技術士」や「技術士補」に期待される役割は「指導の業務」です。 実際に、「技術士・技術士補」全体のおよそ84パーセントが、一般企業やコンサルティング会社に勤務しています。また、およそ8パーセントは技術士事務所を開業して独立技術コンサルタントとなっています。 つまり、「技術士・技術士補」は、各企業が取り組んでいる業務に対して、その専門的な知識を生かし、科学的な技術面からアドバイスをしたり、相談に乗ることを主な仕事としています。

「技術士補試験」の申し込み方法

ここまでで、「技術士補」がどんなものなのかについて何となくわかってきたところで、今度は今回のテーマでもある「技術士補試験」について見ていきたいと思います。 まず初めは、「技術士補試験」を受験するときの申し込み方法について紹介していきたいと思います。 最初に言っておくと、「技術士補」登録を行うために受験し合格しなければならない、「第一次技術士試験(技術士補試験)」は、基本的に10月の中旬に実施されるので、例年では、だいたい6月下旬~7月初週の期間中に申し込み書類を公益社団法人日本技術士会宛てに提出する必要があります。 受験資格は特にないため、年齢や学歴などに関係なく誰でも申し込みが可能です。 ちなみに、「第一次技術士試験(技術士補試験)」の受験料は11,000円となっています。

「技術士補試験」の免除制度

「技術士補試験」には、特定の条件を満たせば一部問題を受験しなくて済む、免除制度が存在します。以下に、「技術士補試験」の免除制度をまとめておきます。 平成14年度以前に、第一次試験の合格を経ずに第二次試験に合格している場合は、 次のように試験科目が免除されます。 ※1 合格している技術部門と同一の技術部門で第一次試験を受験する場合は、 基礎科目、専門科目が免除(適性科目のみ受験) ※2 合格している技術部門以外の技術部門で第一次試験を受験する場合は、 基礎科目が免除(適性科目、専門科目を受験)

「技術士補試験」の難易度

続いて、皆さんが最も気になっているであろう、「技術士補試験」の難易度について見ていきたいと思います。 まずは、「技術士補試験」の実際の合格率という観点から難易度がどれくらいなのかを考えて行きましょう。

「技術士補試験」の合格率はだいたい14~16パーセント

では早速ですが、「技術士補試験」の難易度について、実際の合格率から考えて行きましょう。 まず「技術士補試験」の合格率は、例年の受験者と合格者の比率から見てみると、平均でだいたい14パーセント~16パーセントとなっています。 他の国家資格試験と比べてみると、国家資格試験全体の合格率の平均がだいたい」20パーセント前後程度なので、「技術士補試験」の合格率である14パーセント~16パーセントというのは、難易度的に若干難しいと言えますね。

「技術士補試験」の試験科目

次に、「技術士補試験」の試験科目について見ていきたいと思います。 まず、「技術士補試験」は<共通科目>と<専門科目>の二つの科目に分かれています。 最初の<共通科目>では、数学、物理学、化学、生物学、地学の中から2科目を選択します。 そして二つ目の<専門科目>では、下記の19技術部門の中から1技術部門を選択して受験します。 1.機械部門 機械 機械加工及び加工機 原動機 精密機械 鉄道車両及び自動車 化学機械 流体機械 建設、鉱山、荷役及び運搬機械 産業機械 暖冷房及び冷凍機械 機械設備 2.船舶部門 船舶 船体、造船工作及び造船設備 舶用機械 3.航空・宇宙部門 航空・宇宙 機体 航行援助施設 宇宙環境利用 4.電気・電子部門 電気・電子 発送配変電 電気応用 電子応用 情報通信 電気設備 5.化学部門 化学 セラミックス及び無機化学製品 有機化学製品 燃料及び潤滑油 高分子製品 化学装置及び設備 6.繊維部門 繊維 紡糸、製糸、紡績及び製布 繊維加工 縫製 7.金属部門 金属 鉄鋼生産システム 非鉄生産システム 金属材料 表面技術 金属加工 8.資源工学部門 資源工学 金属及び非金属鉱業 石炭、石油及び天然ガス鉱業 9.建設部門 建設 土質及び基礎 鋼構造及びコンクリート 都市及び地方計画 河川、砂防及び海岸 港湾及び空港 電力土木 道路 鉄道 トンネル 施工計画、施工設備及び積算 建設環境 10.水道部門 水道 11.衛生工学部門 衛生工学 水質管理 廃棄物処理 空気調和施設 建築環境施設 廃棄物管理計画 12.農業部門 農業 畜産 農芸化学 農業土木 農業及び蚕糸 地域農業開発計画 農村環境 13.林業部門 林業 林業 森林土木 林産 14.水産部門 水産 漁業及び増養殖 水産加工 水産土木 水産水域環境 15.経営工学部門 経営工学 工場計画 生産管理 品質管理 包装及び物流 プロジェクト・エンジニアリング 16.情報工学部門 情報工学 情報システム 情報数理及び知識処理 情報応用 電子計算機システム 17.応用理学部門 応用理学 物理及び化学 地球物理及び地球化学 地質 18.生物工学部門 生物工学 生物利用技術 生体成分利用技術 19.環境部門 環境 環境保全計画 環境測定 自然環境保全 ご覧の通り、「技術士補試験」の試験科目は、非常に数が多く、学習しなければならない専門分野は幅広いです。そのため、試験勉強をする際に勉強しなければならず、身につけるべき知識の量が膨大であるという点も、「技術士補試験」が他の国家資格試験と比べて、難易度が高い原因の一つです。

「技術士補試験」の対策は効率重視

最後に、そんな難易度の高い「技術士補試験」の対策方法をご紹介したいと思います。 先ほども言ったように、「技術士補試験」の難易度が高くなってしまう一番の要因は、受験までに習得しなければならない専門的な知識の量が非常に多いという点にあります。 そのため、まず最初にしなければならに対策はというと、学習の効率をいかにして上げることができるかを考えることです。 無駄なく勉強をし、効率よく知識を見つける学習方法を見出すことが、「技術士補試験」の合格への一番の近道となるでしょう。

「技術士補試験」は難易度が高めだが、その分需要が高い

いかがでしたでしょうか? 今回は、「技術士補試験」について様々な観点から考察してみました。 「技術士補試験」は、資格取得が困難で、難易度は高いです。しかし、その分「技術士補試験」の需要は非常に高く、取得していることで、多くのメリットをもたらすことは間違いないでしょう。

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