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自衛官の給料平均・階級別給料・手取り|高卒/大卒での違い

業界・企業研究

自衛官は日々日本の平和のために働いております。毎日厳しい訓練を行っておりますが、自衛官はどれくらい給料を貰っているのでしょうか。自衛官として働く上で高い給料を貰うために必要なものは一体何なのでしょうか。自衛官の給料について詳しく見ていきましょう。

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自衛官は国家公務員

自衛官は日本の平和のために、日々厳しい訓練を積み重ねております。そのため、仕事内容的には精神的・肉体的共にとても大変なものです。 反面、自衛官は国家公務員であるため、安定した給料が魅力となっております。 自衛官は防衛省の職員であり、特別職の国家公務員に分類されます。その仕事は他国が日本に武力行使をしてきた場合はその脅威から日本を守るというのが主なものとなっております。また、近年では海外派遣が行われ、海外の戦地へ行き復興支援等を行っております。いつ自分の身に危険が及ぶかわからない仕事なのです。自衛官の任務は命がけと言えます。そのため、一般公務員よりも給料が高めに設定されております。 仕事は責任が大きくとても大変ですが、国家公務員という身分と、一般公務員よりも高い安定した給料が非常に魅力的な職業です。

自衛官の給料は学歴ではさほど左右されない

一般の企業では最終学歴により給料の額に差が生じ、高学歴であるほど給料が高くなっていきます。 しかし、自衛官の場合は学歴による給料の差は多少はあれど、目に見える程の差はありません。同時期に入隊をした高卒隊員と大卒隊員の給料を比較しても差はほぼないのです。 むしろ、同い年で高卒直後に入隊した人と大卒直後に入隊した人とで給料を比較してみても高卒で入隊した人の方が多く給料を貰っているケースも多々見られます。 自衛官の場合は、何を基準に給料の差が出てくるのでしょうか。

自衛官の給料は階級がものを言う

自衛官の世界では、高収入を得るために重要となるものは学歴ではありません。階級がどこまで上がれるのかが重要となっていきます。すなわち、自衛官の給料は階級によって決められているのです。 階級を上げるためには、定期的に実施される昇格試験等を受け、それに合格をしなければなりません。長く自衛官をやっているからといって自動的に昇格するものではありません。何もしなければいつまでたっても階級は変わらず、給料も大きく変わる事はありません。 また、士階級と呼ばれる階層は任期が決められており、昇格試験を受けずに任期が過ぎると自衛官として継続して働く事が出来なくなります。そのため、自衛官として働くには階級が最も重要なものであると言えます。

自衛官としてのスタートは入隊の仕方によって変わる

自衛官は学歴よりも、どのようにして自衛隊に入隊したのかが重要となってきます。すなわち、自衛官としてのスタートの仕方によって給料やその後の昇格が変わっていくのです。自衛隊への入隊の仕方と、そのスタートの仕方によってどのように変わっていくのかを詳しく見ていきましょう。

自衛官候補生

自衛官候補生とは、任期制隊員として入隊をするという方法です。わかりやすく言えば契約社員と同じようなものです。契約期間中は自衛官として働き、任期が終われば退職という形になります。応募条件は『18歳以上27歳未満』というもののみで、その他学歴や性別等は問われません。すなわち、体力のある若い人達を入れ替えでたくさん集める採用方法であります。 当然この入隊方法で入った場合は階級が士階級となり、何もない限りは士階級のトップである士長まで昇進できます。自衛官候補生から昇格試験を受けて合格をすれば終身雇用となる曹階級へ昇進する事も可能ですが、そのような事をしなければ任期が来たら退職となります。 自衛官候補生は任期が決められている代わりに、決められてた年数まで勤めていたら任期満了金を貰う事が出来ます。その支給額は、1任期満了(2年)で約54万円、2任期満了(4年)で約137万円、3任期満了(6年)で約110万円となっております。任期毎に満了金が貰えますので、4年勤めて退職した場合は約191万円の任期満了金を貰う事が出来ます。

一般曹候補生

一般曹候補生は将来曹階級になる事を前提とし訓練される非任期制の隊員です。スタートは士階級からとなります。しかし、曹階級になる事を前提としておりますので、自衛官候補生とは異なり任期というものはありません。 一般曹候補生全員が曹階級になれるという訳ではありません。昇格試験に合格をしなければならないのです。試験に合格が出来ず、曹階級への昇格が見込めない場合は一般曹候補生としての資格がなくなってしまいます。つまり、退職を余儀なくされてしまいます。そうなってしまった場合、自衛官候補生とは異なり任期満了金は支払われません。一般曹候補生として生き残るには、昇格試験への合格が必須となります。 ただし、曹階級になるための訓練を受けている分、自衛官候補生より曹階級への昇格試験が受かりやすくなります。

一般幹部候補生及び防衛大学卒

一般幹部候補生は、尉階級以上の自衛官幹部になるために教育や訓練を幹部候補生学校にて受け、卒業後は尉階級の最下位である3尉からスタートします。つまり、一般幹部候補生とは自衛官幹部になる事を前提にその教育を受ける学生の事です。幹部候補生学校は1年ほどで卒業となります。その後は3尉として働き始める形となりますので、自衛官候補生や一般曹候補生として入隊してきた人達と比べても給料に差が生じます。 一般幹部候補生の募集条件は『22歳以上26歳未満(修士課程就業者等は28歳未満)の者』となっており、学歴や性別は問われません。しかし、試験内容は大卒程度のものとなっているため、非常に難関となっております。防衛大学校卒業者も幹部候補生学校へ入校する事が出来、卒業後は幹部として自衛隊で働く事が出来ます。 曹階級からも選抜試験を受け、それに合格すると幹部候補生学校の入校が出来るようになり、卒業をすると幹部になる事が出来ます。しかし、曹階級から幹部になるのと、一般幹部候補生及び防衛大卒からとでは幹部としてのスタートに大きな差があります。 最初から自衛官幹部を目指すのであれば、一般幹部候補生になるのが近道となります。

階級別で見る給料平均

自衛官の給料は階級によって大きく変わりますが、階級の違いによってどれほどの差が生じてくるのでしょうか。 各階級の平均給料を詳しく見ていきましょう。

士階級の平均給料

士階級は自衛隊の階級の中で最も下位ですので、当然ながら給料も最も低いものとなっております。 士階級は士長、1士、2士の3階級に分けられております。この3階級の基本給月額の平均は以下のようになっております。 ・士長:17万円~24万円 ・1士:18万円~19万円 ・2士:16万円~17万円 士階級の平均総支給額は基本給月額約20万円程度です。これに手当等が付き、年収にして約300万円ほどとなっております。 平均的に見ると一般的なサラリーマンとさほど大差はないと言えます。

曹階級の平均給料

曹階級は下士官と呼ばれ、曹長、1曹、2曹、3曹の4階級に分けられております。この階級以降は非任期となり、終身雇用となります。 自衛官の給料は勤続年数によってもその額が変わるので同じ階級でも給料の幅が広がるので平均を出すのは多少難しいところがありますが、大方以下のようになっております。 ・曹長:22万円~43万円 ・1曹:22万円~42万円 ・2曹:21万円~39万円 ・3曹:19万円~31万円 手当等を含めて年収にすると約400万円~600万円となります。非常に安定した収入となり、更には終身雇用となるため、曹階級以上となれば非常に魅力的となります。 定年まで曹階級として勤めていれば、最終年収は600万円~650万円となります。

准尉の平均給料

准尉とは、尉階級の下かつ曹階級の上に位置している階級です。『尉』とついておりますが、幹部ではありません。ただし、例外的に海上自衛隊のみは幹部に含まれております。役割的には幹部の補佐というよりも、曹階級を取りまとめるといった側面が強いです。 准将の基本給月額の平均は23万円~45万円です。曹長よりも若干多い程度といえます。

尉官の平均給料

自衛隊では尉階級以上が幹部とされております。尉階級は幹部クラスの最下位です。尉階級は1尉から3尉までの3つの階級に分かれております。それぞれの基本給月額は以下のようになっております。 ・1尉:27万円~46万円 ・2尉:25万円~45万円 ・3尉:23万円~44万円 一般幹部候補生及び防衛大学校卒の隊員は3尉からのスタートとなります。3尉からスタートした場合の基本給月額は約23万円からとなりますので、2士からスタートをした隊員と比較をしてもその差は歴然です。 一般幹部候補等からスタートした隊員であればこの階級はトントン拍子で上がっていくため、同階級での給料の差は曹階級のそれと比較をしても大きくありません。 叩き上げで曹階級から幹部になった場合、1尉で定年となる人がほとんどです。

佐官の平均給料

尉階級の1つ上にあたるのが佐階級です。佐階級は1佐から3佐までの3階級があります。それぞれの給料は、 ・1佐:40万円~56万円 ・2佐:35万円~50万円 ・3佐:32万円~48万円 となっております。 1佐は団、2佐は大隊、3佐は中隊を統括する役割を担っております。それだけに給料も高くなるだけではなく、階級ごとの給料の幅も広がっております。1佐で定年となった場合の最終平均年収は750万円~800万円ほどとなっております。 ちなみに、一般幹部候補生等はそのほとんどが1佐もしくは2佐が定年時の階級となっております。

将官の平均給料

この階級は自衛隊の中でもトップに君臨し、自衛隊の中でも数十人程度しかおりません。全自衛官のトップである統合幕僚長、陸・海・空それぞれのトップである陸・海・空幕僚長、中将に当たる陸将・海将・空将、少将に当たる将補に分かれております。 ・陸・海・空幕僚長:160万円~200万円 ・陸将・海将・空将:72万円~120万円 ・将補:52万円~91万円 当然佐階級よりも給料の差が大きくなっております。 ここまで来ると一般企業での社長や取締役と同等の給料と言えます。国を守る自衛隊を背負っている方々なので、これくらいの給料でも当然と言えるでしょう。

自衛官は勤続年数による昇給もある

自衛官の給料が上がる要素として、昇格だけではなく号俸というものがあります。号俸は長く勤めれば勤めるほど上がっていき、それに合わせて基本給も上がっていくというものです。 階級によって多少変動はしますが、号俸が1つ上がる毎に1500円から2000円の間程の金額がアップします。 号俸が上がる時期は1月1日の年1回となっており、基本は1回につき号俸が4つ上がる仕組みとなっております。勤務成績が良いと6号、さらに良いと一気に8号上がる場合もあります。一度上がった号棒は下がる事がないので、一度8号棒上がるとその年だけではなく継続されます。 このため、勤続年数が長ければ長いほど基本給が上がっていくのです。

自衛官は基本給の他に様々な手当がつく

自衛官も一般の企業や公務員と同様、基本給以外にもボーナスや扶養手当などといった様々な手当が付きます。 自衛官は危険な業務も伴っているため、他の企業や公務員よりも手当の数が充実しているのが特徴です。自衛官特有の手当の一部を紹介していきます。 ・爆発物取扱作業等手当 ・航空作業手当 ・異常圧力内作業等手当 ・落下傘降下作業手当 ・災害派遣等手当 ・除雪手当 ・夜間特殊業務手当 ・海上警備等手当 ・夜間看護等手当 ・感染症看護等手当 ・海外派遣手当 ・南極手当 手当の名前を見ても自衛官の仕事は危険な作業が多いというのがわかりますよね。 基本給が低くてもこれらの手当が付くことによって貰える給料が多くなる事も多々あります。危険作業が伴いますが、この手当も自衛官の給料の魅力と言えるでしょう。

自衛官の年齢別平均年収

自衛官の、全ての階級を合わせた年代別の平均年収は以下のようになっております。 ・20代:300万円~400万円 ・30代:440万円~500万円 ・40代:570万円~620万円 ・50代:770万円 こうして見ると、年代が上がる毎にどんどん年収も上がってきております。階級と号俸が上がっていくと給料も目に見えるほど上がっていくのがわかりますね。

自衛官の給料日

自衛官の給料日は陸・海・空共通して毎月18日となっております。18日が土曜日もしくは日曜日であった場合は金曜日に振り込まれる事になっております。

自衛官になっても積極的に勉強をして昇格を目指そう

いかがでしたでしょうか。 自衛官として働くのに最重要視されるものは給料面でも業務面でも階級という事になります。学歴も大した重要ではなく、自衛官になる過程の方が大事となっております。 2士からスタートした場合、最初は給料が少なくて大変かもしれません。しかし、昇格試験に合格する努力と長く自衛官を勤める事により、その成果は給料として返ってきます。 幹部候補生として入隊を考えている人も、一般の候補生として入隊を考えている人も、入隊後も日々勉強や訓練に力を入れ、昇格試験を積極的に受けてみてはいかがでしょうか。

転職すると給料・年収が上がるってホント?

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