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間違えやすい「要するに」の意味と使い方|要するにを敬語は?

言葉・雑学・歴史

皆さんの周りには、「要するに〜」と何度も何度も使用してくる人はいませんか?「要するに」という言葉は少しラフな言葉に聞こえる方も少なくないと思います。今回は、そんな「要するに」の疑問を解決するために詳しく解説していきたいと思います。

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要するにの意味

会話でも文章でも出会うことが多く、時としてイラつくことがある「要するに」と言う言葉について考えていきましょう。「要するに」の意味は「今まで述べてきたことをまとめれば、かいつまんでいえば、つまり」という意味です。 「要するに」の「要」は元々扇子の根元のまとめの部分を指す言葉で「最も大事な部分、要点、かなめ、物事の締めくくり」を表します。「要するに」をもっと細かく分析すると「今まで言われてきたことの枝葉末節は切り捨てて、重要なのは『要するに~』以下のことのみである。」と言っているわけで、そこへたどり着くまでの過程の中で否定したり抹消している部分が多くあります。そうした部分を「ばっさりと切り捨てるパワー」がある言葉なので、それが相手や周りをイラつかせる原因になるのです。

要するにの使い方・例文

「要するに」を使った例文をご紹介します。 •要するに君は何が言いたいのか? •以上が報告ですが、要するに我々はとても厳しい状況に置かれています。 •要するにA案よりB案の方が良いということですね。 •要するにこの件に関しては見送りと言うことになるのですね。 •...とご説明してきましたが、要するに大切なのはこの点です。 •要するにもうやる気が無いということですね。 •あなたの意見は要するに○○と言うことですね。

要するにの類語と違いについて

要は

「要は」は「要するに」とほぼ同義でそのまま置き換えられます。ただ「要するに私は賛成できません。」を「要は私は賛成できません。」に置き換えると「は」が重なってぎこちない表現になるので「要するに」がベター...などというふうに使い分けをします。

つまり

「つまり」は前に述べた言葉の言い換えに使われるのみで、「要するに」は複数の事項をまとめるという違いがあります。「日本一の景勝と言われる山、つまり富士山は...」というのは正しいですが、これを「要するに富士山は」と言うのは間違いです。

結局

「結局」はいろいろな経過が合った末の結論を表す言葉で、「要するに」と置き換えられることもそうでないこともあります。「結局このような意見にまとまった。」は「紆余曲折の経過を経た末に」ということを表しますが「要するにこのような意見にまとまった」は「複数の意見があったがこのようにまとまった」と言うことを表します。

所詮

「所詮」はいろいろ考えた末に「~にはならない」という否定的な結論に達することです。 「所詮君とは違うのだ。」などと、否定形と共に用いられます。 「要するに君は違うのだ。」とも言えますが、それは「〇〇の点でも、xxの点でも、その他いろいろな点で君とは違うのだ。」ということを表します。

要するにを使用するシチュエーションと5段階失礼度

自分が述べたことに対して使う場合-失礼度0~2

「私が考えることは~~~~で、要するに○○です。」と言う使い方の場合です。自分が述べたことに対して「要するに」と言うのは、大抵の場合問題はありません。単に自分の意見を単純化してまとめているだけなので、枝葉末節を切り捨てようと簡略化しようとそれは勝手です。ただあまり頻繁に「要するに」が登場すると「あなたは頭が良くないから、複雑なことが簡単にわかるようにまとめてあげるね。」といったニュアンスが感じられるようになり、相手をイラつかせます。不必要に「要するに」が発せられると、相手は知性の面で見下されていると感じるようになります。

相手や他人が述べたことに対して使う場合―失礼度3~4

例えば会議で何人かの人が意見を述べている時に割って入って「要するに~ですね。」と言う場合です。今まで意見を述べていた人は、その細部が払拭されてまとめられて「要するに」を言った人の意見にされてしまうのです。 他人の意見の良いとこどりをしてまとめて「肝心な部分はこれです。」と述べた人が最も注目を浴びるのでは、その土台になる意見を述べた人は報われません。そして「要するに」と言われた意見の細かい部分は無価値なものとしてばっさり抹消されています。これは周囲から最も反感を買う「要するに」のパターンです。また相手と会話をしていて相手が言ったことに対して「要するに~ですね。」というのも失礼です。「あなたの言い方はわかりにくいけれど、わかりやすいように言うと~ですね。」と言っているようなものだからです。

目上の人に対して「要するにですね」―失礼度5

今まで述べたように「要するに」は「理解力に欠けるあなたのためにわかりやすく言ってあげますよ。」いうニュアンスを含んでいます。目上の人や顧客に対して使うのはかなり失礼です。「要するにですね。」と敬語の形になっていると、一見丁寧そうですが、慇懃無礼でその失礼度がさらにアップします。上司に何かの報告をするときに頻繁に「要するにですね」を差しはさむのは、相手の理解度に疑問を持っていると受け取られかねません。 この「不快感」を武器にして、嫌な上司にあえて「要するにですね」を連発したり、クレーマーに対応するときに使ったりという裏技もありますが(!)それ以外の場合は要注意ワードです。ちなみに「要するに」は副詞でそれに「です」を付けるのは文法的にも誤りです。

要するにが口癖の人の心理や性格

せっかち

話が長引くと「要するに」を発したがる人は、せっかちで結論を待つことができない人です。 頭の回転が速すぎるために、相手の会話の速度を飛び越えてしまうのです。 反面結論だけを重視しがちで、そこへ到達するまでの経過から情報を拾うのは苦手かもしれません。

自信家

特に知性の面で自分の能力に絶大の自信を持っています。 周りの誰よりも理解力や情報分析力に優れていると自負しています。 「要するに」という自分の意見は、その他の意見よりも一段優位にあると思っています。

自己顕示欲が強い

会議の席などで「要するに」を頻繁に発するのがこのタイプです。 「要するに」をみんなの注目を集める魔法のワードとして使用します。 根は寂しがり屋で幼いのかもしれません。

リーダーシップを取りたがる

どんな時も自分の立場を優位にしようと考えています。 会話の中で「要するに」を使えば瞬時に優位性を確保できるのでこの言葉が大好きです。 複数の意見を取りまとめて「要するに」の意見を作り上げるのがリーダーである自分の役目だと思っています。

その話題を打ち切らせたい

その話題に興味が無い、重要でない、自分に不利であるなどの理由で会話を終わらせたいときに「要するに」を使うことがあります。 「要するに~ですね、はいはい。」という感じで「この話は結論が出たからおしまい。」と幕引きを図ります。

相手を威嚇したり服従させる

相手が自分にとって面白くないことを遠回しに伝えようとしている時に、先手を打って「要するに」以下にショッキングな言葉をつづけると相手を威嚇したり押さえつける効果を発揮します。 「要するに君は私に不満があるのかね。」などと言う風に使います。 相手がオブラードに包んで言おうとしていることを一気にぶちまけてしまうのです。 「いえ、決してそんな意味で言ったのではありません...。」となって、相手はそれ以上のことが言えなくなります。

要するにが口癖の人に対する周りの評価

理屈っぽい

会話でも文章でも「要するに」が頻発されると理屈っぽい印象になります。 とっつきにくい人、というふうに見られます。 「要するに」の中身が伴っていれば知的に見えますが、そうでなければ理屈をこね回すだけの軽い人間に見られがちです。

偉そう

「要するに」と言う言葉は自分は周りより一段高いところにいる、という心理から発せられます。 この言葉が口癖になっている人は大体周りからは「偉そうに。」と思われています。 周りを見下しているとも思われるでしょう。 「要するに」は敵を作りやすい言葉です。

中身が無い

「要するに」と言った先の言葉に説得力が無いと「全然要していない」と思われます。 知性やリーダーシップは「要するに」という言葉だけで認められるものではありません。 内実無しにこの言葉を連発するのは、かえって中身の無さやコンプレックスさらけ出すことになります。

要するにどうすれば良いのか

「要するに」という言葉は必要な言葉ですが、それが含むニュアンスが時として相手をイラつかせます。 特に口癖になると、相手を不快にする口癖のトップランキングに上がるのがこの言葉です。 自分が「要するに」を不必要に発していないか、不適切な場で発していないかを振り返ってみましょう。 何だか周りの目が冷たい、周りが距離を置いている...と感じるときは案外無意識のうちに発している言葉が原因かもしれません。 「要するに」と言う言葉の意味を念頭に置いて、日ごろの言動を振り返ってみることが要するに大切なことです。

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