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更新日:2024年07月24日
いずれ〜、いづれ〜という言葉の使い方をどこかで見たこと聞いたことはありませんか?こちらの言葉は、用途によって使い分けなければいけない言語です。どのような時に使い分けるのでしょうか?今回は、いずれ、いづれについて解説していきます。
目次
ビジネスでよく使われる言葉の一つに「いずれ、いづれ」があります。「いずれご報告します。」「いずれにしてもご連絡ください。」などとさかんに使われます。「いずれ、いづれ」とは「はっきりとは定めずに、またはわからないままに、物・事を言い表すのに使う語」です。「どれ、どちら、どっち」などの意味です。 また「いろいろな過程を経た上での結果。いずれにしても、結局。」さらに「あまり遠くない将来。そのうちに」などを意味します。「いずれ、いづれ」は空間的にも時間的にも曖昧な幅を表し、「いずれ、いづれ」のその中でチョイスがあることを示す言葉です。
「いずれ、いづれ」は漢字では「何れ」「孰れ」と表記されます。「何れ」は日本の多くの古文書に使われた表記で、以下のような例があります。「何れを見ても山家育ち」(誰を見ても田舎育ち)「菅原伝授手習鑑」「孰れ」は漢文に用いられていた言葉で、「何れ」の方が日本的な表記です。「孰れ」の例としては「孫子兵法」に「...曰主孰有道、将孰有能、...」とありますが、これは「曰く、主いずれか有道なる、将いずれか有能なる」と読み、「どちらの君主が道徳心があるか、どちらの将が有能か」という意味です。今日では「何れ」はよく使われますが「孰れ」はあまり使われません。
「いずれか」は、多くある中で「どれが○○か?、どちらが○○か?」という意味に用いられます。英語の「or」の意味です。例としては「本物はいずれか教えてください。」などと使います。 昔は「どれもこれも」「どちらも」(英語のand)と言う意味に用いられることがありましたが、現代ではあまり使いません。
「いずれも」は、多くある中で「どれもこれも、どちらも」と言う意味に用いられます。 英語の「and」です。「誰もかれも、皆、一同。それぞれ」など人に対して用いられることも多いです。例としては「AもBもいずれも正解です。」「いずれも甲乙つけがたい。」「こちらはいずれも元気でやっています。」などがあります。
「いずれは」は「いつかは、やがては、いつの日か、いつの時代か、将来は、未来には、ゆくゆくは」などを表します。「いずれは別れることになるだろう。」「いずれは回復するだろう。」と言うふうに使います。
「いずれにしても」は「どちらを選ぶにしても、事情がどうあろうとも、どっちみち」という意味です。例としては「いずれにしても本日中にご連絡します。」などと使います。「いずれにしても」「いずれにせよ」は「それはさておき」「ともかく」という意味に、話の筋や展開を変えるときに用いられることもあります。
「どれもこれも優れていて見劣りしない」と言う意味です。「学生たちはいずれ劣らぬ秀才ぞろいでした。」というふうに使います。
「比較してもどちらがどう優れているとは言い難い、取り立てて優劣が無い。」と言う意味です。「いずれとなし」とも言われます。 例として「何れとも無し素晴らしい作品でした。」と使います。
記載されている内容は2017年03月15日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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