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ダブルチェックの意味と効果|クロスチェックとの違い・医療で使う?

更新日:2020年11月19日

言葉の意味

うっかりミスを防ぐことで、大きな事故につながる要素を未然につぶす。そんな確認方法がダブルチェックとクロスチェックです。この記事では、ダブルチェックとクロスチェックそれぞれについて解説し、またヒューマンエラーとの関係についても簡単に解説します。

仕事の精度を上げる! ダブルチェックの意味と効果

仕事でミスが発生して、結局リカバーに時間を使ってしまった、なんていう経験、たいていの方がお持ちではないかと思います。今回は、その中でもうっかりミスを減らすための方法として、ダブルチェックについて解説します。

ダブルチェックの意味

ダブルチェックとは「複数人が同じ内容を確認すること」です。納品前のソースコードに、ささいなスペルミスでバグを作ってしまうことってあると思います。もちろん開発業務でなくても、うっかり電源を落としてしまったとか、ケーブルの配線を間違えたなんていうことも。供給電源のプラスとマイナスを間違えて装置をショートさせてしまったりするとこれはもう大惨事ですよね。 こういう間違えてはいけない、ミスが許されない場面で、最後の手段として使われているのがダブルチェックです。例えば、ソースコードにミスがないか自分で確認したら、別の人にも同じくソースコードを見てもらうことをダブルチェックと呼びます。

ダブルチェックの効果

ダブルチェックを用いる場面によってその効果はだいぶ変わってきますが、事故防止から時間節約まで、効き目のある範囲は大変広いです。例えば、患者Aさんと患者Bさんが目の前にいるとします。患者Aさんには薬Aを、患者Bさんには薬Bを注射しなければならないのですが、薬を取り違えた場合、効き目がまったくありません。こういう場合、患者Aさんに薬Aを注射する前に、自分でも薬の銘柄を確認し、そばに同僚などがいれば同じく確認をお願いしますよね。 これがダブルチェックです。上記の例の場合、医療事故を未然に防ぐという効果が期待できます。医療現場ほどクリティカルではないにしろ、一般的な仕事でもダブルチェックをする効果はあります。1人で仕上げた仕事のミスや間違いを防ぐことで、修正・訂正・やり直しなどの後戻り工数を減らすことができるのです。ダブルチェックの効果として時間節約が期待できる一例です。

ダブルチェックの方法

ダブルチェックのやり方ですが、とても簡単です。確認したい箇所、確認すべき箇所を一度自分で確認し、そのあと別の人にもその確認箇所を確認してもらって間違いがないことを確かめてもらえばいいのです。   ただし、お互いに確認しあうことで、かえってチェックがいい加減になることもあります。「あなたが確認していれば大丈夫でしょ」とざっと流して見るのをお互いにやっていてはあまり意味はありません。ダブルチェックを頼まれたら、よく注意を払って、粗さがしをするつもりで確認しましょう。

似ているようで違う! ダブルチェックとクロスチェック

ここまでダブルチェックについて解説してきましたが、先輩などから「これクロスチェックお願い!」と言われて二人で確認したこと、ありませんか? ここではダブルチェックとクロスチェックの違いについて解説します。

クロスチェックの意味

クロスチェックとは「やりかたや観点を変えて確認・検証すること」です。例えば、プログラムが完成したときに一度ソースコードを上から下まで確認したのち、一度コンパイルして出力結果が正しいものか確認してみる、というやり方をクロスチェックといいます。この場合ですと、  1)ソースコードの確認  2)出力結果の確認 という別々の観点から確認していることになりますよね。

ダブルチェックとクロスチェックの違い

ダブルチェックとクロスチェックの違いは、異なる観点でチェックしたかどうかです。ダブルチェックの場合、例えば先ほどのプログラムの例ですと、自分でソースコードの確認をしたあと、別の人にもう一度ソースコードを確認してもらうことを指します。つまり、確認方法や箇所は同じで、それを別の人にやってもらうことをダブルチェックと言っています。 いっぽうのクロスチェックでは、別の人に確認してもらったかどうかは問いません。先ほどのプログラムの例であれば、ソースコードの確認と出力結果の確認は自分ひとりでやってもクロスチェックと言えるのです。

医療・看護の現場でも使われるダブルチェック

うっかりミスが重大な事故につながる現場といえば、医療・看護の現場ですね。点滴ひとつ取り違えるだけで人命に関わる厳しい現場。そこでもダブルチェックが活用されています。ここでは、ダブルチェックとヒューマンエラーについて解説します。

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初回公開日:2017年03月06日

記載されている内容は2017年03月06日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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