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更新日:2024年08月11日
ビジネスシーンで日常的に使う「兼ね合い」という言葉、あなたは正しく意味を理解していますか?「兼ね合い」の正しい意味や語源から、例文、英語表現まで、この記事で詳しく解説していきます。「兼ね合い」を正しく使いこなせるビジネスマンになりましょう!
「バランス」には「釣り合い」「均衡」「調和」といった意味があります。そもそも「兼ね合い」は、バランスを見て意見の仲立ちをするシーンで活用される言葉のため、ほぼ同義となります。カタカナで表現したい場面では、「バランス」と言い換えると良いでしょう。 なお、英語の名詞としての「balance」は「落ち着き」「平静」といった意味も含みます。日本語の「兼ね合い」にはこのようなニュアンスは含みませんので、注意しましょう。
「均衡」は、「きんこう」と読みます。意味は「2つ、それ以上の物事の間で力や重さなどで釣り合いが上手い具合で取れている」です。 力や数、量、重さなど数値の面において平均が取れているさまを表し、「均衡を取る」や「均衡を保つ」といったように使用します。
「均勢」は「きんせい」と読み、「複数の勢力のつりあいがとれていること」という意味をもちます。 社会的な集団など「勢力」においての力のバランスを表し、「均勢を保つ」「均勢を破る」といったように使用します。
「釣り合い」は「つりあい」と読み、「兼ね合い」「バランス」といった意味に加えて、2つ以上の力が物体に働いたとしても、その物体の運動状態は、変化しないといった意味もあわせもちます。 「釣り合いが悪い」「釣り合いがとれない」といったネガティブな用例がある言葉ですので、取引先や目上の方、上司に対しては間違いで使用しないよう、使うシーンを注意しましょう。
「折り合い」は「おりあい」と読み、「譲り合って解決すること」や「人と人との関係、仲」といった意味をもちます。 「兼ね合いをつける」と「折り合いをつける」は似たような表現ではありますが、「兼ね合いをつける」は異なる2つの状況を見てうまく落としどころをつけるような意味になるのに対し、「折り合いをつける」は異なる2つの状況を譲り合い解決する意味となります。 似た言葉でもニュアンスが異なりますので、使用するシーンは使い分けましょう。
兼ね合いの対義語は「不釣り合い」「不均衡」「アンバランス」「不整合」「不相応」といった言葉です。 どれも、釣り合いやバランスが取れていないさまを表します。
では、英語でのメール送信やビジネス英会話、翻訳などをする際に、「兼ね合い」はどのように英訳すれば良いのでしょうか。今回はいくつかの英語での言い回しを紹介します。
「find a good balance」は直訳すると「(良い)バランスをとる」という意味です。調整のうえで良い兼ね合いとなる具合を見つけるといったニュアンスを伝えることができるでしょう。
「balance between A and B」は直訳すると「AとBの間での釣り合い」という意味です。 「balance between」は汎用性が高く、「balance between cost and quality(コストと品質のバランス)」、「balance between performance and price(製品などの性能と価格のバランス)」など、ビジネスシーンでの二項対立を簡潔に表現することが可能です。
記載されている内容は2017年03月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。
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