IT人材のためのキャリアライフスタイルマガジン

句読点の使い方と例・括弧「」()を使う際の句読点の扱い

初回公開日:2017年02月28日

更新日:2020年05月29日

記載されている内容は2017年02月28日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

言葉の使い方

句読点を正しく使えていますか?句読点を正しく使えないと、どんなに良い文を書いても読みにくくなってしまうので意味がありません。句読点の使い方を少し考えるだけで、すごい読みやすい文章になりますので是非参考にしてみてくださいね。

句読点の使い方の基本5つ

普段なにげなく使っている「句読点(句点・読点)」ですが、句読点の使い方にはルールがあるのを知っていましたか? 句読点の使い方が間違っていると文章が初心者っぽくなってしまいます。ここでは、句読点に関する簡単なルールなどを解説します。

使い方1:呼吸をするように句読点を使う

句読点のない文章は「黒っぽい文章」になりがちです。黒っぽい文章とは、文庫本のようにぎっしり詰まった文字で紙が黒くなり読み手を不快にさせてしまうかもしれません。句読点の打ち方で文章の意味が変わると聞いたことのある方もいると思いますが、意味さえ変わらなければよいというのは間違いです。意味が薄くても句読点(特に読点「、」)を使うべきです。

【ポイント】

・1つの文章に読点「、」がゼロというのは窮屈 ・50字以上の長いセンテンスなら1~2個は読点を入れる ・声に出して読むときにスムーズに息継ぎができるようにする

使い方2:接続詞の後に句読点を使う

接続詞とは、センテンスとセンテンスをつなぐ言葉です。「しかし、」「そして、」「ところが、」「また、」「ならびに、」といった言葉が接続詞に当たります。接続詞の後に読点「、」を使っても意味的には変わりないことが多いのですが、通例として使われることが多くなっています。

【例文】

「今日のお昼ごはんはとても不味かった。しかし、お腹が空いていたので完食した。」

使い方3:主語の後に句読点を使う

主語の後に読点「、」を使うことで、主語と文章の関係性がわかりやすくなります。読点「、」がなくても意味は通じますが、一瞬わからなくなったり、読みづらいので入れるとよいでしょう。

【例文】

「東京駅を出発した山田は、ペットボトルをひねってお茶を飲んだ」

使い方4:中点「・」のかわりに句読点を使う

これは文章のなかで「アメリカ、フランス、日本がそれぞれ……」といったように対象を並列するケースでの句読点の使い方です。ここでは句読点である必要はなく、中点「・」でも同じ表現は可能です。

使い方5:連続した文字で読みにくいとき句読点を使う

意味的には変わりないが、視覚的に見にくくなってしまうとき句読点で区切って読みやすくする場合があります。

【使い方】

・「株式会社松村商事代表、松村太郎は……」といったように漢字を見やすくする ・「昼食に残された時間は少ないとしても、もりもり食べれば間に合う」とひらがなを区切る

【特殊例①】括弧「」()を用いるとき

カギ括弧ではなく通常のカッコ()を使うときも句読点の使い方に注意が必要です。「交通費は10キロ以内の場合○○円支給する(8ページ参照)。」というようにカッコを囲むように句点を使います。

・誤った使い方

「交通費は10キロ以内の場合○○円支給する。(8ページ参照)」という句点の使い方はよく見かけますが誤りです。

【特殊例②】見出しやタイトル

基本的にビジネス文書では、見出しやタイトルに句読点は使いません。例えば、メールのタイトルが長くなった場合、タイトルの最後に句点「。」を使いがちですが、その必要はありません。近年、映画のタイトルなどに装飾的に句点を用いるケースがありますが、それは芸術的表現ですのでビジネス文書には当てはまりません。

【特殊例③】疑問符や感嘆符のある文章

これは感覚的に当たり前と感じる方も多いと思いますが、感嘆符(!)や疑問符(?)がセンテンスの最後に使われるときは句点「。」は必要ありません。

・誤った使い方

「来季の業績の見通しは?。」

【特殊例④】会話文

会議などで会話文を記録する場合、句点「。」は必要ありません。「今月の売上が5%増加した」で大丈夫です。これを「今月の売上が増加した。」などとしていませんか? ちなみに、センテンスが1文しかない会話文についてはこの通りですが、カギ括弧内が長くなってしまうときは当然句点「。」を使います。「今月の売上が5%増加した。来月はこの売上を維持する」となります。しかし、この場合でも句点「。」は1回しか使わない点に注意してください。最後のセンテンスには、句点「。」は不要です。

【特殊例⑤】カギ括弧とカッコが同時にある場合

カギ括弧内の会話文の後に、カッコ()で注意書きや役職名を書く場合、文章の最後であっても句点「。」は必要ありません。例えば、「今後の株式市場は高値で推移し続けると思います」(四国金属製作・鈴木副社長)という文にはどこにも句点は要りません。

【句読点の使い方】箇条書きするとき

箇条書きの際は句点「。」を使う必要はありません。箇条書きは短く簡潔に伝えるのが目的なので、大抵センテンスは1つだけでしょう。センテンスが1つということは、センテンスとセンテンスの境目を区別するための句点はなくても意味が通じます。ちなみに、箇条書きであっても1つの項目にセンテンスが2つ以上ある場合は当然句点「。」を用います。

句読点のおかしい使い方例3つ

1.句読点が多すぎる

句読点が多すぎる文章を書く人は、一定割合で存在します。リズムが切れてスムーズに読めなくなってしまいます。句読点の打ち方、というのは、難しいです。なぜなら、間違った使い方を、しているとしても、読めない、というわけではないので、正解がないような、ものだからです。

・対処方法

①いったん全文を句読点なしで書き切る ②最後に必要最低限の読点を用いる ③読点の打ちすぎを回避できる

2.句点のかわりに読点を使う

意外に多いのが句点「。」を使うところなのに読点「、」を使ってしまうケースです。「今日は久しぶりの休日でした、なので映画にでかけました。」という文ではセンテンスは2つなので句点も2回用いるべきです。ライトな文章のやりとりでは問題になることは少ないのですが、仕事で用いてしまうと幼稚な印象を与えてしまうのでやめておきましょう。

3.句読点を打つべきところで打たない

「わたしは笑いながら見下す弟に腹を立てていた」という文章では、笑っているのが弟かわたしかわかりません。「わたしは笑っているが、実は、弟に見下されて腹を立てている」という意味にも解釈できます。このような文章では意味に応じて「わたしは、笑いながら見下す弟に腹を立てていた」とするか「わたしは笑いながら、見下す弟に腹を立てていた」とすれば意味がちゃんと通じます。

句読点の正しい使い方の本質とは?

ここまで、句読点の正しい使い方とルールを紹介しましたがいかがでしょうか?「ルールが多すぎてわからない」という方もいると思いますが、句読点の本質は「正しく、わかりやすく伝える」というところにあります。読み手の立場になって、先入観を持たずに文章を読んだときおかしくないか?という視点をもって句読点を打ちましょう。ぜひ参考にしてみてください。

関連タグ

アクセスランキング