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刹那主義の意味と対義語|刹那主義の賛否・刹那主義者の特徴

更新日:2020年11月19日

言葉の意味

”刹那”という言葉はよく、j-popの歌詞で耳にしますね。また、”刹那主義”という主義者がいる様です。しかし”刹那”という言葉の意味はよく知らないという人もいるのではないでしょうか。今回はそんな刹那主義の意味や賛否、特徴について紹介していきます。

刹那主義とは 

刹那主義の意味

一般的に使われる刹那主義とは、将来や過去のことを考えずにその場さえ良ければそれで良いという考えのもと一時的な快楽を追求し、それに身を任せるという自分勝手な考え方という意味で使われることが多いです。 従って今を充実させることだけしか考えないということであり快楽主義という言葉と類似しています。

刹那主義の対義語

刹那主義の対義語としてはっきりとしたものはありませんが、禁欲主義という言葉が一番近いのです。刹那主義を語る際によく用いられるのはイソップ童話の「アリとキリギリス」の例が出されます。 童話の中で、アリは春や夏などにせっせと食料などを蓄え厳しい冬の到来に備えています。一方キリギリスは過ごしやすい季節を思う存分に楽しみ冬に備えているアリを馬鹿にしています。その結果、アリは冬が来ても安心して暮らしていますがキリギリスは全く準備をしていなかったため冬を乗り切れずに辛い思いをするというお話です。 キリギリスを刹那主義とするなら、アリは楽しい時期も我慢していたということから禁欲主義という言葉が当てはまるのではないでしょうか?

刹那主義の本来の意味

刹那主義というと、先に挙げたように自分勝手で後先を考えないというマイナスイメージで使われることが多いですがその本来の意味は少し違っています。「刹那」という言葉は仏教用語であり、七五分の一秒ほどという非常にわずかな時間のことを指します。 刹那主義は仏教の祖である釈迦の教えが由来となっています。釈迦に対し自分の前世や来世について相談に来る弟子たちに対し、過去や未来ではなく「今この刹那を大切に生きなさい」と説いたことがその由来となっています。自分勝手に今を生きるというマイナスイメージではなく、今を大切にし今できることをやりなさいということが込められているものです。

もう一度刹那主義の対義語を考えよう

マイナスイメージを持つ刹那主義の対義語が将来のことを考えて今を我慢するということで禁欲主義と挙げました。しかし、本来の釈迦の教えである刹那主義はマイナスイメージではありません。その反対の言葉とはなんなのか今一度考えてみたいと思います。 童話の中のアリも冬の食料を必死に集めるという今できることに全力を尽くしているという点では刹那を生きているといっても良いのではないでしょうか?刹那だけで見るとその意味はわずかな時間、一瞬といった意味合いであるため反対の言葉は永遠というような言葉が当てはまります。 ただ刹那の連続が永遠でもあるため、過去を生きていたり将来の不安にいっぱいになり今ここを大切にできていないということが本来の対義語といえるのではないでしょうか

刹那主義に対する賛否

刹那主義のもたらすもの

今さえよければそれで良いという考えである刹那主義は快楽主義と言い換えることができます。その考えで生まれる喜びなどの充実も同様に一瞬です。 例を挙げれば、パチンコなどのギャンブルで得たお金やキャバクラに大金をつぎ込んで得られる一瞬の輝きなどがそれに当てはまるのではないでしょうか。

刹那主義のよいところ

しかし本来の刹那主義の意味として考えるとそれは今ここを大切にするという考えです。そして本来が仏教用語であるということはその言葉には仏教の価値観が含まれています。 従って、刹那主義で釈迦が言う「刹那を大切に生きなさい」という言葉には後先考えずに今を生きなさいということとは少し違う意味合いが含まれています。仏教には輪廻転生という価値観があります。それは前世での行いの影響で現在の生が決まっており、また現行(現世での行い)によって死後それにふさわしい来世へと転生していくというものです。 つまり、ここで言う今ここは決して過去や未来と切り離されたものではないということです。何よりも今ここを大切にできない人に、何が成し遂げられるのでしょうかというお釈迦様のメッセージが込められているのではないでしょうか。

刹那主義者の特徴は今を大切にすること

本当に刹那を大切にしている?

初回公開日:2017年02月28日

記載されている内容は2017年02月28日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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