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中国語検定3級のレベル感と勉強方法|就職にはどのくらい有利?

更新日:2024年06月08日

資格・検定

中国語学習者にとって日本で一番の認知度を誇る中国語検定。この記事では中国語検定の難易度、就職に有利になるのは何級からか、特に初級編の到達点である中国語検定3級の勉強法や33級合格にテキストなどついて多くの情報をお伝えします。

目次

  1. 中国語検定は英検に次ぐメジャーな外国語検定
  2. 中国語検定とHSKの違いは英検とTOEFLの違い
  3. 能力試し、日本で就職なら中国語検定が
  4. 中国語検定の日程と費用
  5. 中国語検定の級別レベルのちがい
  6. 中国語検定3級からトライするのが
  7. 中国語検定3級に求められる中国語レベル
  8. 力試しに過去問を無料ダウンロードしてみる
  9. 中国語検定3級の勉強方法①ピンインを完璧にしておく
  10. 四声ができてないと意味が通じない
  11. ピンインを学ぶとは発音を学ぶこと
  12. 正し発音は学習を始めたときから取り組む
  13. 正しい発音を身に着けるにはお金をかけること
  14. 3級合格の勉強方法②文法ができれば筆記は合格できる
  15. 文法の教材2つ
  16. 苦手な文法を使ってひたすら文を作ってみる
  17. 3級合格の勉強方法③リスニングを鍛える
  18. 中国のドラマやアニメでリスニング力アップ
  19. 会話もリスニングも文法も、万能教材「中国語会話301」
  20. リスニングを鍛えるシャドーイング
  21. シャドーイングのやり方
  22. ディクテーションでリスニングの訓練
  23. 中国語検定3級にテキスト①「スピードラーニング」
  24. テキスト②「キクタン」で単語力アップ
  25. テキスト③過去問「中検3級問題集」
  26. テキスト④「早稲田式超スピード合格!中国語検定3級」
  27. 中検3級の資格は就職において多少のアピールポイントになる
  28. 中国語検定3級合格は次への大事なステップ
  29. 中国語を学ぶなら中国の文化や歴史を学ぶこと
  30. 中国の近代史を学ぶなら今の中国人がわかる
  31. 中国語を学ぶことは13億の人と交流できるようになること
  32. 実は日本人は中国語をマスターしやすい

3級合格の勉強方法③リスニングを鍛える

外国語学習において近道はないと言われます。秘訣と言えば、たくさん聞いてたくさん話す、つまり努力のみということです。中国語検定3級についていえば、面接試験はないので話す能力は問われません。ですから合格のためにリスニングを重点的に鍛えるなら合格に大きく近づくことができます。リスニングを鍛えるにはたくさん聞くこと、中国語が話される環境に身を置くことが最善です。初心者でも中国に3か月もいれば耳が慣れてきて、なんとなく聞き取れるようになるものです。

中国のドラマやアニメでリスニング力アップ

でもだれもが中国で生活できるわけではありません。ほとんどの人は日本にいながら中国語耳を作らないといけません。かと言って初心者がいきなりラジオの中国語ニュースを聞いてもなにを言ってるかわかりません。なのは中国語のアニメやテレビ番組です。中国の良いところで、テレビやアニメには必ず字幕がついています。ですから聞き取れなくても字幕を見れば何を言っているかわかるのです。いまは動画サイトに沢山の中国語の動画があるので、自分の好みに合わせて楽しみながらリスニングを鍛えることができます。

会話もリスニングも文法も、万能教材「中国語会話301」

数ある中国語の会話教材の中で世界で売れているのが、中国語会話301です。この教材は中国の大学で留学生も授業で用いる教材で、北京言語大学出版の中国政府公認の参考書といえます。 この教材の構成は、①基本構文②会話文③文法の説明④新出単語⑤練習問題となっています。例文がよく日常でも使うような内容になっていて、参考書にありがちな使えない例文がほとんどありません。会話の教材でありながら、文法や単語の説明もしっかりしているので、これ一冊で多くの面を強化することができますし、中国語検定3級合格に必要な基礎力を身に着けることができます。練習問題もよくできていて、学んだ内容を記憶に定着させるのに役立ちます。CDももちろんセットなので、会話文をCDで何度も聞いてリスニングを強化できます。中国語初心者もある程度勉強した人にも一冊です。

リスニングを鍛えるシャドーイング

シャドーイングという技法を聞いたことがあるでしょうか?リスニングや会話力を高める練習方法の一つです。外国語を身に着ける上でとても効果的な勉強方法ですし、発音が重要な中国語には効果が出やすいといえます。シャドーイングとは中国語の音声を聞きながら、それに続いて声を出して同じように読み上げます。耳で聞いた音声を影のように追いかけることから、シャドーイングと言われています。

シャドーイングのやり方

すでにした教材「中国語会話301」のCDなどをこのシャドーイングに用いることができます。テキストは見ずに耳で聞いた音声をそのまま発声することに集中します。聞き取れないところや発音ができないところにはしるしをつけ、聞き終わった後に確認します。これを繰り返すことで、リスニング力や発音力が向上していきます。会話文をそのうち暗記してしまうこともありますが、これはリスニング試験のときに有効です。同じような文章が試験でも出題されることはよくあることだからです。

ディクテーションでリスニングの訓練

シャドーイングに続き、ディクテーションと横文字が続きますが、これもリスニングの力を身に着けるのに助けになる勉強方法です。簡単に言うとディクテーションとは、録音教材などの中国語の音声を聞いて、聞こえたものを書きとるという学習方法です。目的は、聞き取れなかった発音を確認して強化することです。ですから聞こえた音声を理解することに重きはおきません。また、ディクテーションは量よりも質のほうが大事なので、少し自分の中国語レベルよりも高いレベルの録音教材を用いるのがいいです。 中国語は発音の難しさに加えて四声があるので、少しの抑揚の違いで意味が大きくかわってしまいます。ディクテーションで聞こえた音声は、四声を聞き取る訓練をするのにも役立ちます。一語一句書きとる必要があるので、かなりの手間や時間がかかる訓練にはなりますが、リスニング力のアップにはお墨付きの方法です。

ここまで中国語検定3級にそなえての教材をいくつかご紹介してきました。「中国語会話301」、「中国語耳」、「whyに答えるはじめての中国語文法書」、「中国語検定トレーニングブック」などです。ほかにも3級に備えて参考書やテキストを4つご紹介します。

中国語検定3級にテキスト①「スピードラーニング」

まずはゴルファーの石川遼君が宣伝しているので有名な、スピードラーニング中国語です。英語版はかなり認知度も高く、CDを聞き流すだけで英語が身につくという評判です。中国語も基本は英語版スピードラーニングと同じで、日常会話の中国語が流れてそのあとに日本語訳が流れるパターンと、中国語だけが流れて日本語訳が流れないパターンとがあります。 まずは中国語からの日本語翻訳のCDを何度も聞き流します。慣れてきたら中国語だけのCDを聴いて、中国語だけを聴いて意味が聞き取れるかを確かめます。シャドーイングをするときにもスピードラーニングのCDは良質な発音と内容なのでです。少し値段が高く感じるかもしれませんが、中国人の先生を探してマンツーマンレッスンをする学費を考えるとお得ですし、忙しい人でも空き時間や移動時間を活用できるのも魅力です。初回1,2巻セットで9400円(税別)、その後毎月1巻ずつ新しい教材が届き、費用は毎月4300円です。全32巻セットですが、途中で受講停止は自由にできます。

テキスト②「キクタン」で単語力アップ

二つ目の教材は「キクタン中国語」です。出版社はアルクで中国語の単語帳の中では一番のを誇る一冊です。キクタンはシリーズとして6冊出版されており、入門編(中国語検定準4級レベル)、初級編(中国語検定4級レベル)、初中級編(中国語検定3級レベル)、中級編(中国語検定2級レベル)、上級編(中国語検定準1級レベル)、慣用句編の6冊に分類されます。 中国語検定3級を目指す人は初中級編で、収録単語数は1000語ほどになります。この教材のおもしろいところは、付属CDがBGMに合わせて中国語の単語が覚えられるところです。机に向かって勉強するよりも、体を動かしながら勉強したほうが効率がいいのは科学的にも証明されています。アップテンポな音楽に合わせて体を動かしながら単語を覚えることができます。

キクタン中国語は試験で出てくるほとんどの単語を網羅しています。もちろん長文読解になると知らない単語も出てきますが、キクタンに出てくる単語を覚えれば検定対策には十分といえます。キクタンは頻出単語のピンインと四声を強化してくれます。試験では単語のピンインや四声を問う問題が最大20点分も出されるので、合格を左右することもあります。単語力がない人が短期で検定合格するのにキクタンはです。

テキスト③過去問「中検3級問題集」

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初回公開日:2017年02月20日

記載されている内容は2017年02月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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