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更新日:2024年10月02日
日商PC検定は「デジタル仕事術」重視のパソコン検定試験であり、4段階、3科目、11種類の試験に分かれます日商PC検定には、文書作成(Word)、データ活用(Excel)、プレゼン資料作成(PowerPoint)の3つの科目があり、実技問題と知識問題があります。
目次
主なパソコン検定試験は日本には4種類あります。 ①日商PC検定 ②ICTプロフィシエンシー検定試験(旧パソコン検定試験) ③MOS(Microsoft Office Specialist) ④ITパスポート試験
ICTプロフィシエンシーとは「ICTを活用した問題解決力」のいう意味であり、ICTは「Information and Communication Technology」(情報通信技術)の略語です。 日本でもっとも歴史があるパソコン検定試験であり、1級・2級・準2級・3級・4級の5種が実施されています。 「新学習指導要領準拠」「ベンダー非依存」などがモットーであり、以前は「一太郎検定」などもありましたが、現在はワード・エクセルが中心になっています。
WordやExcel、PowerPointといったOfficeアプリケーションの「操作能力をはかる」資格試験です。 他の資格と異なるのは、ハードウエアではなくアプリケーション中心ということです。段階は「スペシャリスト」と承久の「マスター」のみです。
ITパスポート試験(略称:iパス)は、情報処理の促進に関する国家試験である「情報処理技術者試験」の一つであり、特徴は技術者向けの専門知識を含むことです。 以前のパソコン系資格の入門編であった資格「初級シスアド」(シスアド:システムアドミニストレータ)が進化したものです。
PC検定で、実際にどのような職種の業務でも使える資格を紹介してあります。ここから、資料を請求することも可能です。 PC検定の資格を人気順でみてみる
転職を有利に進めるため、異業種への転職のために資格を取得する方が多いですが、資格を取得してから転職活動をしようと考えてはいないでしょうか。 ■取得した資格が希望の職場や職種で有利に働かなかった ■取得した資格以外にも実は取得したほうがいい資格があった など、転職活動を始めてから気づいて後悔することもしばしば。 事前に防げる後悔をする前に、転職エージェントへ「転職のために必要な資格は何か」を相談するのもいいでしょう。
日商PC検定には、4つの「級」と3つの「科目」があり、それぞれ別個の試験になります。「級」は次の通りです。 ベーシックはアプリのみ、3級はIT・ネットワークの個人レベル、2級はそのグループレベル、そして1級は企業レベルの知識とスキルが要求されます。
基本的なワープロソフトや表計算ソフトの操作スキルを有し、企業実務に対応することができる。 知識科目は「文書作成(Word)」「データ活用(Excel)」「プレゼン資料作成(Powerpoint)」の3科目です。ベーシックの「文書作成」と「データ活用」は実技問題だけで、知識問題はありません。
一般社員レベルを想定した、企業実務に必要とされる基本的なIT・ネットワークの知識、スキルを有し、自己の業務に利用・活用することができる。 3級と2級では、全30問中半分以上が共通範囲となり、専門分野を上回る問題量となっています。その内容は、「ハードウェア、ソフトウェア、ネットワーク」「ネット社会における企業実務、ビジネススタイル」「電子データ、電子コミュニケーション」「デジタル情報、電子化資料」「電子メール、ホームページ」「情報セキュリティ、コンプライアンス」に関する問題です。
幹部社員レベルを想定した、企業実務に必要とされる実践的なIT・ネットワークの知識、スキルを有し、部門責任者(部門責任者を補佐する者)として、業務の効率・円滑化、業績向上を図るうえで利用・活用することができる。 知識科目は「文書作成(Word)」「データ活用(Excel)」「プレゼン資料作成(Powerpoint)」の3科目です。全30問で3択から選びます。 実技科目からは、「Excelファイルにあるデータを参照し、文書を作成する」などのような、「Word・Excel・PowerPointを複合的に活用する」問題も出題されます。
企業実務に必要とされる実践的なIT・ネットワークの知識、スキルを有し、ネット社会のビジネススタイルを踏まえ、企業責任者(企業責任者を補佐する者)として、経営判断や意思決定を行う(助言する)過程で利用・活用することができる。 知識科目は「文書作成(Word)」「データ活用(Excel)」「プレゼン資料作成(Powerpoint)」の3科目です。なお、三択問題から論述問題に変わります。
全グレードともに、知識科目・実技科目ともに100点満点中70点以上を取得した場合のみ合格です。
日商PC検定の大きな特徴は「公式テキスト」が数多く用意されています。 試験問題はこの教材から出題されるため、通信教育会社以外の一般の出版社が参考書や問題集を発行することはまずありません。 教材は次のように3系統あります。 ■パソコンの基礎から学ぶ「よくわかるマスター」(公式テキスト) ■パソコンが使える人のための「完全マスター」 ■知識科目だけを対象にした「文書作成」「データ活用」「プレゼン資料作成」共用の検定試験問題集2点と『ネット社会のデジタル仕事術』 試験時間を入れ込んで下図を用意しました。公式テキストは「よくわかるマスター」なのですが、「完全マスター」だけでも十分合格できます。
なお、サンプル問題は以下のページから見ることができます。
「日商PC検定対策サイト」に傾向の分析と対策が詳しいので、そこでの解説をまとめてみました。
【文書作成(知識&実技)】 知識問題が3科目の中でもっとも難しく、Wordの機能に関する論述問題はなく、文書作成に関する出題が中心です。 【データ活用(知識&実技)】 知識問題は3科目の中でもっとも簡単なのですが、この科目の実技問題がもっとも難しく、報告書に必要なデータを自分で考え、データベースの集計を行い、Wordで報告を作成します。 【プレゼン資料作成(知識&実技)】 実技問題は3種の中でもっとも簡単で、知識問題も比較的やさしめです。知識問題は主にプレゼンの流れ・構成・デザインが出題されます。
【文書作成(知識&実技)】 文書フォーマットに従うのが大変で、2級の中では最難関の科目です。知識問題では、「色づかい」や「プレゼンの流れ」など、プレゼン資料作成の内容から出題されます。 【データ活用(知識&実技)】 3級とほとんど内容は変わらず、わずかに難易度が上がります。ただし、「共通範囲」だけは3級と内容が大きく異なるので、ここの対策はしっかり行う必要があります。 【プレゼン資料作成(知識&実技)】 2級の中ではもっとも簡単な試験です。実技問題の3級との違いは、スライドマスタ、アニメーション、ヘッダーとフッターなどの設定が加わることです。知識問題では、プレゼンの流れ、色やデザインについての対策が必要です。
【文書作成(知識&実技)】 実技問題は一般的なパソコン教室の入門レベルのスキルしか問われません。知識問題は公式テキストで紹介されている文章表現、日本語のルールなどが中心に出題されます。 【データ活用(知識&実技)】 実技科目重視の試験であり、実技問題の操作ができるようになれば、知識問題も自然と回答できます。実技問題ではVLOOKUP関数、ピボットテーブル、複合グラフ作成が必須です。知識問題では原価率や構成比などの計算式、グラフの用途、基本の関数など、計算やExcelに関しての問題が中心になります。 【プレゼン資料作成(知識&実技)】 実技問題では、スライドの作成や内容の編集などが主です。知識問題では、プレゼンの準備からアフターフォローに至るまでの内容が出題されます。
ソフトに関する知識と、ビジネスに関する知識の両方を応用した問題が出題されます。
一般的に言われている各種のパソコン検定の難易度は、 P検2級>日商PC2級>MOSエキスパート>MOSスペシャリスト>P検準2級>日商PC3級>P検3級 といわれています。これを図示すると、次のようになります。
日商PC検定の正式名称は「日商PC検定試験」です。日商PC検定に合格しても、免許や免状は発行されないので、車の免許に場合などのように「取得」とは書けません。「○○試験合格」と記載します。 複数の試験に合格している場合は、次のように、2行に分けて記入した方がわかりやすいでしょう。 日商PC検定試験 文書作成2級合格 日商PC検定試験 データ活用1級合格
いかがだったでしょうか。IT業界は流れが速く、PCの知識・スキルに関してもさまざまな資格が出てきています。 興味があれば、「Brush up!」などで調べてみると良いでしょう。
記載されている内容は2017年01月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。
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