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文系学生の理系就職は可能?エンジニア就活でのアピール方法

更新日:2020年08月14日

就活事情

今文系学生の中で、「やっぱりエンジニアになりたい」と思っている人もいるのではないのでしょうか。しかし文系の理系就職の情報は中々載っていないもの。そこで、文系学生がエンジニアおよび理系就職をするために必要なことをまとめてみました。

この区分のなかで最もが高いのが「基本情報技術者試験」と「応用技術社試験」です。 基本情報技術者試験はITエンジニアになる上での基本的な事柄をマスターするのに最適な資格です。 この資格で期待される水準は次のようになっています。

1 情報技術を活用した戦略立案に関し、担当業務に応じて次の知識・技能が要求される。  ①対象とする業種・業務に関する基本的な事項を理解し、担当業務に活用できる。  ②上位者の指導の下に、情報戦略に関する予測・分析・評価ができる。  ③上位者の指導の下に、提案活動に参加できる。 2 システムの設計・開発・運用に関し、担当業務に応じて次の知識・技能が要求される。  ①情報技術全般に関する基本的な事項を理解し、担当業務に活用できる。  ②上位者の指導の下に、システムの設計・開発・運用ができる。  ③上位者の指導の下に、ソフトウェアを設計できる。  ④上位者の方針を理解し、自らソフトウェアを開発できる。

一方、応用技術者試験では基本情報技術者試験の更に1段階上の水準を要求する資格となっています。

1 情報技術を活用した戦略立案に関し、担当業務に応じて次の知識・技能が要求される。  ①経営戦略・情報戦略の策定に際して、経営者の方針を理解し、経営を取り巻く外部環境を正確に捉え、動向や事例を収集できる。  ②経営戦略・情報戦略の評価に際して、定められたモニタリング指標に基づき、差異分析などを行える。  ③提案活動に際して、提案討議に参加し、提案書の一部を作成できる。 2 システムの設計・開発・運用に関し、担当業務に応じて次の知識・技能が要求される。  ①アーキテクチャの設計において、システムに対する要求を整理し適用できる技術の調査が行える。  ②運用管理チーム、オペレーションチーム、サービスデスクチームなどのメンバとして、担当分野におけるサービス提供と安定稼働の確保が行える。  ③プロジェクトメンバとして、プロジェクトマネージャ(リーダ)の下でスコープ、予算、工程、品質などの管理ができる。  ④情報システム、ネットワーク、データベース、組込みシステムなどの設計・開発・運用・保守において、上位者の方針を理解し、自ら技術的問題を解決できる。

LPIC(Linux技術者認定試験)

LPICとは、OSの一つであるLinuxを扱う技術者の認定試験です。 このLinuxというのはオープンソースである(=詳細な設計が公開されている)ので誰でも改善・開発を行うことができます。 このように柔軟性を持つOSなので、Linuxの需要は今後かなり高まっていくと推測されています。 ですが、実際は扱える技術者がそれほど多くないのが現状です。 そのため、今のうちに取っておけば文系でもかなりの実力者として認められるでしょう。 また、世界200か国以上の人がこの試験を受けているので、国際的に通用する資格であるとも言えます。 LPICは難易度ごとにレベル1から3まで区分分けされています。 最も簡単なのがレベル1で、これはLinuxの基本操作とシステム管理ができることを要求するレベルです。 次にレベル2があり、これは管理に加えて新たにLinuxをデザインしたり問題を解決できるという水準を要求します。 そして最高レベルのレベル3がきます。 レベル3は更に専門分野ごとに3つに分かれています。 それぞれの分野でエキスパートと呼ばれるようなレベルがこの試験では要求されます。 文系であってもどの試験も受けることはできますが、レベル3だけはレベル2に合格していないと認定はしてもらえないので注意が必要です。

Ruby技術者認定試験

プログラミング言語の中の一つであるRubyの認定試験です。 実は、Rubyは日本で生まれた言語で、なんとJIS規格として登録されています。 あのTwitterや食べログのシステムを構築するのにもRubyが使われているそうです。 また、これ以外にも様々なプログラミング言語の認定資格があります。 例えばC、C++、JAVAなど・・・。 自分の職場で使いそうな言語を調べて受けてください。

文系から非IT系エンジニアになるために使える資格

先程も述べた通り、文系からいきなり大手の非IT系エンジニアになるのはほとんど不可能に近いです。 ですが、正社員ではなく派遣として転職するのであれば文系でも可能性はあります。 そこで文系からエンジニアへの転職に使える資格を調査しました。

工業英検

普通の英検とは異なり、エンジニアリングにおける英語能力を測定する検定です。 現在、上から順に1級、2級、準2級、3級、4級とあります。 このうち3級と4級はマークシート式、準2級は半分がマークシート方式で半分が記述式、2級と1級は全て記述式です。 TOEICや英検など通常の英語検定とは毛色が全く異なり、「いかにして正確に、明確に、簡潔な和訳・英訳ができるか」という点がポイントとなります。 また、出てくる英単語も工業というだけあってかなりニッチなものとなっています。 そのためか2級と1級では辞書の持ち込みが許可されています。 英語なので文系でもできそうですが、単語が分からなかった場合工学的な知識がないと予測して読むということができないため、文法はもちろんのこと工学に関する英単語もある程度覚えていないと合格は難しいでしょう。 難易度としては3級、4級は比較的簡単で大学の学部生がとるレベル、準2級は少し難し目で修士あるいは学部卒がとるレベル、2級はエンジニアとして取るレベル、そして1級は非常に難しく翻訳検定1級と同等のレベルであるとも言われています。 語学が専門の文系学生であれば、2級以上を狙っていくと良いでしょう。

危険物取扱者

消防法にもとづいた危険物を扱うための国家資格です。 難易度は高い順から甲乙丙となっています。乙はその中で6種類(後述)に分かれています。 この中で、危険物取扱者の甲は化学系の学部在籍者あるいは卒業生でないと受けることができません。 ですから文系学生が受けるとすれば乙か丙ということになります。 丙と乙であればできれば乙の方が良いでしょう。 そして乙は以下のように6種類に分かれています。 ・第1類(酸化性固体) ・第2類(可燃性固体) ・第3類(自然発火性物質および禁水性物質) ・第4類(引火性液体) ・第5類(自己反応性物質) ・第6類(酸化性液体) このうち最も汎用性が高いのは乙種第4類です。 なぜならばこの部門ではガソリンなどを扱うため、使える職種の幅がぐっと広がるからです。製造工場で働くエンジニアの場合は必須ともいえるでしょう。 また、甲種に関しては特定の学部に在籍あるいは卒業していないと受験不可と述べましたが、乙種全部を取得することで文系出身でも甲種と同等になることができます。

電気主任技術者

電気主任技術者とは、法令で定められた電気工作物の運用と保安をするための資格です。 この法令で定められた電気工作物とは、工場などで使う配電や発電、送電のための機械などのことです。 実際に電気工作物の管理をしなくても、この資格は所有者の能力を示す資格として非常に有力です。 難しい順に第一種、第二種、第三種となっています。 第三種は50000V未満の電気工作物、第二種は170000V未満の電気工作物、そして第一種は全ての電気工作物を扱うことができます。 特に受験資格はないので文系でも取得は可能です。 更に、電気主任技術者の資格を保有していると、他の資格の受験資格を得られたり試験科目の一部を免除されることがあります。 試験方式としては第一種と第二種でマークシート&記述問題、第三種ではすべてマークシートになっています。 内容は電気理論、電子理論はもちろん、電気化学や自動制御、発電所および変電所の設計および運転など電気系の学問を網羅したものとなっています。 派遣で電子機械系のエンジニアになるのには非常に有力でしょう。

技術士

技術士とは高度な技術を持った一流のエンジニアとしての能力を示す国家資格です。 計21の部門があり、それぞれで資格を習得することができます。 試験に関しては1次試験と2次試験があり、1次試験を突破した人は技術士補として登録するができます。 その後の2次試験ですが、これは理系の院を卒業した人でも2年は実務経験がなければ受けられません。 2次試験はどちらかというと企業に入ってから考えるべきことでしょう。 この資格は非常に強力で、理系の学士を持たない研究者が大学院を受験する時審査に使える資格です。 エンジニアになるのであれば間違いなく1次試験だけでも取っておいて損はありません。

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初回公開日:2017年02月15日

記載されている内容は2017年02月15日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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