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文系学生の理系就職は可能?エンジニア就活でのアピール方法

更新日:2020年08月14日

就活事情

今文系学生の中で、「やっぱりエンジニアになりたい」と思っている人もいるのではないのでしょうか。しかし文系の理系就職の情報は中々載っていないもの。そこで、文系学生がエンジニアおよび理系就職をするために必要なことをまとめてみました。

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文系学生の理系就職とは

文系学生の理系就職には2パターンあります。 一つは入った企業が理系企業で、実際の仕事は事務などの技術職でないというパターンです。 もう一つは実際に技術者・研究者として入るパターンです。 ここでは両方のパターンについて解説します。

理系の企業に就きたい文系の人へ

まず、その理系企業に就いてから何をしたいかを考えなければなりません。 理系企業と言っても100%が技術者や研究者というわけではないのです。 例えば企業の法務部や広報部、人事部で働く人はほとんどの人が技術者や研究者ではありません。 普通、文系として理系の企業に入る場合はこれらの部署に配属されることを前提として考えなければならないのです。 また、技術職や研究職であっても実際に一から設計をしているところもあればもともと設計してあるものを改善することをメインにしている企業もあり、入りたい企業が具体的に何をしているかを見極めなければなりません。

エンジニアとは何か

エンジニアについて説明する前に、エンジニアリングについて説明します。 エンジニアリングとは和訳すると工学のことです。 ところで、工学と理学の違いは何でしょう。 理学とは「自然科学の基礎研究の諸分野(広辞苑より)」と定義されています。 対して、工学とは「基礎科学を工業生産に応用して生産能力を向上させるための応用的科学技術の総称(広辞苑より)」とされています。 つまり、理学と工学の違いとは簡単に言うと「実用的であるかどうか」です。 すなわち、エンジニアリングとは実用性を追い求める科学技術学問のことです。 そしてエンジニアとはエンジニアリングに携わる人のことを指します。 抽象的でわからないという人のために具体的な説明をします。 あなたはAとBという化学物質を混ぜるとCという物質ができることを見つけました。 でも見つけたCはなんの役に立つわけでもありません。 ただあなたはCという物質ができるということを発見するため研究していたのです。 これが理学的な研究です。 その後、あなたはCの使い道としてCをとても需要の高い素材であるDに変えることができないかと考えました。 研究の結果、Cを1000℃に加熱することでDに変えることができ、更にCからDを作ると今までよりも無駄が少なくなるとわかりました。 これが工学的な研究、すなわちエンジニアリングです。

理系企業に入ってもエンジニアになれるとは限らない

さて、このエンジニアですが、実は理系であっても必ずしもなれるわけではありません。 もちろんエンジニアになることの方が多いのですが、実は適正によっては営業などに回されることがあります。 企業側も嫌がらせでこのようなことをしているわけではなく、理系の知識があるからこそ営業に回しているのです。 なぜかというと、自社の商品を説明する時に専門の知識がないと相手に十分な説明をすることができないからです。 そのため企業は理系の知識を持った人間をある程度営業や人事に回しています。 文系が理系企業に就職すると、当たり前ですが知識がない人は技術職に配属されません。 今まで一切理系知識に触れなかった文系学生に一から勉強させる時間も余裕もないからです。 それなら普通に理系を採用するでしょう。 では理系知識のある文系が企業に入った時に技術職へ配属されるかというと、これもなかなか難しいと考えられます。 ただし、詳しいことは後述しますが企業によっては可能なところもあります。

プログラミングができなくてもエンジニアになれる企業

プログラミングを使わないエンジニアとは

プログラミングを使わないエンジニアとは、ハードを扱うエンジニアです。 つまり、現実にあるモノを扱うエンジニアです。 例えば半導体、液晶、車、機械など・・・。 分野としてはメーカーが多くなると考えられます。 また、建築に関係したエンジニアもこの部類に入るでしょう。

プログラミングができないと本格的なエンジニアになるのは難しい?

結論から言うと、一般の理系学士または修士、博士が就職するようなハードのエンジニアにはなれません。 そもそも技術職は理系しか募集しておらず、文系と理系で別々に採用を行うものです。 これには理由があります。 エンジニアは様々な技術的問題に対応していかなければなりません。 その中には、必ずしも自分の専門ではないものがあります。 その対応策として、体系的な理系学問の基礎を一通り身に着けておくということが挙げられます。 つまり数学であれば線形代数と微分積分学など、化学であれば物理化学、無機化学、有機化学、生物化学など、物理であれば熱力学、電磁気学、流体力学などの基礎的な学問を習得していることが必要なのです。 体系的な理系学問を習っていないといろいろな問題に対応できない可能性があります。 文系の中でも教養として習っている人はいるかもしれません。 例えば上位国立大学であれば、文系であっても教養として力学や電磁気学を必修として取らされるところはあります。 ですが、ふつうはこれら数学・物理・化学の基礎的な学問すべてを習うことはないはずです。 よってこれらの学問を文系学生が「全て」習得するのは至難の業であると言えます。 それなら理転をして文系学部から理系学部に入りなおした方がはるかに速いです。 また、もう一つの理由として文系は実験をしないということが挙げられます。 いくら知識があっても、文系学部では設備がないので実験を行うことができません。 実際に実験を行って手を動かすことで養われるエンジニアとしての能力があります。 そのため、たとえその辺の理系学生より知識のある文系学生がいたとしても、実際に実験を行っていなければエンジニアとしての採用はできないのです。

IT系か派遣

さて、大手企業のエンジニアになるには文系学生ではほぼ無理という結論になりました。 ですが、あくまでそれは大手企業の正社員としてであって、全てのエンジニアがそうというわけではありません。 例えば、IT企業などがそうです。 IT企業はソフトの世界です。 そこはコンピュータ言語が中心の世界です。 現実の物理や化学はほとんど関わってこないと言ってよいでしょう。 こうなると基礎的な物理や化学を教わっていない文系学生でもできる可能性はあります。 また、手を動かして実験を行う必要もありません。 プログラミングの書き込みはパソコンがあればどこでもできます。 書きこんでしまえばあとは動作するか確認すれば良いのです。 ですからハードのエンジニアと違って特殊な環境で実験をする必要はありません。 そのため設備を持たない文系学部でもパソコンさえあればできるのです。 ただしITエンジニアになるにはプログラミング言語は必須です。 できなければこの業界で仕事はないでしょう。 ですが企業によっては全くプログラミングができなくても一年目に教えてくれるところもあるので、在学中にマスターする必要は必ずしもありません。 または物を作るエンジニアではなく、いわゆる生産管理などを担当するサービスエンジニアとしてであれば、文系でもなることはできます。 あるいはCADオペレーターとして経験を積み始めることも可能です。

初回公開日:2017年02月15日

記載されている内容は2017年02月15日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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