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真摯さの意味|ドラッカーから学ぶ"真摯さ"を身につける方法とは?

初回公開日:2017年02月07日

更新日:2020年06月11日

記載されている内容は2017年02月07日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

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言葉の意味

ドラッカーは自署で真摯さについて記しています。しかしながら、真摯さという単語を出されても、すぐに意味や本質を理解できる人は少ないはずです。真摯さは何を指すのか?それを手にすることで、どうなるのか?本稿では、真摯さというものを追究していきます。

真摯さとは?

真摯さとは、辞書などを引いて調べると、まじめで熱心なことなどの意味として出てきます。用法としては、話を真摯に聞くなどの用法があり、一般的にはこういった意味となります。 しかしながら、ドラッカーがいう真摯さとは別の意味が込められています。ドラッカーは自署の真摯さという意味を英単語でintegrityという言葉で表現しています。 この英単語に込められた意味としては、正直、誠実、高潔、廉直などのとなります。 ドラッカーの言う真摯さとは、これらの意味に該当するということとなります。

ドラッカーから学ぶ真摯さ

ドラッカーは自著で、「マネージャーとして、始めから身につけていなければならないといけない資質が一つだけある。才能ではない、真摯さである」とあります。 ドラッカーから学ぶ真摯さというのは、マネージャーを始めとする人としての資質という部分です。それは、ある一定の人しか持っていない才能のようなものではなく、人であれば、誰もが持っているものということなのです。

真摯さを欠く行動の改善策

真摯さを欠く行動の改善策としては、まずは自分の行動を見直すことです。 人は社会人になり、自分の仕事を確立し、上司という立場になってくると自分の行動について、注意や指摘をしてくれる人は減ってきますし、注意をされても、その場で返事はするものの、改善するという行動をしない人が多数だと思います。人は社会的地位が確立され、また、大人になっていくことで素直さというものを失ってしまいますので、それは仕方のないことでもあります。 しかしながら、真摯さを欠く行動を続けていると、いずれは自分にとって良くない結果が訪れてしまうこともあります。そうなる前にも、改めて自分の今日一日の行動を振り返り、ドラッカーがあげている真摯さに欠ける行動を取っていないかを考えてみましょう。もし、自分が真摯さを欠く行動をしていたら、それは反省して、改善策を生み出していきましょう。

自分の行動が真摯さを欠いてしまったら

真摯さを身に付けたいと思っていても、人ですので、誤った行動を取ってしまうことは仕方のないことです。大切なことは、自分が真摯さを欠いた行動を取ってしまったと気づくことができることです。そのためにもドラッカーが記した、真摯さに欠ける人の特徴を毎日寝る前にでも目を通し、今日の自分の行動はこれに当てはまる、だから真摯さを欠いた行動を取ってしまった。次回からは、こういった対応をしよう、というように振り返ることが大切です。そうすることによって、真摯さを欠く行動というのは、いずれなくなっていくはずです。

真摯さを身につける方法

真摯さを身に付けるには、これもまた、ドラッカーが上げている真摯さを欠く行動の逆を行っていけばいいのです。先に記述をしたように強みよりも弱みに目を向ける人間が真摯さを欠くのであれば、まずは、人の強みだけに目を向けてみて、その人の良いところというものを探し、その人に対し、あなたのここが良い、強みだというふうにフィードバックをしてあげればよいのです。当たり前かもしれませんが、真摯さを身に付けることはすぐにできるものではありません。しかしながら、毎日の行動の積み重ねをすることで、そういったことをするのが、日常化することにより、自然と真摯的な行動を取ることができ、真摯さが身につくこととなります。

真摯さを身に付ければ人はどうなるか

真摯さを身に付けるということは、そうたやすいことではありませんが、もし自分が真摯さを身に付けることができれば、メリットはたくさんあります。 人として向上心が身につき、他人の良いところに気づくことができ、かつ、人として正しいことを追い求めることができる人間になれます。そういった人は自然と人望が生まれ、周りには自分を慕う人間が現れるはずです。そのようにして生まれた人望というものは、決してお金で買えるものではなく、その人自身が生み出すかけがえの無いものということが言えるでしょう、マネージャーだから真摯さを身に付けるのではなく、人として立派になるために真摯さを身に付けることが大切です。

真摯さはなぜ必要になるか

もし、真摯さを持っていない人間が人の上に立った場合どうなるでしょうか? ドラッカーは真摯さを持っていない人間がマネージャーになったとしたら、組織を崩壊させると警鐘を鳴らしています。確かに前述で記したような人間が人の上に立った場合、その下で働く人間は、働きづらかったり、やりがいをもたなくなったり、そもそもそのマネージャーを尊敬して働くことはできなくなります。そうした結果が個々のモチベーションを下げ、組織を弱体化させ、やがて、崩壊へ導くこととなります。では、真摯さは人の上に立つ人間でなければ、必要ないのでしょうか? 答えはもちろんノーです。なぜなら、その人がいつ人の上に立つかわからないので、人は常に上に立つ準備をしておかなければいけません。ですので、真摯さというのは、人の上に立つ人はもちろん、そうでない人も来るべきに備えて身に付ける必要があると言えます。

身近な人間の真摯さをチェックしよう

人は自分以上に他人のことが見えるものです。自分が真摯さを身に付けるにはどうすればいいか、真摯さを欠いていないかということを知りたいのであれば、まずは、身近な人が真摯的な行動を取っているかチェックをしてみましょう。自分の直属の上司はもちろんのこと、他部署の部長や役員など、上に立つ人間ほど、チェックする価値があります。もし、彼らが真摯的な行動を取っていれば、問題ないという考え方ができますし、真摯さを欠く行動ばかりでしたら、その組織が本当に大丈夫なのか、色々と考えが出てくるはずです。

成長をしたいのであれば、真摯さが一番大切

人の評価というのはどうしても、その人の才能であったり、能力、頭の良さなどに注目がいってしまいますが、人として一番重要なものは、その人の人間性となります。どれだけ頭が良くても、能力が高くても、その人の人間性が欠如していては、おのずと人はその人から離れていきます。真摯さを身に付けるということは人間性を持つということにもなります。ですので、人は能力などに自分の目標を持っていきがちですが、まずは真摯さを身に付けましょう、真摯さというのは人としての土台ですので、土台がしっかりしていないと、せっかくの能力も台無しになってしまいます。そして、真摯さは誰もが身に付けることができるものです。自分は何をしていいのかわからない、そういった人でもまずは真摯さを身に付けることによって、自然と人として成長をすることとなります。

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