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定年後に人気の仕事と探し方・有利な資格と年収相場

資格・検定

定年退職にあたって、退職後にどうしようかと迷っている方。定年後の仕事について、気になる平均年収や、再雇用制度について、取っておくと有利な資格などをご紹介いたします。また、定年後の男女別人気の仕事ランキングをまとめました。

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定年後の仕事

定年後が不安…

高齢化社会が進む世の中、不景気もまだまだ終わった実感なんてないし、将来はどうなってしまうのだろうと不安ですよね。定年後は実際に元気なうちはまだまだ働きたいと思っている方も多いのではないかなと思います。 その場合定年後に今働いている会社でそのまま再雇用として働くのか、それとも他の仕事を新たに探すのか、また転職に有利な資格があるのか等が気になってくると思います。そこで今回は、定年後の仕事探し、人気の資格などをご紹介していきます。

定年後の仕事の年収相場とは?

では、定年後に仕事に就いた場合、年収の相場はどのくらいなのか見てみましょう。 ・300万~400万円未満 22.9% ・200万~300万円未満 22.2% ・400万~500万円未満 13.4% ・500万~600万円未満 7.5% ・600万~700万円未満 6.1%  となっており、400万円以下が半数近くを占めています。同調査によると、50歳以上の平均年収が800万円以上が半数以上にのぼるそうなので定年後は一気に平均年収がぐっと下がるということがわかります。

定年後でも仕事がなくならないための準備

定年後でも仕事がなくならないように今のうちから準備を進めておくと安心ですね。 では、どのような準備をしておけばいいのでしょうか?

定年後再雇用制度を活用する

平成25年4月より、継続雇用を希望する人全てについて、65歳までの再雇用が義務化されました。そして会社には65歳までの継続雇用を義務化する改正高年齢者雇用安定法が定められております。これにより、会社は以下の3つのいずれかの実施が義務づけられております。 ①定年をなくす。 ②定年を65歳まで引き上げる。 ③定年後再雇用制度を導入する ①と②は正社員としての継続雇用となるため、人件費の負担がかかります。なので多くの会社では③の定年後再雇用制度を導入する会社が多いです。この定年後再雇用制度とは従来通り60歳で定年退職をしてもらったうえで、パートなどの雇用形態として労働契約を再度結ぶといったものなので、給料が低くなることが多いです。

資格を取っておく

定年後に仕事に就くための準備として、資格を取得しておくというのも一つの方法です。定年して時間ができてから再就職のための資格を取るのもいいですし、定年前に習得しておくと、定年後すぐに再就職に探すのに即戦力として有利になります。 資格を取得することによって独立・起業を目指す事もでき、仕事探しの幅も広がり、老後の不安を少しでも解消する武器になります! ▼こちらもチェック! 社会人におすすめの資格人気ランキング|働きながら勉強するコツ

資格の種類

資格は大きく分けると「国家資格」「公的資格」「民間の資格」の3つに分けられます。

国家資格

国が法律に基づいて、個人の能力・知識・技能を判定し、一定水準に達していることを認定する資格試験です。 〔代表的な資格〕 弁護士、公認会計士、税理士、ファイナンシャル・プランニング技能士、中小企業診士、社会保険労務士、司法書士、行政書士、宅地建物取引主任者、システムアドミニストレータ、など

公的資格

国家資格に準ずる資格で、財団法人や社団法人、日本商工会議所が試験を行い、所轄省庁や大臣、日本商工会議所などが認定する社会的信用度が高い資格です。 〔代表的な資格〕 ワープロ検定、福祉関連資格、秘書技能検定、簿記検定、販売士検定、ホームヘルパー、カラーコーディネーター検定、など

民間の資格

民間の企業・団体が業界の発展、向上を目的として任意に与えている資格です。 〔代表的な資格〕 TOEIC、TOEFL、CG検定、MOUS試験、中国語検定、インテリアコーディネーター、など

定年後の仕事に有利な資格

①行政書士

行政書士の仕事は、官公庁に提出する書類の相談・提出、権利義務に関する書類の作成などです。一般の人が作るのは難しい書類を本人に代わって作成するお仕事で、社会的ニーズも高く、定年後にも人気のお仕事です。 定年後に行政書士は個人経営をするにあたって多額の資本金使わずに、自宅の一部などを利用して開業することも可能です。また、自分の空いている時間を使って自分のペースで仕事をできるところも人気の理由です。

②マンション管理士

マンション管理士とは、マンションの管理・運営に関する助言・指導・コンサルティング業務を行う専門家。国家資格(名称独占資格)であり、マンション管理会社・分譲業者・ファイナンシャルプランナー事務所などが主な活躍の場となります。資格取得の難易度が高いですが、マンション管理士の仕事がシニア層のニーズも高いため、再就職や転職にとても有利になること間違いなしです。

③調理師

調理師の仕事は飲食店の他にも病院の施設や公共施設など、数多くの職場が存在します。調理師の資格は仕事に就くにあたり必ずしも必要な資格といったわけではありません。 しかし、資格を持っておくと面接の際などに有利になることは間違いないので、もっておくと便利です。短期間で合格を目指せるといったところも人気の理由です。もともと料理が好きで趣味の延長上で取得する方や、定年後に独立や開業を考えているので取得する方が多いようです。

④介護福祉士やホームヘルパーの資格

高齢化社会の日本にとって、介護福祉士はこれからますます必要となってきます。そのため、定年後の仕事としても就職につきやすい仕事のひとつとなります。 また、仕事探しに役立つのはもちろんですが、これからの配偶者や親等の介護にも役立つといった理由から介護福祉士やホームヘルパーの資格を取得しておくと生活にも役立つので取っておくといった方も多いようです。

⑤英語の資格

近年、在宅ワークとして人気のある翻訳の仕事。家でできる仕事であるため、定年後の仕事としても人気がでてきております。そのためにTOEICをとっておくとよいでしょう。中には定年後に時間ができてから、ボケ防止のためにも英語の勉強をしてTOEICを受けるといった方も多いようです。

⑥パソコン検定

パソコン検定協会が実施している試験で、1~5級までが設定されています。今の時代、IT関連の仕事のみならず、どの職業においてもパソコン作業がついてくるといったことも多いです。シニア層の方はパソコンが苦手といったイメージがあるため、パソコンができるというアピールをするためにもこの検定を持っておくと便利です。 まだどのような職種につくか決めてないといった方でも、なんの資格を取ったらいいか迷っていたら、とりあえずはパソコン検定をとっておけば、どの分野でも活躍できると思います。

定年後の仕事探しの方法

定年退職したとはいえ、まだまだ体力も気力もありまだ働きたい!といった方は多いかと思います。では定年後の仕事探しとはどのようにすればよいのでしょうか?

雇用形態

仕事を探すにあたり、まずはどのような雇用形態で仕事を探すか考えましょう。 自分のライフスタイルに合わせて、給料もたくさん欲しいし今まで通りしっかりと働きたいのであれば、フルタイムでの勤務を探した方がいいですし、もしくはせっかく定年を迎えたので今後はゆっくりと仕事をしながら趣味の時間などももうけたいといった方であれば、パートでの勤務を探すとよいですね。 今まで働いていた会社で再雇用として働く場合も、フルタイムかパートかの2種類の選べる会社もあります。

基本的には通常の職探しと一緒

基本的には通常の職探しの方法と同じと考えてもいいでしょう。再就職活動も通常の就職活動と同様に求人情報から希望の就職先を探し、電話やメールで応募する、または就職・転職サイトからエントリーして、面接や筆記試験を経て採用という流れになっています。 応募から採用までに面接や試験をするにあたって長く期間を必要とする場合がありますので、退職後すぐに働きたいという方は、退職前から仕事探しをはじめ、先に内定をもらっておくと退職後、期間をあけずに働くことができます。

年齢条件

定年後の再就職には年齢の条件を満たす必要があります。この条件を満たすことが第一に難しいポイントになってくるのではないかと思われます。仮に条件を満たしていなかった場合でも、働きたい会社があったらその会社の人事担当の方に連絡をし、直接交渉をしてみてもよいでしょう。資格や経験などがあったりすると、場合によっては採用も考えてくれるかもしれません。

ハローワークで仕事を探す

ハローワークとは、国(厚生労働省)によって設置された、職業安定法に基づく国民に安定した雇用機会を確保する事を目的とした施設で、正式名称は「公共職業安定所」(略:職安)と呼びます。 ハローワークでは職業の紹介業務以外にも、求職者には就職についての相談・指導、雇用保険の受給手続き、雇用主には雇用に関する国の助成金・補助金の申請窓口業務、求人の受理など、様々なサービス業務を行っています。 ハローワークは無料で求人もでき、利用する人も多いので、大企業から中小企業まで、数多くの求人があります。雇用形態も、正社員・派遣社員・パートなどといった自分に合った雇用形態を選ぶことも可能です。 まずはお近くのハローワークに行ってみて相談してみてもいいでしょう。また、ハローワークはインターネットでも求人情報を見ることのできる、ハローワークインターネットサービスといったものがあります。 ハローワークへ出向かなくても、ご自宅でインターネットで求人情報をみることができるので大変便利なサービスです。このハローワークインターネットサービスでも、雇用形態や勤務地など、条件を選択し、その条件にあった仕事を検索することができます。

転職・就職求人情報誌から探す

就職・転職情報誌には書店・コンビニなどで売られている有料タイプと、駅やお店などに無料で設置・配布されているフリーペーパータイプの2種類があります。 どちらも会社がお金を払って求人の募集を掲載しているのですが、ハローワークには出していない会社も掲載されていたりすることもあるので、こちらにも目を通しておくと、ピンポイントで見つけることができるかもしれません。また、ハローワークの求人より見やすく、わかりやすく掲載されているので、応募をしやすいといった利点もあります。

転職・就職求人サイトから探す

求人情報誌のインターネット版と考えてよいかと思います。こちらも会社がお金を払ってインターネットで求人を掲載しているものが多いです。ほとんどのサイトが無料で見ることができますが、サイトによっては最初に無料会員登録が必要な場合もあります。 登録の際に入力した情報から条件に合った求人情報の提供を受けたり、専任の転職サポートスタッフなどによるアドバイスなどをメール等で受けることができるサービスを提供しているサイトもあります。

定年後に人気の仕事ランキング≪男性≫

1位 軽作業(梱包・仕分け)

男性部門での1位は、工場などで行う梱包・仕分けでした。人気の理由はシニア世代の方にとって自分の健康や長生きのためにも、軽い運動にもなるということと、単純作業が多く簡単な仕事が多いので自分にもできそうといった理由から選ぶ方が多いようです。

2位 事務・入力・受付

2位は事務作業等を行う仕事でした。選ばれた理由としては、今まで会社でずっと事務作業をしてきたからといった理由や、体力的に立ち仕事はつらいので、座ってできる仕事ということで人気があります。

3位 専門職

専門職とは、マンション管理士・行政書士・社会保険労務士・ボイラー技士など、資格や技術を必要とする仕事です。定年前に働いていた仕事で独立をしたり、専門職の資格をとって自宅の一部を使って開業したりと、個人職として自分の好きな時に仕事をする方がいるようです。

4位 清掃

清掃のお仕事も1位の軽作業と同様、身体を動かすのが好きな方や健康維持のために運動したいといった方におすすめです。また、清掃の仕事はシニア層の方を積極的に採用しているので募集もたくさんあり働きやすいといった特徴があります。時間も短時間から長時間まで色々選べるとことも人気のポイントです。

5位 警備員

こちらもシニア層を積極的に採用している業種のひとつの、警備員が5位に入りました。大型ショッピングセンターなどの商業施設、オフィスやビル、病院施設などの常駐の警備員の他に、イベントや交通移動などの現場の警備の仕事があります。 どちらも立ちっぱなしの仕事が多いので体力が必要な仕事です。短時間の仕事は少なく、フルタイムでの求人が多いので、まとまった給料が欲しく体力に自信がある方におすすめのお仕事です。

6位 配送・物流・ドライバー

運転をするのが好きな定年後の方に人気の仕事が配送や物流・ドライバーといった仕事です。様々な荷物や物資を貨物トラックで運ぶ仕事や、タクシー運転手、商業施設や介護施設・幼稚園等の送迎運転手などがあります。中でもタクシードライバーは定年後のシニア世代の方を積極的に採用している会社が多く、待機時間も多く運転距離も短めなのでドライバー職の中でも始めやすいです。

7位 講師・インストラクター

今まで働いてきた仕事の長年の経験や実績をいかして、そのまま講師やインストラクターに なるといった方も多いです。若い世代に自分のやってきたことなどを伝える、定年後だからこその仕事ですよね。

8位 医療・福祉・介護

どんどん高齢化社会が進んでいっている日本にとって、医療・福祉・介護の仕事はますます需要は多くなっていくでしょう。平均寿命ものびていっていることもあり、定年後でもまだまだ元気な方も多いので、シニア層の方々でも介護の仕事についている方も多いです。

9位 スーパーマーケット

9位はスーパーマーケットでのレジや品出しなどの仕事でした。スパーマーケットは生活に身近な仕事であり、自宅の近くのスーパーマーケットで働くなど、通いやすいといったところも人気の理由です。

10位 厨房・キッチン・調理スタッフ

飲食店に限らず、保育園や学校、病院や福祉施設など様々な職場があります。未経験でも始めることができる簡単な内容や、調理師免許を持っていれば免許を活かした本格的な調理をすることもできます。短時間での仕事などもあり、料理が趣味な方が生活の足しに少し働きたいといった方などに人気があります。

定年後に人気の仕事ランキング≪女性≫

1位 事務・入力・受付

男性部門で2位の事務・入力・受付が1位でした。女性も男性同様、今まで事務の仕事をしてきたので経験をいかして同じ職種に就くといった方が多く、体力的にも負担がかからないので男女共に人気の様です。

2位 医療・福祉・介護

男性では8位だっだ医療・福祉・介護が2位と、男性よりも特に人気がある仕事です。現に介護業界の女性職員は70%を超える人数がいます。なので、定年後の女性の方でも働きやすい仕事といえるでしょう。

3位 厨房・キッチン

厨房やキッチンの仕事は、長年主婦として料理を作ってきた定年後の女性の方にはもってこいの仕事と言えますよね。料理を得意とする女性の方におすすめのお仕事です。

4位 軽作業(梱包・仕分け)

男性部門での人気の1位であった軽作業が女性部門では4位でした。軽作業の中でも、体力のあまり使わない検品作業や軽い商品を扱うピッキング作業などが人気があるようです。

5位 清掃

清掃の仕事は男女関係なくできる仕事なので女性の方にも働きやすく、人気のお仕事です。

6位 専門職

男性の場合は定年後に独立や開業をすることが多い専門職。女性の場合は今までやってきた専門職を時短で働くといった方が多いようです。

7位 スーパーマーケット

スーパーのレジや品出しも、内容的にも働きやすく、定年後の女性に定番に人気のあるお仕事です。

8位 講師・インストラクター

女性も、男性同様、長年働いてきたからこその経験や実績をいかして定年後に講師やインストラクターになることも多いようです。

9位 テレフォンアポインター

座ってできる仕事でもあり、時間や日数も選べることから人気のテレフォンアポインターです。

10位 コンビニや店舗の店員

近くのコンビニでいきいきと働いているシニアの女性の方もよく見ますよね。通いやすいといったところも人気の理由です。

定年後の準備は早ければ早い方がいい

いかがでしたでしょうか? 定年後に資格を持っていると、新しく仕事を見つける際や再就職のときに有利に働きます。もちろん、そのための勉強は早く始めた方が良いでしょう。 30代・40代であれば、新たなキャリアに繋がる可能性もありますし、50代・60代あれば、第二の人生に向けて興味のある資格をとっても良いでしょう。 定年後を楽しく過ごすための準備は、いますぐ始めても遅くないありませんよ。最後に、資格講座の一覧が見れるリンクをご紹介します。どんな資格があるかチェックしましょう!

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