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プロジェクトマネージャー試験|難易度と合格率・勉強法と過去問

資格・検定

プロジェクトマネージャー試験は、難関でなかなか合格しづらいと思っている方も多いかもしれません。しかし試験に向けてきちんと対策を練って勉強をしておけば、合格できる試験でもあるのです。プロジェクトマネージャー試験におすすめの本や勉強法などご紹介します。

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プロジェクトマネージャーとは?

プロジェクトマネージャーとは、情報システムや組み込みのシステムを開発するプロジェクトの責任者として、プロジェクトの計画・実行・管理をする役割です。必要とされる要員や資源をきちんと確保し、予算・工程・品質を管理してスムーズにプロジェクトが遂行されることに努めます。 また終了時にはプロジェクトの実績を分析・評価して、当該プロジェクトはもちろん、ほかのプロジェクトにもその結果を反映させるという仕事です。非常に重要な職業というのがわかりますね。

プロジェクトマネージャー試験は狭き門?

プロジェクトを立案し、品質やコストに全責任を負ったうえでプロジェクトを見事成功させ、メンバーも成長させるという責務がプロジェクトマネージャーですが、この仕事を目指す人が受けるべき試験が「プロジェクトマネージャー試験」です。 高度情報処理技術者試験のひとつに該当する試験で、難易度はスキルレベル4にあたります。国家資格であり、合格率は10%前後ですから、難しい試験と言えるでしょう。

数年前はもっと難関だった!?

とは言え、プロジェクトマネージャー試験は、前はもっと難しかったのです。ちょっと前までは合格率6~8%というかなり厳しい数字だったのですが、平成21年度から新制度に移行して、試験合格率は上がっています。 平成26年度春期の合格率はなんと12.7%まで上昇しているのです。スキルレベル5から4に移行し、出題内容や範囲に変わりはありませんが、問題の複雑性や規模が狭くなり、少しゆるやかに間口が広くなりました。これは今から受験される方には嬉しい話題ですね!

プロジェクトマネージャー試験内容

午前1・午前2・午後1・午後2の4つを受験しますが、午前は2つともマークシートで解答します。午前1は30問、午前2は25問出題され、4択式です。午後1はシステム開発に関する文章についての問題が4題出されますので、その中から3題を選択して解答します。 午後2は小論文で、テーマが3つある中でひとつを選択し、今までの経験を踏まえて2400文字以上で文章を書くことが必要になります。 小論文はA~Dの間で判定され、合格基準はA判定です。そのほかの試験は満点の60%以上取ることが合格基準のレベルとなるので、小論文が大きなウエイトを占めることもわかります。ちなみに時間の割合は午前1が50分、午前2は40分、午後1は90分、午後2は120分と分かれています。

試験日程・問い合わせ先など

願書受付の期間は1~2月で試験は4月、受験は全国主要都市で開催されます。試験発表は6月で受験料は5,100円です。

情報処理技術者試験センター 〒113-8663 東京都文京区本駒込2-28-8 文京グリーンコート センターオフィス15階 TEL 03-5978-7600 FAX 03-5978-7610 受付時間: 9:30~18:19 土・日・祝日は休業

プロジェクトマネージャー試験の勉強法

プロジェクトマネージャー試験の勉強法にはどんなポイントがあるのでしょうか?一緒に見ていきましょう。

午前2は過去問からの出題頻度が高い

受験合格者の方の話によれば、午前2の出題は過去出題された問題がかなりの割合で出るとのことです。ということは、午前2に関しては、過去問をとにかく繰り返して読み、問題と解答を覚えることが大事です。丸暗記するつもりで一生懸命覚えるようにしましょう。

午後1はどんな答えが求められるのか把握

午後1は出題者がどんな答えを期待しているか、というのをよく理解して答えることが大事です。過去の問題を解き、IPAが公開している模範解答を見て、自分の答えの何が足りないか、考え方のプロセスでどこが間違っていたか、というのを確認して復習しましょう。 こうすることで、次第に出題者の意図に沿った解答を書けるようになってきます。

午後2は書き出す前によく論文設計を

午後2は小論文で試験時間も120分と、プロジェクトマネージャー試験の中でも一番長い時間をかけておこなわれます。論文は手書きを実際にするとなると、かなり時間も要しますし、労力もかかりますので、過去の問題を見て、自分だったらどのように文章を書くかというのを、頭の中でシュミレーションして練習する方が多いです。 小論文は大きなウエイトと先ほど書きましたが、実は小論文作成までこぎつけた方のおよそ4割は合格しているという統計データも出ており、小論文と聞けば身構える方も多いでしょうが、それほど難しく考える必要もないのです。 書く前にどのように文章を組み立てるのか、頭の中でよく作戦を練ってから執筆にとりかかります。聞かれていることにしっかり答えれば大丈夫ですから、過去問題を読んでトレーニングをしておきましょう。

プロジェクトマネージャー試験の対策本・スマホアプリ

では、プロジェクトマネージャー試験にはどのような対策をしておけばいいのでしょうか?いくつかおすすめの本・スマホアプリをご紹介します。

試験全般に使える本

情報処理教科書 プロジェクトマネージャは、三好康之氏の著書で、受験者には「みよちゃん本」として親しまれ、もっとも評判がいい本です。必要知識の解説は巻末にあり、午後2→午後1→午前2の順番となっています。 資料が非常に充実しており、使い勝手のよい本ですが、新しいものは高いので、あえて中古の本を購入して試験に臨む方も多いようです。

知識のインプットをしよう(午前1用の対策)

実務でプロジェクトマネージャーのような仕事をこなしている人でも、試験対策として新たに試験用の知識を頭の中に叩き込んでおくことが必要です。そのためにおすすめの本が秀和システムの「ポケットスタディ プロジェクトマネージャ」です。 コンパクトサイズで携帯するのにも便利ですし、ちょっと空いた時間にも使えます。通勤電車の中で利用する方法もありますよ。

午後1問題の対策なら

専門知識と午後問題の対策では、こちらのプロジェクトマネージャ「専門知識+午後問題」の重点対策 がよく利用されています。問題を解答するテクニックに特化して書いてあり、効率的にプロジェクトマネージャー試験の対策をすることができます。

スマホアプリ「プロジェクトマネージャ試験問題集」も使える!

午前2用の対策では、こちらのスマホアプリを利用する方も多いようです。プロジェクトマネージャー試験で、過去出題された問題がぎゅっと詰まっており、無料でインストールできるのでありがたいですね。

論文対策のおすすめ本

論文が苦手、あるいははじめてという方にはこちらの本がおすすめです。「論文試験は簡単だ!」というタイトルがまず受験者に勇気と希望を与えてくれますね。論文を書くのは決して難しくないということを紐解いて教えてくれる入門書のようなものです。 プロジェクトマネージャー試験を受ける意義も考えられ、モチベーションアップも図れる良書です。

過去問題の一部をご紹介

ここで、プロジェクトマネージャー試験の過去問題をいくつかご紹介します。今後受験される予定の方はぜひ参考になさってください。

2016年度プロジェクトマネージャー試験より(午前1)

いずれも4つの選択肢からひとつを選んで解答する形式です。よく文章を読んで選択するようにしましょう。2016年度の午前1で出題されたものは、「仮想サーバの運用サービスで使用するライブマイグレーションの概念を説明したものはどれか」「仮想記憶方式に関する記述のうち、適切なものはどれか」などがありました。

2016年度プロジェクトマネージャー試験より(午前2)

こちらも4択式になっています。「"PMBOK" におけるコスト見積もりプロセスと品質計画プロセスの両方で使用する共通のインプットはどれか」「プロジェクトの開始を公式に承認する文書の作成を依頼された者の行動として、適切なものはどれか」などの問題が出されています。

2015年度プロジェクトマネージャー試験より(午前1)

「エクストリームプログラミング(XP)のプラクティスとして、適切なものはどれか」「パスワードに使用できる文字の種類の数をM、パスワードの文字数をnとするとき、設定できるパスワードの理論的な総数を求める数式はどれか」などの出題がなされています。

2015年度プロジェクトマネージャー試験より(午前2)

「テンペスト技術の説明とその対策として、適切なものはどれか」「広告宣伝のメールを送信する場合、特定電子メール法に照らして適切なものはどれか」などが出題されていました。

必要なのはやる気と集中力!

プロジェクトマネージャー試験は、調べてみると必ずしもプロマネ経験者が合格に有利ということではないのです。まったくそういう経験がなくても合格している人もいるので、要は試験にかける意気込み・集中力と、いかにプロジェクトマネージャー試験にあった勉強をしておくかがカギになるでしょう。 受験される方は時間を有効活用して頑張ってくださいね。

転職に有利になる資格を知っていますか?

転職を有利に進めるために資格を取得する方が多いですが、資格を取得してから転職活動をしようと考えてはいないでしょうか。 ・取得した資格が希望の職場や職種で有利に働かなかった ・転職の場合は資格以外にも必要なスキルや経験があった ・取得した資格以外にも実は取得したほうがいい資格があった 転職活動を始めてから気づいて後悔することもしばしば。事前に防げる後悔をする前に、転職エージェントへ「転職のために必要な資格は何か」を相談することをおすすめします。 中でも「doda(デューダ)エージェント」は、国内最大級の転職支援数があるため、企業が求めている資格やスキルを正確に教えてくれますよ。無料で相談できます。

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