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ビジネスメールに結びの言葉は必要?注意点や例について紹介

更新日:2024年07月26日

メール・手紙

ビジネスメールの結びの言葉の使い分けはできているでしょうか。本記事では、ビジネスメールの結びの言葉について、意味や使い方、注意点などを紹介していきます。ビジネスメールに結びの言葉のバリエーションを増やしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

「取り急ぎ」の使い方に注意する

「ひとまず急いで用件を伝えたくて」と言いたい時に、ビジネスメールの締めに「取り急ぎ」という言葉は使われている傾向があるでしょう。 そこに丁寧な印象をプラスするためには、「取り急ぎ」という言葉を使った後は、「この件に関しては、また改めて連絡いたします」や「詳細はお打合せの際に説明いたします」などを加えることがおすすめです。 ただ、「取り急ぎ」という言葉には注意点があります。「とりあえず急いで書いた」というニュアンスを含んでいるため、相手によって失礼だと受けとる可能性もあるでしょう。 そのため、目上の人や、取引先の相手などに「取り急ぎ」を使うのはリスクがあります。どうしても「取り急ぎ」という言葉を使いたい場合は「一旦、ご報告させていただきます」「まずはご報告させていただきます」という表現に変えたほうが良いでしょう。

ビジネスメールの結びの言葉の例

ここでは、ビジネスメールの結びの言葉の例を挙げていきます。シチュエーションごとに紹介しているため、内容に合わせて結びの言葉を選ぶようにしてください。 その時の状況にあっていないものを使うと、相手に違和感を与えてしまうため、言葉の意味をきちんと考えて使うことが大切です。

汎用性の高い結びの言葉

季節を問わず使える結びの挨拶は、汎用性が高く大変使いやすいため、どの結びにも困らないでしょう。 しかし、明らかな季節の変わり目や送るタイミングでは、他の結びを使用したほうが良いこともあります。同じ結びを使いすぎるのは控えましょう。

例文
  • 略儀ながら書中でご挨拶申し上げます
  • 時節柄、一層のご自愛のほどをお祈りいたします
  • 末筆ながら、ますますのご健勝とご多幸をお祈り申し上げます
  • 乱筆お許しください

依頼やお願いをする時の結びの言葉

依頼やお願いをする時の結びの言葉を丁寧に伝えることで、誠実で謙虚な印象になります。関係が浅い取引先や上司などには、特に必要な一文でしょう。

例文
  • それでは失礼いたします
  • メールにて失礼いたします
  • それでは、今後ともよろしくお願いいたします
  • ご検討くださいますようお願い申し上げます
  • ぜひご検討いただきますようお願い申し上げます
  • ぜひ一度ご覧いただけますようお願いいたします

感謝を伝える時の結びの言葉

感謝を伝える時の結びの言葉は、相手の気遣いや心遣いに対しても使用できます。また、本文の内容でも感謝の意を伝えていたが、それでは収まらないほど重ねてお礼を伝えたい、という時にも使います。

例文
  • 重ねてお礼申し上げます
  • 深謝いたしております
  • この度は心より感謝申し上げます
  • ご厚情を賜り、誠にありがとうございます
  • 厚く御礼申し上げます
  • この度の件につきましては、謹んでお礼申し上げます

季節の挨拶を入れた結びの言葉

季節の挨拶を入れた結びの言葉はたくさんあります。春は新緑や暖かさ、新年度といった新鮮さをフレーズにしたものが多いです。 夏は暑いので、その暑さに耐えぬくといったフレーズが多く見られます。クールビズが流行ってきてはいますが、職業柄もしくは会社の社風によって夏でもスーツを着るところは少なくないでしょう。 秋は季節の変わり目の年で体調を崩しやすいため、その点を気遣った結びが大切になります。冬は寒いので体調にも気をつけなければならない季節です。そのため健康の結びも参考にすると良いでしょう。

春の例文
  • 春の訪れと共に、貴社の更なるご発展のお祈り申し上げます
  • 新年度を迎えましても、変わらぬお付き合いの程、よろしくお願い申し上げます
  • 若草萌る好季節、蜷様のおかれましてはますますのご活躍をお祈り申し上げます
  • 風薫る爽やかな時節、皆様のますますのご健勝を心よりお祈り申し上げます
夏の例文
  • 時候不順の折、お風邪など召されませぬようご自愛ください
  • 暑熱耐え難き時節、ご自愛専一にご精励ください
秋の例文
  • 残暑去り難く厳しき折、くれぐれもご自愛くださいませ
  • 新秋の折、貴社の更なるご発展を心よりお祈り申し上げます
  • 秋たけなわの好季節、貴社の更なるご発展を心よりお祈り申し上げます
  • 天高く馬肥ゆるの候、ますますのご活躍をお祈り申し上げます
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初回公開日:2016年11月05日

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