IT人材のためのキャリアライフスタイルマガジン

社会保険労務士の試験の難易度と合格率・独学で合格可能?勉強時間

初回公開日:2017年01月23日

更新日:2020年08月14日

記載されている内容は2017年01月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

資格・検定

社会保険労務士試験は税理士・司法書士試験に次いで難易度が高く、宅建試験よりもはるかに難易度の高い試験です。この記事では社会保険労務士試験の合格率、難易度、独学で勉強可能か、また勉強にかかる時間を解説しています。資格の勉強を始める前に、しっかり確認しましょう。

社会保険労務士とは何か

社会保険労務士とはどういい資格なのか、解説します。

全国社会保険労務士会連合会による定義

社会保険労務士(社労士)は、まだまだその本当の役割が知られていない資格だと思います。全国社会保険労務士会連合会のHPには、「社労士は、労働・社会保険に関する法律、人事・労務管理の専門家として、企業経営の3要素(ヒト・モノ・カネ)のうち、ヒトの採用から退職までの労働・社会保険に関する諸問題、さらに年金の相談に応じる、ヒトに関するエキスパートです。」と明言されています。

社会保険労務士の具体的業務

また社労士の具体的業務としては ●労働社会保険手続業務、 ●労務管理の相談指導業務、 ●年金相談業務、 ●紛争解決手続代理業務 ●補佐人の業務 となっています。

社会保険労務士の実情

しかし現在一般的には、社労士は「給与計算と社会保険の手続きを頼むヒト」「就業規則の作成、変更を頼むヒト」くらいの意識しかなく、本来の業務が委託されていないのが実態でしょう。本来は、「給与計算」「就業規則の作成、変更」は会社の総務の仕事であり、社労士は、これらに関する「相談」を受ける専門家なのです。 確かに「社会保険・年金の手続き」も社労士の仕事ですが、もっと大事なことは「労務管理」「紛争解決」業務のはずです。しかし筆者の知る限りは、この分野の仕事を社労士は嫌い、「給与計算と社会保険の手続き」に専念してしまっているように見えます。社労士が「労務管理の専門家」であることを、企業も社労士も認識すれば、その需要はまだまだ伸びるものと思います。

特定社会保険労務士とは何か

社会保険労務士になるための資格の存在も難易度の一因

社労士になるための難易度は、試験の前に受験資格の有無から始まります。 資格条件は非常に複雑なので、非常に簡単に述べると、学歴としては短大・高専卒業と同等以上、 実務経験としては 「一般企業で労務・社会保険関連の実務経験」 「公務員経験」 「社会保険労務士または弁護士の補佐経験」 「労働組合の専従または職員の経験」 「法人の労務役員または労務職員経験」 のいずれかが3年以上、ということです。これでもうかなりの難易度なのではないでしょうか。

社会保険労務士の資格試験の難易度

社労士試験の難易度は、「税理士・司法書士の試験よりもやさしい」レベルなのですが、社労士の試験には、税理士試験や中小企業診断士試験のように、「合格科目の繰り越しの恩恵がない」一発勝負の試験です。 しかし、税理士試験は記述問題と計算問題ですが、社労士試験は次のように、「5択問題70問」(7科目)+「語群選択40問」(全8科目5問ごとに構成され20個の選択肢から回答を選ぶ方式)の若干複雑ながらあくまで選択問題なので、その分は税理士試験よりも楽です。 結果としてやはり、「税理士試験よりもやさしい」レベルの難易度ですが、士業で比べるなら、次に来る行政書士よりはかなり難しいレベルです。 選択式には3点以上、択一式では4点以上という合格基準があり、これも難易度の一因です。さらに合格ラインは毎年異なります。

たとえば選択式の場合、無作為に回答した場合の8科目全科目の合格率は2%しかありません。

社会保険労務士の合格率

直近2年間の合格率は次表の通りです。平成27年の試験の合格率は社労士試験史上最低でしたが、平成28年はかなり改善しました。選択・択一問題なのにこんなに合格率が低いということは、問題が相当に難しく、参考書にも決定的なものがないということです。これも難易度の一因です。

関連タグ

アクセスランキング