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派遣の掛け持ちはあり?メリット・デメリットと確定申告・所得税・住民税はどうなる?

制度

派遣は掛け持ちをする時代になってきました。掛け持ちするメリットとデメリットをよく知っていることで、賢く派遣の仕事を続けていけます。また、ダブルワークに伴う税金や社会保険料といったちょっと複雑な問題を、わかりやすく解説します。

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派遣という多様な働き方

派遣という雇用形態ができてから久しくなり、多くの人が派遣を通して仕事をして生計を立てています。派遣社員の福祉も見直されていて、これからも大きな可能性のある雇用形態ですね。

しかし不景気の今、収入が足りない、ボーナスが出ない、給料が上がらないなどといった理由で副業をする人も増えています。では、派遣のダブルワークはできるのでしょうか?正社員となるとダブルワークを禁止するところが大概ですが、派遣はどうなのでしょうか? この記事では、派遣で掛け持ちをすることはできるのか、そのメリットとデメリット、また確定申告や税金はどうするのかといった現実的な疑問についてお答えします。掛け持ちしてみないとわからない税金の問題なども取り上げるので、ダブルワーカー必見です。

派遣は掛け持ちできる

基本的に派遣は掛け持ちすることができます。実際に派遣の仕事をしている人の中には、複数の派遣会社に登録している人も多いです。また日中は派遣の仕事、夜や週末はバイトなどといったダブルワークをしている人もいます。もちろん、掛け持ちをするには体力が必要です。 法律的には、契約時間外に他の仕事を掛け持ちしても全く問題はありません。ただ、派遣会社によっては掛け持ちを禁止しているところもあります。会社によって違うので確かめてから決めましょう。

同業社の掛け持ちには注意

掛け持ちするなら、自分の慣れた分野の仕事で掛け持ちしたいと思うかもしれませんが、同業他社を掛け持ちすると問題も起きやすいです。 会社としては仕事内容などは決して同業者には知られたくないものです。あなたが掛け持ちしている会社が同業他社であると、どうしても自分の知っている情報を使いたくなるかもしれませんし、会社側もあなたが他社と掛け持ちしていることを利用したいと思うかもしれません。

社会人としての倫理観を保つためにも、同業他社はあまりお勧めしません。もし掛け持ち先に同業者を選ぶとしても、高い道徳観や責任感を保つよう心掛けましょう。

掛け持ちのことは派遣先にも報告しておこう

あとからトラブルになることを避けるためにも、派遣会社には掛け持ちの仕事のことを報告しておきましょう。派遣会社は細かい法律を守らないといけないため、ダブルワークしていることでその法律に触れてしまう恐れもあるからです。 例えば週に40時間内勤務の決まりでは、40時間を超える部分は定時であっても残業代を出さないといけないのです。掛け持ちしていても週に通算40時間を超えるとこの残業代が発生します。ですから掛け持ちであっても派遣社員の勤務時間を把握している必要があるのです。

派遣の掛け持ちするには、異なる派遣会社に登録する

一つの派遣会社で掛け持ちするのは難しいです。先にも書いたように労働法で40時間勤務が決められていることが理由です。もし勤務時間をオーバーしたときには、派遣先から割増賃金をもらうことができますが、二つの勤務先を紹介してしまうとこの割増賃金は派遣会社自身が負担しないといけなくなるからです。 ですから、派遣の掛け持ちをする場合は異なる派遣会社に登録することになります。

掛け持ちのメリットとデメリット

派遣の掛け持ちのメリットは、収入が増えるほかに、様々な業種を経験でき仕事にもプラスの影響が出るといったことがあります。掛け持ち先で学んだことを本業の仕事に活かすことができるかもしれません。 また夜中は事務仕事、夜は飲食店といった働き方をする人も多く、勤務先でまかないが出る分食費が浮くといったおまけもついてきます。

デメリットとしては体力が続かないことです。勤務時間が増えるわけなので、自然と疲れやすくなりますし、それが仕事に影響してきます。ミスしやすくなって本業の派遣の仕事に影響が出ると本末転倒ですね。仕事ばかりの毎日になると精神的にも健全とはいえません。 今は派遣の仕事でもパートのように一日4,5時間の勤務もあるので、こういう形態の勤務を選べば掛け持ちも苦になりませんね。身体を壊しては元も子もないので、適度に休めるような、上手な掛け持ちの仕方を目指しましょう。

掛け持ちの雇用保険はどうするか

派遣の掛け持ちする際、雇用保険はどちらの会社で入るのか、と疑問に思うでしょう。掛け持ちしていても条件を満たしていれば雇用保険に入ることはできます。雇用保険は掛け持ちできませんから、収入の多いほうの派遣会社で雇用保険に加入します。

税金について把握しておこう

ダブルワークをしている人は、税金についてより一層知っておく必要があります。一社だけに勤務していると会社に税金のことはお任せできますが、掛け持ちとなると自分で確定申告をしたり、年収をどれくらいに調整するかを計算しなければならないからです。 これから気になる税金や確定申告についての情報をご紹介します。

確定申告では漏れなく申告すること

確定申告とはその一年で得たすべての所得について申告することです。確定申告をすれば、過払いとなった社会保険料が戻ってきます。掛け持ちしている人は特に、申告漏れがないように注意しましょう。 主な収入源の会社は年末調整をしてくれますが、掛け持ち先の仕事の分は自分で確定申告しなければなりません。源泉徴収票を掛け持ち先から受け取り、期日内に確定申告を済ませましょう。今はネットでも申告できる時代なので便利な方法を活用するのも手ですね。

所得税と社会保険料の納付義務ラインに注意

派遣で仕事をしている方ならご存知かと思いますが、年収103万のラインと130万のラインがあります。年収が103万円以下の場合社会保障に加入する義務はありません。なので所得税も免除されます。年収が130万円を上回る場合、社会保険料をすべて負担する義務が発生します。もし配偶者扶養に入っている方であれば、自分で社会保険料を払うだけでなく配偶者の保険料負担も増えてしまいます。 勤務先が一つなら、会社に年収はどれくらいを考えているかを伝えておけば、会社が調整してくれます。しかし掛け持ちで働いている方は、自分で年収を把握していなければなりません。年末に近付く前に年収がどれくらいになるかを事前に計算しておきましょう。年収のラインを超えたくない場合は、仕事を減らしてもらうなどして調整しましょう。

逆に、年収が130万を超えることが明らかであるなら、年末までに多く仕事を入れてできるだけ稼ぐ方向にしましょう。130万ギリギリの年収だと、社会保険料の負担割合が大きく損をするからです。

こっそりダブルワークも住民税で発覚する?

実は会社には言わずにこっそり副業という人も多いでしょう。副業のことはちゃんと会社に伝えておくことをお勧めしますが、ここでは副業がばれやすい住民税についてお話します。 確定申告をした後、次の一年の住民税は副業の収入も含めた金額で本業の会社に請求がいくので、副業がばれやすいのです。所得税は本業と副業それぞれで請求されるので問題ないのです。 副業の収入が微々たるものなら、住民税でばれることはないですが、ある程度の収入を得ている場合は住民税に反映されるのでご注意ください。

ここまで派遣の掛け持ちについてお話してきました。ダブルワークと聞くと、副業までしてお金を必死に稼いでいるというイメージがあるかもしれませんが、実はそうとも限りません。ある人は朝晩の仕事が多い派遣会社と、日中の仕事が多い派遣会社を上手く組み合わせて、週に3日でそれなりの収入を得ていました。効率よく働いて、あとの時間は自分のために使う、ということも可能なのがダブルワーク。 一つの会社でしっかり働いて収入をもらうのもよし、掛け持ちをして必要な収入を得るのもよし、自分のライフスタイルに合わせていろんな雇用形態を選んでいける世の中になっています。掛け持ちを考えている方は、ダブルワークのメリットとデメリットをよく考えてみてくださいね。

ライフスタイルに合わせた働き方をしたい方へ

派遣のダブルワークに限らず自分のライフスタイルに合わせた働き方をしたいという方は多いのではないでしょうか。 企業の社風によっては、交渉をしても労働条件が変わらないことも。交渉をしにくい、不満を言いにくい空気が漂う職場もあると思います。自分の力で職場の制度や風土を変えることは難しい。だからこそ、他の職場に身を移す決断をするようです。 慣れない転職活動で、企業選びの力になってくれるのが「転職エージェント」。求人票では分からない各企業の内情を知ったエージェントが、給与や休日数など、あなたの希望の条件に合った企業を一緒に探してくれます。 自分のライフスタイルに合った企業へ転職をしたい方には「マイナビエージェント」がおすすめです。 首都圏&関西圏を中心に求人数トップクラスの「マイナビエージェント」では経験豊富な「キャリアアドバイザー」があなたの希望条件を満たしている求人を紹介してくれるため、あなたの働きたい条件に合った企業へ転職することができます。 無料で相談できるので、まずは登録してみましょう。

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