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間違えてはいけない「退職願」と「退職届」の違い、どちらを使うか迷ったときの選択

退職ノウハウ

もうこの会社では働けない…、怪我や病気で勤務不可能に…。そんな時に必要となるのが「退職願」、「退職届」です。しかし会社を退職したいけどまず何をすれば良いの?そもそも「退職届」と「退職願」の違いって何?そんな人の為の基本コンテンツです。

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退職届は提出後に撤回が出来ない!

「退職届(とどけ)」はこちらから一方的に「退職します!」と退職宣言するもの。提出後に撤回は出来ません。 一度出すともう引き下がれないため、一般的には、退職交渉で退職が決定した後に、最終確認用の書類として提出を求められることが多いです。

退職届が向いている場面

・退職願では引き止められそうな場合 ・何を言われようとも退職の意志を曲げない場合 ・すでに会社側と退職交渉がまとまっている場合

退職願は提出後に撤回が可能!

「退職願(ねがい)」は「退職させてください」とお願いするもの。社員側からの「お願い」になる為、企業側の人事権を所持してる人(一般的には社長。会社によっては人事部長等の場合も)が受理、承諾するまでは、撤回が可能です。 後で撤回出来ること、「お願い」の書類であることから、退職交渉の頭に提出したり、条件次第では会社に残るつもりでいる人が使うと良いです。

退職願が向いている場面

・荒波立てず穏便に退職交渉を進めたい場合 ・退職を念頭に置きつつ企業と交渉を行いたい場合 ・待遇や処遇が改善されれば残っても良いと考えている場合

退職届と退職願、どちらかを提出すればOK!

退職届も退職願も承諾後の効力は同じです。 既に退職願を提出している場合は、退職届を追加で出す必要はありません。

円満に辞職するなら退職願を提出

一方的な解約通知である退職届をいきなり出すのは揉め事の原因となることも。 波風立てず、円満に退職したいのなら、退職願を提出しつつ退職の交渉をを行うか、退職交渉をした上で、退職届を提出するのが一般的な方法です。

何も言われていなくても退職届・退職願は提出するべき

退職の手続きは、法律上高等で退職の意志を明かし、会社側に商人された時点で成立します。退職届も退職願も任意の提出の書類に過ぎないのです。しかし提出が一般的になっているのは「言った」「言ってない」のトラブルを防ぐためです。 書面として残しておくことが、あなたにとっても会社にとってもトラブルの回避に繋がります。

退職届・退職願の書き方

退職届・退職願は縦書きの手書きが基本です。 便せんについては、専用の用紙等は売っていない為、文房具店で売っている普通の便せんで充分です。また、正式な書類として扱われる為、黒いボールペンや万年筆(消しゴム等で消えないペン)で書く必要があります。

便せんのサイズ

・A4便せん ・B5便せん ・セミB5便せん ・色紙判

ペンの種類

・インクの色は黒 ・万年筆 ・ボールペン(筆ペンやサインペンでも良いですが字が潰れる可能性があります) ・油性、水性どちらでも可能ですが、扱いやすいのは水性の方 ・フリクション等摩擦で消えるペンは不可

退職届・退職願の書き方(縦書きの場合)

基本的に退職届と退職願は同じ書式で書いてしまっても大丈夫です。 文面はきまっているので、下記をそのまま書いてください。 ただし改行にはルールはありませんので、用紙に応じて行って下さい。

退職届の書き方

1.まず一行目の中央に「退職届」と書く 2.二行目の一番下に「私事」または「私議」と書く 3.三行目の頭から下記の文章を書く  本文「この度、一身上の都合により、来たる平成◯◯年◯月◯日をもって、退職致します。」  ※「◯◯年◯月◯日」には退職する日を記入。基本は退職交渉時に決まった日付を記入 4.一行あけて、提出する日付と所属部署名、自分の名前を書く 5.自分の名前の舌に認印、または三文判(シャチハタの様な朱肉がいらないものは不可)で捺印 6.宛名として、退職する会社の正式名称と代表者名(社長)を明記  ※会社名は「(株)」「(有)」等の略称は不可  ※代表者名が自分の名前よりも上にいくようにする  ※「様」を忘れない(様の代わりに「殿」としても可)

退職願の書き方

1.まず一行目の中央に「退職願」と書く 2.二行目の一番下に「私事」または「私議」と書く 3.三行目の頭から下記の文章を書く  本文「この度、一身上の都合により、来たる平成◯◯年◯月◯日をもって、退職致したく、ここにお願い申し上げます。」  ※「◯◯年◯月◯日」には退職する日を記入。基本は退職交渉時に決まった日付を記入 4.一行あけて、提出する日付と所属部署名、自分の名前を書く 5.自分の名前の舌に認印、または三文判(シャチハタの様な朱肉がいらないものは不可)で捺印 6.宛名として、退職する会社の正式名称と代表者名(社長)を明記  ※会社名は「(株)」「(有)」等の略称は不可  ※代表者名が自分の名前よりも上にいくようにする  ※「様」を忘れない(様の代わりに「殿」としても可)

退職届・退職願の書き方(横書きの場合)

退職届・退職願は一般的に縦書きが原則とされていますが、企業によっては横書きでの提出を求められる場合もあるかもしれません。 横書きで書く場合、縦書きとは少し異なる部分があります。下記の書き方を参考に横書きで書きましょう。

退職届・退職願の横書きの書き方

●一行目の中央に「退職届」または「退職願」と書く ●二行目に提出する日付を書く ●宛名として、退職する会社の正式名称と代表者名(社長)を省略せずに書く ●自分の名前を所属部署から下記、認印またはまたは三文判(シャチハタの様な朱肉がいらないものは不可)で捺印 ●名前の行から二行改行し、行の最後に「私事、」と書く ●その次の行から本文を明記する(本文は縦書きの場合を参照) ●最後の行に右寄せで「以上」と締めくくる

会社に退職届・退職願のフォーマットがある場合

会社に退職届・退職願のフォーマットやテンプレートが用意され、そちらでの提出を求められている場合は、先方の指示に従って退職届・退職願を記入しましょう。こちらで別途で、退職届・退職願を用意する必要はありません。

どんな場合でも退職理由は「一身上の都合で」

退職届・退職願には、明確な退職理由(「人間関係」や「待遇の不満」等)を書く必要はありません。いかなる理由であれ、自分の意志で退職する場合は「一身上の都合」と書きましょう。

退職届・退職願を提出する時

退職届・退職願を綺麗に書き終えても、そのまま便せんで提出するわけにはいきません。三つ折りにして、封筒に収めて提出しましょう。封筒の表側には大きく「退職届」または「退職願」と書き、裏側には自分の所属する部署と、自分の名前を書き込みます。退職届・退職願を封筒に収めたらのり付けして、提出しましょう。

終わりに

いかがだったでしょうか? 退職届と退職願の基本的なことはおさえられたかと思います。 ちなみに、退職届は退職願と違い、基本撤回出来ないものですが、以下の場合は退職届でも、また退職願でも、届け出自体が無効とされる場合があります。 ●強迫、強要されて提出した ●自分から退職しないと解雇されると勘違いして提出した ●心身が衰弱した状態で提出した ●企業側が労働者に退職意思がないと知っていながら提出させた いずれの場合でも、本人の意志に反する形で退職届を出してしまった時です。本人の意志で出した場合は無効と見なされることはありません。 退職届も退職願も、退職するための大切な書類です。くれぐれも間違いや誤解、トラブルの無いように注意しましょう。

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