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日本のIoT活用事例20個:農業や自動車などに導入中

テクノロジー

「モノのインターネット」などの呼び名で近年耳にすることが増えた「IoT」。IT企業の発展と共に、著しく成長している分野の1つです。IoTが実際にどんなことに活用されているか、皆さんはご存じですか?今回は、身近な所から意外なところまで、IoTの日本でのさまざまな活用事例をご紹介していきます。

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IoTの活用事例20選

IoTのさまざまな活用事例をご紹介する前に、まずはIoTがどのようなものなのか、簡単に把握しておきましょう。 「IoT」とは、「Internet ofThings(読み:インターネットオブシングス)」の略称で、「モノのインターネット」という別名で呼ばれることもあります。従来のインターネットは、パソコンや通信機器に搭載するのが一般的でした。しかし、IoTという分野の登場により、本来は通信を目的としていなかった機器や物にも、インターネットに接続できる機能を搭載し、さまざまな方法で制御や操作をするようになりました。このような一連の流れや分野、またそれをビジネスなどに活用した市場のことを「IoT」と言います。

日本のIoT活用事例

それでは、身近なものから斬新なものまで、さまざまなIoTの活用事例をご紹介していきますね。 ●日本のIoT事例1:スマートフォンへのセール情報送信 高級百貨店で有名な「松屋銀座」が行っているサービスです。店舗の入り口などに装置を設置しておき、得意客や見込み客が近づくと、その人のスマートフォンにセールなどのお得な情報が送信されるというシステムです。 ●日本のIoT事例2:ビルの管理システム 竹中工務店では、センサーをリアルタイム制御して、ビルを管理しています。省エネ効果や快適性の向上が見込まれており、更に防犯や防災の面でも、よりスムーズに検知や察知ができると期待されています。 ●日本のIoT事例3:自動販売機のSuica 街などでよく見掛ける、Suicaやスマートフォンで飲み物を購入できる機能を備えた自動販売機にも、IoTが活用されてます。購入者の属性を読み取り、その人に合った商品をおすすめすることが可能。設置台数はまだ少ないものの、この機能の搭載で売り上げが大幅に上がったというデータもあるそうです。 ●日本のIoT事例4:ポットで高齢者の安否を家族にお知らせ 象印では、実家などで一人暮らしをしている高齢者が、お茶を飲む際にポットを使うと、離れた場所にいる家族にお知らせが届くというIoTを活用したサービスを展開しています。 ●日本のIoT事例5:センサー付き配送車で効率的な配送を 配送業者の中でも最大手と言われるUPSは、自社の車にセンサーを設置し、車の止まった回数や走行時間、エンジン状態などを監視しています。IoTを使って自社の車に関するデータを集めることで、より効率的且つエコな走行を目指しているのです。 ●日本のIoT事例6:基礎体温で体調管理 オムロンとNTTが共同で開始したサービスでも、IoTが活用されています。利用者の体温などをデータとして送信すると、そのデータもとにした心身のケア方法や食生活のアドバイスをもらうことができるというサービスです。 ●日本のIoT事例7:バスの到着案内をリアルタイムで 京都の市バスでは、バスに通信機器を設置して、バスの運航状況を利用者にリアルタイムで案内するサービスを展開しています。観光客が多い為、京都ではより便利な観光客向けサービスの提供を目標としているようです。 ●日本のIoT事例8:災害時に大活躍 Googleは、東日本大震災の際に、道路の通行状況などを明確にしたマップを公開しました。このマップは、どの道が通れてどの道が通れないのか、孤立している地域ないかなどの確認に役立ったと言われています。 ●日本のIoT事例9:遠隔操作ができる家電 パナソニックでは、スマートフォンと連携して遠隔操作をすることができる家電を開発しています。忙しい現代人の生活をIoTが支えている事例の1つと言えるでしょう。 ●日本のIoT事例10:バスナビ 上記で、京都の市バスがバスの運行状況をリアルタイムで利用者に知らせる例をご紹介しましたが、東急バスでも同様のサービスを展開しています。目的のバスが、今どこを走っているのか、リアルタイムで知ることが可能です。 ●日本のIoT事例11:地下鉄でもIoT バスだけでなく、地下鉄でも、上記でご紹介したような運航状況を利用者に知らせるサービスを行っています。東京メトロが展開しているサービスで、運航情報をオープンデータとして、利用者に公開しているのです。 ●日本のIoT事例12:書類も資料もデジタル化 ビジネスでも、IoTは勿論活用されています。富士通ゼロックスでは、文書の管理やプリントなどのさまざな操作を、デバイスから行えるサービスを展開しています。 ●日本のIoT事例13:航空・鉄道でもIoT スマートフォンやパソコンによる、インターネットの予約やデジタルなチケットで飛行機や新幹線への搭乗が可能になったことにより、航空・鉄道会社は、いつ誰がどの便に乗ったのか、特定できるようになりました。それらの情報をもとに、おすすめの旅行やツアーを個人に紹介する、レコメンド機能などを採用している航空・鉄道会社も多くなりました。 ●日本のIoT事例14:自販機の稼働状況を自動収集 飲料水などをメインに取り扱っている株式会社オー・ドゥ・ヴィは、各地に設置されている自動販売機に通信モジュールを導入することで、稼働状況や売り上げなどのデータを自動で収集しています。従来は、自動販売機の設置先の従業員などがデータを回収し、手動で資料を作成していた為、その手間をカットすることに成功したのです。 ●日本のIoT事例15:農業にもIoT 和歌山県の早和果樹園では、みかんの栽培にIoTを活用しています。この果樹園では、センサーで気温や湿度、土壌の状態などのデータを収集し、それをもとに管理や分析などを行えるシステムの構築を目指しているそうです。 ●日本のIoT事例16:スマートフォンでタクシー配車サービス スマートフォンのGPS機能を活用した、タクシーの配車サービスが展開されています。乗客のGPSから位置や場所を読み取り、その場所に最も近い位置にいるタクシーが迎えに行くというサービスです。 ●日本のIoT事例17:IoTで薬の管理 日本オラクルでは、センサーを搭載した薬の開発を進めています。薬に設置されたセンサーは体内で溶けるようになっており、その瞬間に発する電波によって、薬を服用した人の体調や摂取した状態がデータとしてクラウドに送信されるという仕組みです。 ●日本のIoT事例18:リアルタイムで走行距離を計測する自動車保険 あいおいニッセイ同和損害保険では、IoTを活用することで、新しいタイプの自動車保険を考案しました。走行距離などをリアルタイムで計測し、走行距離に合わせて毎月の保険料を決定するという自動車保険です。 ●日本のIoT事例19:全国の交通状況をIoTで把握 富士通は、商用車に電子機器を搭載し、各車の走行状況から、全国の交通状況を把握できるというシステムを開発しました。ブレーキや走行速度などにより、渋滞している道や込みやすい道路などが分析できるというわけです。 ●日本のIoT事例120:農業を効率化 農家の高齢化に伴い、より効率的な農業にしていく必要がある為、農業にもIoTが導入されています。IoTを活用して、データなどを収集することで、作業の効率化に繋げ、より負担の少ない農業にしていくことを目的としています。

世界のIoT事情

日本のIoT活用事例をご紹介しましたが、世界でもさまざまな分野で活用されています。 例えば、海外のディズニーランドでは、マジックバンドというサービスが展開されています。クレジットカードの情報などを登録しておくと、個人に合わせた様々なサービスを受けられるという仕組みです。 また、Apple社が開発・発売した、「AppleWatch」も、IoTが活用されている例の1つと言えます。さまざまなセンサーを搭載しており、心拍や体温などのデータとして収集し、体調を管理してくれる機能は、大きな話題を呼びましたね。

IoTはこれからも進化し続ける

いかがでしたでしょうか?日本国内で活用されているIoTのさまざまな事例をご紹介しましたが、IoTの活用例は、こうしている今現在も、増え続けているかもしれませんね。 技術とアイディア次第でさまざまな分野で活用できるIoT。今後も、どのような発展を遂げていくのか、目が離せません。 IoTがどのような技術で作られているかを知りたい方には、技術評論社から出ている「IoTエンジニア養成読本」がおすすめです。 「センサ&デバイス」「ネットワーク」「クラウド」「アプリケーション」「セキュリティ」というIoTを構成する要素を個別に解説しているため、最新のIoTシステムの全体像を理解できるものになっています。

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