IT人材のためのキャリアライフスタイルマガジン

ITエンジニアとしてのキャリアパスと生存戦略を詳しくご紹介

初回公開日:2016年12月02日

更新日:2020年08月28日

記載されている内容は2016年12月02日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

職種研究

IT業界で働くエンジニアにとって、理想のキャリアパスを見つけることは、将来的に豊かな生活を送る上で、非常に重要な要素になります。今回は、現在開発現場で求められているエンジニア像を考察しながら、エンジニアのキャリアパスと生存戦略について考えていきたいと思います。

キャリアパスの多様化

今後のエンジニア像と生存戦略のあり方を考える前に、現在のエンジニアを取り巻くキャリアパスの変化を少し整理してみたいと思います。

従来のキャリアパス

以前までのキャリアパス
PG(プログラマー)
SE(システムエンジニア)
PL(プロジェクトリーダー)
PM(プロジェクトマネージャー)

という流れが一般的でした。 PG(プログラマー)、SE(システムエンジニア)としてキャリアをスタートし技術と素養を身につけながら、マネジメントやプロジェクト全体を統括する役職につくという仕組みです。

現在では

しかし現在では、IT業界の変化に伴い、求められる人材の能力やキャリアパスの多様化が進みました。ITエンジニアの目指す主な役職の例としては、下記のようなものがあげられます。 高い専門技術を持つITスペシャリストという道も、そのうちの1つです。 スペシャリストのニーズが高まった背景には、IT技術の複雑化が進んだことによって、専門技術分野に特化したエンジニアに対して、開発現場での見直しが入ったことが考えられます。 依然までの「技術一辺倒」といったマイナスイメージから、特定の技術に精通した「スペシャリスト」へと変貌しました。

ITエンジニアの目指す役職の一例
PM(プロジェクトマネジャー)
ITコンサルタント
ITアーキテクト
ITスペシャリスト

ITスペシャリストという技術専門職が再評価されるなか、一方で「フルスタックエンジニア」という存在も生まれました。次にその実態と背景を見て行きたいと思います。

フルスタックエンジニアの台頭

フルスタックエンジニアとは

エンジニアのみなさんは、「フルスタックエンジニア」という言葉を聞いたことがあるのはではないでしょうか? フルスタックエンジニアになるのに、スキルや明確な定義はありません。しかし、フルスタックエンジニアとは、OS・webサーバー・データベース・プログラミング・フロントエンドと複数の専門技術に関する知識や技能に精通しているエンジニアのことを指します。 つまり、「オールラウンドプレイヤー」、「なんでも屋さん」というわけです。上記でITスペシャリストについて触れましたが、フルスタックエンジニアは、ITスペシャリストをさらに究めた形と言えるかもしれません。 もともと、フルスタックエンジニアが求められる現場としては、スタートアップなどの資金や事業規模の小さいベンチャー企業が中心でした。資金規模の小さい企業では、専門職の技術者を複数雇うようより、各分野に精通している技術者を雇った方がコスト・効率面でも優れている為です。

フルスタックエンジニアのニーズ

しかし、現在ではスタートアップに限らず、様々な企業でもフルスタックエンジニアへのニーズが高まっています。フルスタックエンジニア化の潮流の背景には次のような原因が挙げられています。

フルスタックエンジニア化の主な要因
エンジニアの立ち位置の変化
SIerの変化
技術のコモディティ化、学習コストの低下

上記の3つの原因の中で注目したいのは、(3)の「技術のコモディティ化・学習コストの低下」です。従来のwebサービスをスタートする場合の学習コストやハードルは、非常に高いものでした。しかし、Rubyonrails・CakePHP・jQuery・Bootstarapなどのwebサービス作成を補助するツールが登場したことにより、webサービスを始めることのハードルが下がりました。 アメリカの著名な投資家の1人「ウォーレン・バフェット」は、自身が投資する際に「経済的な堀」を持つ企業に投資すると言われています。「堀」とは競争優位性、参入障壁(参入するハードルの高さ)を指し示し、「堀」があることにより激しい競争の中でも優位性を保つことができるとしています。 WebサービスやIT業界でも「専門技術」や「スキル」が他のエンジニアと差別化を図る際の「堀」の役割を果たしていました。しかし、上記であげた便利なツールの登場により、その優位性にも変化が生まれてきたと考えられます。 webサービスを開始するのに必要な、インフラ構築から設計・実装・デザイン・デプロイ・運用と1人ですべてをこなせる人材の需要が今後も高まることが予想できます。

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