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クレジットカード業界研究「現状」「今後の動向・将来性」を知ろう

業界・企業研究

クレジットカードの管理や運営をしている「クレジットカード業界」。私達の生活を支える、重要な産業の1つとなっています。今回は、クレジットカード業界にスポットを当てて、現状や動向、将来性などを研究していきます。クレジットカードへの就職を考えている方、業界研究をしている方は、ぜひ参考にしてみて下さいね。

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皆さんは、ネット通販などを活用していますか?ネット通販やネットオークションなどは、その利便性から多くの人に利用される人気のツールとなりつつありますが、それらの支払いに必要となるのが、クレジットカード。また、日常的な生活でも、クレジットカードの利便性や必要性は高まっており、今や多くの人が持っているアイテムの1つです。 そんなクレジットカードの管理や運営をしているのが、クレジットカード業界。最早、私達の生活を支える、重要な産業の1つとなっています。今回は、クレジットカード業界にスポットを当てて、現状や動向、将来性などを研究していきます。クレジットカードへの就職を考えている方、業界研究をしている方は、ぜひ参考にしてみて下さいね。

クレジットカード業界研究:現状

まずは、クレジットカード業界がどのような業界なのか。そして今、クレジットカード業界はどのような状況なのか。基本情報や業界シェアといった数字やデータを通して、現状についてご紹介していきます。

クレジットカード業界の現状:基本情報

以下は、クレジットカード業界の、平成25年~平成26年のデータを元にした情報です。 •市場規模:1兆5935憶円 •労働者数:16453人 •平均年齢:40.6歳 •平均勤続年数:13.7年 •平均年収:614万円 引用元:「業界動向.SEARCH.com(※1)」 クレジットカード業界の基本情報で注目したいのは、市場規模の小ささと、労働者数の少なさです。他の業界と比較すると、数字が小さいと言えるでしょう。そもそも、クレジットカードの存在そのものが、比較的新しいもの。業界としても、まだまだ新しい産業です。市場規模や労働者数の増加は、産業として成長していくに伴って、増えていくと考えられます。 また、平均年収に関しては、やや高めと言える金額です。ちなみに、業界や職種に関係なく統計された、労働者の2015年の平均年収は、440万円と言われています(※2)。この金額を標準と考えると、クレジットカード業界の平均年収614万円という金額は、比較的高いと言えるでしょう。

クレジットカード業界の現状:業界シェア

続いて、クレジットカード業界の業界シェアをご紹介していきます。他の業界よりも比較的小さい、クレジットカード業界の市場規模ですが、その内訳はどのようになっているのか、見ていきましょう。 •業界シェア1位:イオンフィナンシャルサービス •業界シェア2位:三菱UFJニコス •業界シェア3位:クレディセゾン 引用元:「業界動向.SEARCH.com(※1)」 上記は、平成25年~平成26年までの、クレジットカード業界各社の業界シェアや売上高を元にしたランキングです。 イオンフィナンシャルサービス 業界シェア1位に輝いたのは、イオンフィナンシャルサービスでした。業界シェアは17.9%、売上高は2860憶円となっています。後程、2位以下の業績もご紹介しますが、2位以下に圧倒的な差を付けてのランクインというわけではありません。リードはわずかなもので、僅差。今後どのようにして、2位以下に差を付けていくのかが課題となりそうです。 三菱UFJニコス 業界シェア2位は、三菱UFJニコス。シェアの割合は16.7%で、売上高は2657憶円でした。1位のイオンフィナンシャルサービスとは僅差となっており、今後の経営や業績次第では、充分逆転も可能です。しかし、3位以下との差もわずかなものとなっているので、今後も激しい競争を繰り広げていくことになるでしょう。 クレディセゾン 3位のクレディセゾンの業界シェアは、15.5%。売上高は、2475憶円となっています。2位の三菱UFJニコスとは僅差。しかし、4位のオリエントコーポレーションは業界シェア13.0%、売上高2075憶円なので、逆転される可能性がないとは言い切れません。こちらも、下位とのリードをいかに広げ、上位に食いついていくのかが課題となりそうです。

クレジットカード業界研究:動向

続いて、クレジットカード業界にどのような変化が起こっているのか、動向を見ていきましょう。クレジットカード業界が抱えている課題や、業界規模の推移、将来性などをご紹介していきます。

クレジットカード業界の現状:課題

まずは、クレジットカード業界が抱えている、課題や問題点をご紹介していきます。解決方法を考えながら見ていくことで、クレジットカード業界の将来性なども見えてくるかもしれませんよ。 クレジットカード業界の課題1:イメージの改善 日常生活にすっかり定着したかのように思えるクレジットカード。しかし、日本におけるクレジットカード決済の比率は、他国に比べるとまだまだ低いものです。その原因の1つとして、クレジットカードのイメージの悪さが挙げられます。「クレジットカード」というと、「借金」というイメージが消費者の間にまだ根付いているのです。今後、「クレジットカードを利用した方がお得」というイメージへと、いかに印象を改善していけるかが、業界全体の大きな課題です。(※3) クレジットカード業界の課題2:消費者金融への依存度の高さ 企業やグループによって、システムなどは異なりますが、一般的にクレジットカード業界企業は、消費者金融への依存度が高いと言われています。しかし、グレーゾーン金利の撤廃などにより、消費者金融は経営が厳しくなりつつあるのです。その結果、クレジットカード業界企業も収益が下がる所などが出ており、今後は消費者金融への依存度を下げ、クレジットカード企業がそれぞれに、独自の特徴や強みを見つけ出す必要があるとされています。(※4) クレジットカード業界の課題3:不正利用対策 課題1で、クレジットカードに対する消費者のイメージについて触れましたが、クレジットカードの不正利用もまた、イメージを悪くする要因の1つと言われています。見に覚えのない請求が届いたり、自分の知らない所で自分のクレジットカードが勝手に利用されたりといった、クレジットカードの不正利用は、拡大傾向にあります。このような状態が続くと、消費者はクレジットカードの安全性に対して疑問を覚えたり、不信感を抱いたりするでしょう。今後、不正利用対策を進め、消費者の不安をいかに取り除けるかが、クレジットカード業界の未来を大きく左右すると考えられます。(※5)

クレジットカード業界の現状:市場動向

続いて、業界規模の推移から、クレジットカード業界の市場動向を追っていきましょう。また、クレジットカード業界の将来性についても、考察していきます。 クレジットカード業界の市場動向:業界規模の推移 以下は、平成17年~平成25年までの、クレジットカード業界の業界規模の推移を示しているグラフです。

引用元:「業界動向.SEARCH.com(※1)」 クレジットカード業界の業界規模は、平成17年~平成19年にかけて、右肩上がりで成長しています。しかし、平成20年にわずかに減少した後は、減少傾向が続き、平成23年には、その落ち込みはピークに。平成22年6月に施行された「正貸金業法」と、米国の金融危機の影響による消費不況が、大きな原因と考えられます。 平成24年になると、回復傾向に転じます。景気や消費の回復が影響したと見られており、クレジットカード業界は景気の影響を受けやすい業界であることが、よく分かりますね。 クレジットカード業界の現状:将来性 これまでご紹介していきた、現状や動向、業界規模の推移などを参考に、クレジットカード業界の将来性について考察していきます。 近年、クレジットカード業界は、金融業界大手の「メガバンク」と呼ばれる企業や銀行を中心とした、再編成を進めています。メガバンクを中心とした再編成をいかに進めていくかが、クレジットカード業界企業各社の明暗は分かれそうです。 また、クレジットカードの新たな利用者をいかに増やしていけるのかも、業界全体の成長を考えた上で、重要な課題となりそうです。上記の課題でもご紹介しましたが、日本におけるクレジットカード決済は、比率としてはかなり低いもの。その原因として、クレジットカードのイメージの悪さや、安全性への疑問が挙げられます。これらを解消し、設備や機能としてもより便利で安全性の高いものをいかに取り入れていけるかによって、クレジットカード業界の今後の成長は大きく左右されるでしょう。

クレジットカード業界研究:業界研究本

最後に、クレジットカード業界について、更に詳しく知りたい!という方におすすめの、業界研究本をご紹介していきます。

1.図解入門業界研究最新クレジット/ローン業界の動向とカラクリがよ~くわかる本[第4版]

クレジットカード業界・ローン業界の仕組みやシステム、動向などが学べる書籍です。業界研究本の定番とも言われているシリーズだけあり、大変わかりやすくまとめられています。

2.クレジットのすべてがわかる! 図解カードビジネスの実務

ローン審査やオーソリゼーション、売り上げや回収など、クレジットカードやローンの一連の流れについて、詳しく学べる1冊。クレジットカード業界を目指すのであれば、ぜひ知っておきたい情報ばかりです。

3.最強クレジットカードガイド2016 本当にトクするカードの選び方・使い方

クレジットカードの種類やポイント、特典などについて、詳しく解説している書籍です。業界研究と言うよりは、より便利でお得なカードを選ぶことを目的とした、消費者目線の本ですが、さまざまな企業やカードについて学べるので、業界研究にぴったりです。

終わりに

いかがでしたでしょうか?今回は、クレジットカード業界の現状や動向、将来性などについてご紹介しました。 クレジットカードは、正しく使えば、とても便利なものです。消費者としても、お得な面がたくさんありますし、商品を販売する店舗としても、大変便利な仕組みです。その良さを、消費者や世間にいかに伝え、広めていくかが、クレジットカード業界の今後を大きく左右します。 上記のような課題を解決し、クレジットカード業界の明るい未来を築いていくのは、現在就職活動をしている、皆さんかもしれません。 業界の動向・課題と合わせて、各企業のランキングから、優先順位を付けて、それぞれの企業の研究を行っていきましょう。こちらの記事がおすすめです。

[参考資料・引用元]

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