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ヘアアイロンの電源の消し忘れで火事は起こる?原因や対処法を紹介

更新日:2024年11月13日

暮らしの知恵

とても身近で便利なヘアアイロンが火事の原因になることを知っていますか?あまりにも日常的に使いすぎて危機感を持たずに使っている方も多いでしょう。この記事では、ヘアアイロンの何が火事の原因になるのか、明日からできる火事対策について紹介します。ぜひ参考にして下さい。

ヘアスタイルも大事なおしゃれの要素になっている今、ヘアスタイルを整えるのに大活躍するのがヘアアイロンです。男女関係なく、日常的に使っている方も多いのではないでしょうか。 とても便利なヘアアイロンですが、火事を起こす可能性があることは知っていますか? 本記事では、ヘアアイロンに関する火事の原因に加え、電源をつけっぱなしにしているとどのくらいで火事が起こるのか、火事の防止策、火事を防ぐのにおすすめのヘアアイロン3選を紹介していきます。 この記事を読むことで、ヘアアイロンに関する火事が起こるメカニズムと火事を防ぐ手段を理解できます。 理解することで、ヘアアイロン使用時に何気なく行っていた自分の行動が火事を起こす原因であったことに気付ける機会になるでしょう。 自身や周りの大切な人の命を守るために、是非この記事をチェックしてみて下さい。

ヘアアイロンのつけっぱなしは避けて!

ヘアアイロンの電源をつけていたことを忘れて、長時間放置して焦った経験はありませんか。危うく火事になってしまうと焦りますよね。 ですが、本当に電源をつけっぱなしにすると火事になるのでしょうか。 実は、基本的にヘアアイロン本体から火の手が上がり火事になる可能性は少ないのですが、完全にないとは言い切れません。 なぜ、完全にないと言い切れないのか、ヘアアイロンが原因の火事が起こる理由も交えながらこちらで紹介していきます。

なぜヘアアイロンの消し忘れで火事になる?

ヘアアイロンの消し忘れで起こる火事は、火事が起こった時点のヘアアイロン周辺の環境によって引き起こされます。 火事が起こりやすい環境を知って、火事を事前に防げるようになりましょう。

ヘアアイロン本体が原因の場合

基本的にヘアアイロン本体から火事が起こることは少ないといわれています。 ですが、長時間電源をつけっぱなしにするとヘアアイロン自体の劣化を早めてしまったり、ヒューズが飛んでしまい発火したりする可能性があるため完全にないとは言い切れません。 ヒューズとは、過電流を抑えてくれる装置のことで、ブレーカーと同じ役割を果たしてくれています。 過電流を抑えてくれますが、ヘアアイロンの電源が長時間入っているとヒューズの許容電気量を超えてしまい抑えられなくなります。これがヒューズが飛ぶということです。 ヒューズが飛んでしまうとヘアアイロンが温まり続け、火事が起こる可能性が高まります。 長時間のヘアアイロンのつけっぱなしは火事を起こす原因になるためひかえましょう。

コードが原因の場合

コードの劣化が原因により火事が起こることもあり、劣化原因は複数あります。 コードも時が経てば劣化していきます。特にヘアアイロンは他の家電製品よりも熱量が高く劣化のスピードも早いです。 また、ヘアアイロンは日常的に使うため、扱い方が雑になることもあり、ヘアアイロンの熱されているプレート部分がコードに当たってしまうこともあります。 熱されたコードはゴムが溶けてしまい銅線が見えてしまった場合は要注意です。 加えて、上下左右に動かすヘアアイロンは使っている間にコードがねじれてしまい劣化を加速させることもあります。 コードの劣化を最小限に抑えるために、丁寧に正しくヘアアイロンを使うように心がけましょう。

ホコリが原因の場合

ヘアアイロンも含めて家電製品はホコリが原因で火事が起こることがあります。 コンセント付近にホコリが溜まり発火する現象をトラッキング現象といいます。 トラッキング現象とは、コンセントにささっているプラグが緩み、その間にホコリが溜まるものです。 ホコリは湿気を吸って電気が通りやすくなり、放電を繰り返していると発火にいたります。 加えてタコ足配線をしているとトラッキング現象が起こる可能性が高まります。 ヘアアイロンを含め家電製品を使う際は、コンセントの周辺にホコリが溜まっていないか確認し、溜まっていれば掃除をしてから使うようにしてください。 また、ホコリは燃えやすいためヘアアイロン本体の周りにあると引火し火事を起こす可能性があります。ヘアアイロンを清潔な環境で使用しましょう。

近くに燃えやすいものがある場合

さきほどヘアアイロン自体からは火事が起こりにくいとお伝えしました。 ですが、ヘアアイロンの近くに燃えやすいタオルやティッシュなどがあると、火事になる確率はグンと上がります。 ヘアアイロンを使用するときは鏡のある洗面台などが多いですよね。 また、朝の身支度の時間にメイクをしながら、ヘアアイロンを温める方も多いのではないでしょうか。 化粧をするときに手の汚れを拭いたティッシュを置くことや、手を拭くタオルを近くに置いてしまっている可能性もあります。 引火しやすいものがあると火事になる可能性は高くなるので、ヘアアイロンを使う際は周りに燃えやすいものを置かないように細心の注意を払いましょう。

電源を切った後の余熱にも注意が必要

実はヘアアイロンの電源を切れば火事を完全に防げるわけではありません。 ヘアアイロンの使用後には余熱があります。 製品にもよりますが200度以上まで温度設定ができます。日常的に使って危機感が薄れがちですが、この温度は揚げ物をする温度と同等です。 200度以上の熱が完全に冷めるには、30分から60分ほどの時間が必要といわれており、電源を切った後に火事が起こる可能性は十分あります。 つまり、ヘアアイロン周辺に燃えやすいものがあれば電源を切っていたとしても火事が起こり得るのです。 ヘアアイロンの余熱を冷ますために濡れタオルを巻く方法がありますが、水で冷やせる温度を超えるとタオルが焦げてしまったり、引火したりする可能性が高まるため避けましょう。

どのくらいの時間で火事になる?

火事が起こる時間は、ヘアアイロンが置かれている環境や劣化具合により時間は変わります。 ヘアアイロンを洗面台で使用した場合、ガラスや陶器の上に置くことが多いのではないでしょうか。 350度以上で火事が起こるとされていてヘアアイロンの最高温度は約250度のため、発火する可能性は低いです。 ヘアアイロン周辺に燃えやすいものがなければ、火事は起こりにくいといえるでしょう。 しかし、燃えやすいティッシュやタオルなどがあったり、ヘアアイロン本体やコードの劣化で不具合があったりして火事が起こる可能性は完全にないとは言い切れません。 ヘアアイロン本体の温度で火事が起こりにくいにしても、長時間つけっぱなしで放置するのは避けるようにしましょう。

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初回公開日:2022年09月15日

記載されている内容は2022年09月15日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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