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奨学金継続願の「学生生活の状況」の書き方と例文|スカラネットで申請

更新日:2023年12月09日

書類の書き方

奨学金を継続するために奨学金継続願を提出します。その奨学金継続願の「学生生活の状況」の書き方に悩む方はいるのではないでしょうか。本記事では、「学生生活の状況」を作文するときの注意点やポイントを例文を交えてお伝えします。興味がある方は是非ご覧ください。

給付型奨学金の継続要件は貸与型より厳格

給付型奨学金の継続要件は、適格認定が貸与よりも細かく決まっています。 給付型の奨学金は、貸与型と違い、条件をクリアすると返還の必要がありません。そのため、貸与型よりも継続要件は厳しいものになっています。 奨学金は、奨学金の支給が終わり、返還された金額を基に支給されています。そのため、奨学金を支給された方は大事に使っていきましょう。

奨学金継続願が不要な人とは?

奨学金継続願は、次年度奨学金の支給を継続したい方が申請します。 中には、奨学金継続願の提出を必要としない方もいます。 奨学金継続願が不要な人とは、「今年度3月に支給終了予定の方」、「今年度11月以降に採用された方」です。 緊急に奨学金の申請をした方もいるかと思いますので、自分が支給されている奨学金の採用がいつ決まったのかを確認しておきましょう。

奨学金の継続が不要な場合

学生生活を過ごす中で、自分や家庭の経済状況が安定し、奨学金を支給されるのが必要ない方もいるでしょう。 その場合、「奨学金の継続は不要である」と伝えましょう。 継続願の「奨学金振込みの継続の確認」に「奨学金の継続を希望しません」と選択する項目があります。奨学金の継続が不要な方は、「奨学金の継続を希望しません」を選択しましょう。 「奨学金の継続を希望しません」を選択すると、入力内容の確認が表示されますので、後は指示に従いましょう。 この申請をすることで、奨学金の支給は、今年度の3月で終了します。 奨学金継続の希望をしない場合は、申請が通ると今年度の3月で奨学金の支給が終了しますが、その後、奨学金の返済が始まります。 まだ、学生のため返済が難しい場合は、日本学生支援機構の場合は、「在学猶予願」を提出しましょう。

スカラネットで提出済を確認できる

日本学生支援機構から奨学金を支給されている方は、奨学金継続願を提出後、スカラネット・パーソナルで奨学金継続願を提出できているか確認をすることができます。 スカラネット・パーソナルにアクセスし、「奨学金継続願提出」の画面まで進みましょう。 奨学生番号ボタンの右に「提出済」と表示されていると提出できています。 「提出済」の表示がない場合や、ボタンが活性化している場合は、奨学金継続願が提出できていませんので、再度確認しましょう。

奨学金継続を打ち切られる場合

奨学金を採用された後でも学生生活の状況により、奨学金継続が打ち切られる場合があります。さらに状況によっては、支給された奨学金を返還しなければいけないこともあります。 奨学金を支給する場合、「適格認定」という学業や出席の状況を判断し、奨学金の支給を認定します。 適格認定で奨学金支給を認定されない理由は、「性行不良等により、奨学生の適格性に疑義が生じた場合」、「退学等により、奨学金の支給が終了する場合」です。 認定基準は、「継続」、「警告」、「停止」、「廃止」です。 「廃止」は、卒業延期のように、卒業ができないことが確定した場合や修得単位数の合計が標準単位数の5割以下の場合が該当します。その他に、出席率が5割以下の場合、連続して「警告」に該当した場合も「廃止」になります。 「警告」は、修得単位数の合計が標準単位数の6割以下の場合、GPAなどの成績に関することが下位4分の1の場合が該当します。その他に、出席率8割以下で学修意欲が低いと大学や学校が判断した場合も「警告」に該当します。 「停止」は、給付型奨学金の場合、大学や学校で3か月未満の停学や訓告処分などに該当すると「停止」となります。 「継続」以外は、大学や学校から通知がされます。 「廃止」と認定された場合は、奨学生としての身分を失い、奨学金の支給が終了してしまいます。「警告」や「停止」の認定を受けた場合は、学業や生活を見直し改善することで奨学金の支給が継続されます。 「廃止」や「警告」に当てはまる場合でも、災害や傷病などやむを得ない事由がある場合は、「廃止」や「警告」にならない場合もあります。 大学や学校を休学する場合は、奨学金が休止されます。日本学生支援機構の場合、休止が2年以内(大学院の奨学金で機構が認めたときは3年以内)で終わった場合、復活の手続きをすることで、奨学金の交付が再開されることがあります。 休止や復活については、所属の大学や学校に確認してみましょう。 奨学金は、家庭の経済状況だけでなく、大学や学校を卒業したいと願う方に支給されます。「廃止」や「警告」などに該当しないように、学生生活の状況を整えたり、勉学に励むようにしましょう。

奨学金継続願の「学生生活の状況」の書き方を把握しよう!

奨学金継続願の「学生生活の状況」書き方についてポイントや注意点を例文を交えてお伝えしました。 「学生生活の状況」は、200字以内で文章をまとめなければいけません。そのため、事例を羅列したり、学生生活や学校以外のことを書くとまとまりがない文章になってしまいます。 そして、ウソを書いたり、コピペをした文章で提出すると虚偽の疑いがかかり、奨学金の廃止になってしまう場合もありますので、注意しましょう。 「学生生活の状況」は、これまで経験した、大学や学校での経験を基に、サークルや部活、ボランティアなどについて書きましょう。 さらに、「学生生活の状況」を書くときのポイントは、「今後のことや将来のことを踏まえて書く」、「自分がどのように貢献してきたかを書く」、「学生生活で経験したことを踏まえてどのように成長できたかを書く」の3点を踏まえましょう。 奨学金継続願の作成をするとき、いきなりスカラネットにアクセスして作業を始めずに、入力準備用紙にまとめてから入力をすると、途中でタイムアウトせずに進めるでしょう。 奨学金継続願は、提出するまでに入力に必要な情報を集めたり、作文をしたりと時間がかかります。しかし、奨学金を支給されている方は、奨学金がなければ学生生活を過ごすのが困難になってしまいます。 せっかく大学や学校に入学し、将来に向けて進んでいるところですので、あきらめずに、本記事を参考にして奨学金継続願を提出しましょう。

初回公開日:2022年09月09日

記載されている内容は2022年09月09日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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