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始末書・反省文の書き方と例文|縦書き?2つの違いは?

更新日:2024年06月10日

書類の書き方

始末書と反省文ってどう書く?形式は縦書きで書く?本稿では始末書・反省文の書き方と例文、始末書・顛末書・反省文の違い、縦書きと横書きどちらで書くべきかを解説しています。事故やミスを起こした場合、始末書・反省文で誠意を伝えて、信頼を取り戻しましょう。

反省文・顛末書・始末書の違いは「ミスの重大さ」で決まる

反省文・顛末書・始末書は一様に反省の意を表し、謝罪する文書なのですが、まずそのミスの重大さが大きく異なります。 ●小さなミス;反省文 ●重大なミス:顛末書 ●さらに重大なミス:始末書 小さなミスに対しては「反省文」、もっと重大なミスに対しては顛末書、さらに重大なミスに対しては始末書を書くことになります。 どれを書くかは、提出する相手方が決めます。その他にも、これら3つの文書にはさまざまな差異があり、ミスの小さな方から、その差異を説明します。

反省文とは?

[目的] 謝罪の文章を自分の言葉で書いて深く反省していることを表す [作成・提出] 個人名で作成する社内文書であり、おおむね直属の上司まで

顛末書とは?

[目的] 事の顛末を述べて過失を謝罪し、再発防止策の完遂を誓約する [作成・提出] 社内の場合は個人役職名で作成し、直属の上司経由で課長、部長、社長などの組織の責任者宛てであり、社外宛ての場合は自社の組織代表者印を得て相手組織の代表者宛て

始末書とは?

[目的] 重大な過失に対する真摯な謝罪を表し、再発防止策の完遂を誓約する。 [作成・提出] 社内の場合は個人役職名で作成し、直属の上司経由で課長、部長、社長などの組織の責任者宛てであり、社外宛ての場合は自社の組織代表者印を得て相手組織の代表者宛て

始末書・反省文の目的

始末書の目的

反省文の目的

反省文は主として、自分を戒めて、再発防止を約束させるために求められるもので、あくまでも個人を叱咤激励するための文書です。 何らかの大きな損失が発生した場合には、反省文では済まされませんが、損失が発生していない場合は反省文で済むことが多いです。 また損失が発生しなくとも、ミスが止まない場合には、懲罰的に始末書を提出させて、減給などの懲戒処分に発展する場合があります。

始末書・顛末書が必要な事例【社内/社外別】

社内宛の場合

○無断欠勤・度重なる遅刻によって重大な問題を起こした場合 ○器物の損壊による大きな損失の発生・暴力や重大なハラスメントを行った場合 ○仕事の上の大きなミスや命令不服従によって損失を発生させた場合 ○社用車での重大な交通違反・重大な自損事故・人身事故 など

社外宛の場合

○重大な納期遅れ・不良品の納入・不具合の発生・支払遅延 ○重大な事故や器物損壊 ○重大な契約違反や法令違反(対官庁) など

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初回公開日:2016年12月20日

記載されている内容は2016年12月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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