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奨学金継続願の「学生生活の状況」の書き方と例文|スカラネットで申請

更新日:2024年11月09日

書類の書き方

奨学金を継続するために奨学金継続願を提出します。その奨学金継続願の「学生生活の状況」の書き方に悩む方はいるのではないでしょうか。本記事では、「学生生活の状況」を作文するときの注意点やポイントを例文を交えてお伝えします。興味がある方は是非ご覧ください。

「奨学金継続願の書き方がわからない。どうしよう」 「学生生活の状況ってどうやって書いたら良いのかな」 このように、奨学金継続願の書き方について悩んでいる方はいるのではないでしょうか。 本記事では、奨学金継続願の書き方について、申請の仕方や学生状況の書き方について紹介します。また、奨学金継続願の書き方について、例文を紹介しながら、注意したら良いポイントを紹介します。 本記事を読むことで、奨学金継続願いの書き方が分かります。そして、例文やポイントを知ることで、奨学金の継続ができます。 奨学金は、学生にとって学費や生活費に使う大事なものです。奨学金があることで将来資格取得や就職につなげることができる大切なものです。 奨学金継続願にある学生生活の状況について書き方を知り、手続きが無事完了できるようになりましょう。

奨学金継続願を申請しよう

奨学金は、家庭の経済状況により、学費が払えない方に支給される制度です。 奨学金は、自治体や団体が支給しています。奨学金には、将来返済しなければならない「貸与型」と、支給する団体の条件が合えば返済不要になる「給付型」があります。 それぞれ、申請する条件や支給される金額が違いますので、奨学金を申請する内容はしっかり把握しておきましょう。 奨学金でよく聞く機関は、「日本学生支援機構」でしょう。ここでは、「日本学生支援機構」を中心にお伝えします。 奨学金を継続するためには、毎年1回「奨学金継続願」を提出しなければなりません。 この「奨学金継続願」を申請するためには、必要な証明書を用意することや、日本学生支援機構では、「スカラネット・パーソナル」に登録して必要事項を入力しなければいけないことも覚えておきましょう。 奨学金継続を申請するためには、これまでの学生生活の状況がどのようであったかを書かなければなりません。学生生活の状況と言っても、「まじめに勉強しました」だけではなく、詳しく書く必要があります。 この学生生活の状況を書くのが、どのように書いてよいのか分からず悩む方が多いです。 また奨学金継続願の申請しない場合、奨学金はどうなるのかもあわせて知っておきましょう。

スカラネットで申請できる

日本学生支援機構では、「スカラネット・パーソナル」というインターネットを経由して登録するサイトが用意されています。 このスカラネット・パーソナルに登録することで、奨学金継続願の申請が可能になります。 スカラネット・パーソナルには、奨学金を申請している方の、奨学金に関する情報を閲覧ができます。 スカラネット・パーソナルでできることは、奨学金の貸与や給付期間の確認、返還の総額や振込口座の確認ができます。 その他に、転居や結婚した場合の改姓の変更、奨学金を返還するときに返還するのが困難な場合も確認可能です。 そして、返還する月々の支払額を減らしたりする申請や、返還を繰り上げて支払ったりまとめて支払う申請もできます。 以前は、電話や郵送で手続きをしていましたが、このスカラネット・パーソナルに登録することで、インターネットで24時間申請をすることができるようになりました。 奨学金継続願の学生生活の状況も、このスカラネット・パーソナルを使って作成することも可能です。

奨学金継続願を申請しないとどうなる?

奨学金継続願の申請をしないと奨学金の支給は廃止もしくは、停止されます。 貸与型の奨学金は廃止となり、給付型の奨学金は、停止もしくは、廃止となります。 奨学金を支給されている方のことを「奨学生」と言います。 奨学金の廃止とは、奨学生の資格がなくなり、次年度の4月からの支給が振り込まれなくなります。 奨学金の停止とは、奨学金継続願を申請しなかったため、奨学金の支給が停止となり、次年度の4月からの支給が振り込まれません。停止の場合は、復活する手続きもありますが、場合によっては復活できない場合もあります。所属している大学や学校に確認してみましょう。 奨学金継続願の申請は、いつでもできるわけではなく、申請する期間や提出期限が決められています。申請する期間や期限については、所属する学校で掲示されていたり、連絡がありますので、必ず確認しておきましょう。 そして、申請するのを忘れてしまわないように、スケジュール管理をしておくことをお勧めします。 申請するには、「学生生活の状況」という項目を書きます。この「学生生活の状況」が書けずに申請期限に間に合わない方もいるのです。 本記事を読み、「学生生活の状況」の書き方について把握しておきましょう。

学生生活の状況の書き方と例文

「学生生活の状況」は奨学金継続願を申請するときに必要な項目です。 「学生生活の状況」とは、学校での勉学や部活動について箇条書きではなく、文章で作成します。 また、勉強や部活動などの学校での生活以外にも、学外の活動である、アルバイトやボランティア、留学経験を「学生生活の状況」として書くことができます。 これは、奨学金を支給する側が学校での様子を確認し、奨学金を支給するのに適格かどうかを判断するためです。内容によっては、奨学金が停止や廃止になる場合もありますので、書き方には注意しましょう。 しかも、「学生生活の状況」を記入する欄は、自由記述であるため、どのように書いたら良いか迷う方もいるでしょう。 ここでは、「学生生活の状況」の書き方について、例文を交えながら紹介します。 なお、直接入力しようとすると時間がかかり、再度ログインをして書き直さなければいけなかったり、何らかのパソコンのトラブルでインターネットにつながらない場合もあります。その場合、下書きをしてから入力しましょう。 日本学生支援機構では、「入力準備用紙」が用意されていますので、その用紙に下書きをしてからスカラネット・パーソナルに「学生生活の状況」を入力すると良いでしょう。

勉強と学業

勉強と学業については、「学生生活の状況」にある「学修の状況」という欄に書きます。全角200文字以内で書くようにしましょう。 「学修の状況」は、現在の年度について書きます。例えば、現在、令和4年度の大学3年生であれば、大学3年生での学生生活の状況を書くようにしましょう。 「学修の状況」の欄に関しては、はじめに選択する項目があります。 1つは、この1年間の授業出席状況について書きます。項目は、「(a)全部もしくはだいたい出席した」、「(b)(a)以外」です。自分自身の学生生活の状況を思い返し、(a)であれば、その項目の作文は不要です。 もう1つは、この1年間の学習に対する姿勢についてです。「(a)熱心に取り組んだ」、「(b)取り組みが不十分だった」の項目が用意されています。この場合、「熱心に取り組んだ」を選択した場合、その後の「学修の状況」の作文は不要です。 「取り組みが不十分だった」などを選択した場合、何故、出席ができなかったか、取り組みが不十分だったかを具体的に説明しましょう。 例えば、出席については、「家庭の事情により、家事や家の用事をすることになり、出席ができなかった」、「家庭での経済状況が急変し、アルバイトを多くいれなければいけなくなった」、「体調を崩してしまい、1か月ほど入院してしまった」など具体的に書きましょう。 勉強については、「家庭の経済状況により、アルバイトが負担になり、勉強に集中できなかった」、「慣れない環境で体調を崩し、勉強に取り組めなかった」など、こちらも具体的に勉強に取り組めなかった理由を書きましょう。 奨学金を支給する側は、継続願を提出しても、留年や退学になり、支給が困難になる場合も想定して審査しています。どうしても勉強や学業に困難があった場合は、具体的に説明し、その後どのように改善していくのかを書きましょう。

サークルや部活動

サークルや部活動については、「学生生活の状況」のはじめにある、1年間の学生生活の状況を記入する欄に書きましょう。 こちらの欄に例として、「課外における部活動の参加」と書かれています。 つまり、こちらの欄には、サークルや部活動について書くことができるのです。 サークルや部活動は、学内で活動していますが、課外活動として考えて大丈夫です。自分の学生生活の状況を振り返り、サークルや部活動に参加していたら、具体的に活動内容を書きましょう。 学生生活の状況を振り返り、学校行事の委員会に参加している場合も書くことができます。 例文を用意しましたので参考にしてください。 「私は、○○大学の○○という部活に参加しています。部活内の役割はマネジャーをしており、部員の練習日程の調整や練習場所の確保をしています。マネージャーは複数いて、私は週3回参加しています。 部活では、部員の相談にのったり、部員を励ましたりすることもあります。この経験から、マネジメントスキルやコミュニケーションスキルを身に付け、将来の仕事に活かせるように今後も取り組んでいきたいです。」 このように具体的に説明し、将来につなげられるように文章を作成すると良いでしょう。

アルバイト

学生生活の状況を振り返り、部活やボランティアの経験がない方は、アルバイトや実家が自営をしている場合は家事手伝いのことを書くのも良いでしょう。 しかし、アルバイトや家事手伝いは、課外活動として関連が薄いので、奨学金を支給する審査で、不採用になってしまう可能性があります。 どうしても書くことがない方は、アルバイトや家事手伝いについて書きましょう。 例文を用意しましたので参考にしてください。 「私は、大学に入学してから飲食業のアルバイトをしています。大学の勉強と両立しながら時間を調整しています。現在は、そのアルバイトも3年目になり、バイトリーダーを任せていただくようになりました。 バイトリーダーとして、所属している店の売り上げに貢献できるように、業務の管理を行ったり、他のアルバイトの人たちの育成に励んだりしています。この経験を活かし、将来の仕事につなげていきたいです。」

ボランティア

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初回公開日:2022年09月09日

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