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練り消しの作り方は?方法や使い道・保存する時の注意点も紹介

更新日:2024年10月23日

雑学・歴史

練り消しの作り方にさまざまな種類があるのはご存じでしょうか。本記事では、さまざまな練り消しの作り方や保存方法、硬くなってしまった場合の対処法についてご紹介します。色々な練り消しの作り方に挑戦してみたい方は是非この記事をチェックしてみてください。

最後にご紹介するのは、消しゴムも消しカスも使わない作り方で、言わば「なんちゃって練り消し」です。 この作り方では、消しゴムと消しカスの代わりにスティックのりを使用します。 作業方法はとてもシンプルです。まず、下敷きなどにスティックのりをまんべんなく伸ばし、粘着力が弱まるまで乾かします。 乾いてきたら定規もしくは分度器でのりをけずりとり、けずったのりをひとまとめにします。 最後は、かたまりになったスティックのりを指でこねて練りこめば、完成です。 普通の練り消しと違って消しゴムも消しカスも使っていないため、鉛筆で書いた線などを消すことはできませんが、指で練りこむ作業は同じであるため、形状は練り消しと同じようなものになります。 材料にスティックのりを使っていることから、仕上がりはスライムのような手触りになるため、伸ばして遊ぶ用にはぴったりです。

柔らかいふわふわタイプの練り消しの作り方

練り消しは前述したのりや修正テープ以外の他の材料を混ぜ合わせることによって、指で練ったときの手触りが変わります。 ここでは、柔らかいふわふわタイプの練り消しの作り方を2つご紹介します。

1:スライム+保湿クリームで作る

練り消しにスライムを加えることによって、ふわふわでもっちりとした手触りを楽しむことができます。 まず、基本的な消しゴムと消しカスを使った作り方で練り消しをつくり、そこにスライムを混ぜ合わせます。配分はスライム1に対して練り消しを1.5倍入れるイメージで混ぜましょう。 なお、そのままでは練り消しとスライムが分離しやすいことから、保湿クリームを加えます。保湿クリームを加えることによって、保湿クリームの中の油分が加わることで練り消しとスライムが混ざりやすくなるのです。 この作り方では、使うスライムによって練り消しに好きな色やラメによるキラキラ感を加えたりできるため、手触りだけでなく見栄えについても自分好みにアレンジが楽しめます。 ちなみに、スライムは市販のものでもいいのですが、自分でつくることもできます。材料は洗濯のり、ハンドソープ、コンタクトレンズの洗浄液です。 最初に、容器に洗濯のりとハンドソープを入れて混ぜ合わせましょう。配分は洗濯のり1に対してハンドソープを1.5倍入れるイメージです。 洗濯のりとハンドソープが混ざったら、コンタクトレンズの洗浄液を加えてさらに混ぜ合わせます。 混ぜ終わったら容器から出し、手でよくもみこめばお手製スライムの完成です。

2:絵具を入れて作る

絵具を加えることでふわふわでカラフルな練り消しを作ることができます。 作り方はとてもシンプルです。作った練り消しに好きな色の絵具を混ぜましょう。混ぜるときは、自分の好きな柔らかさになるように、少しずつ絵具を足して微調整していきます。 絵具を混ぜたら水に浸して完成です。水に浸すことでさらに柔らかくなるため、ふわふわな練り消しに仕上がります。 なお、絵具でつけた色は指でさわると写りやすいため、定規や分度器などで混ぜるといいでしょう。

練り消しの使い道とは

ここまでにさまざまな練り消しの作り方を見てきましたが、ここからは練り消しの使い道について見てみましょう。 練り消しには手でこねて遊ぶ以外にもさまざまな使い方がありますので、代表的な使い道を4つご紹介します。

デッサンをぼかす

練り消しは美術のデッサンのような濃い鉛筆で描いたものをぼかすときに重宝します。 なぜなら、練り消しの本来の使い方は、鉛筆で書いたものを吸着させることであり、この吸着させるという点が消しゴムとの大きな違いです。 たとえば、消しゴムだと紙の表面をこすりながら往復させるため、紙を傷めたり書いたものを広げて汚してしまったりすることがありますが、練り消しは優しくトントンとたたき、紙に書いたものを練り消しそのものに吸着させます。 この吸着させる効果が特に発揮されるのがデッサンをぼかす場合で、繊細なデッサンに練り消しを使ってぼかしを加え、作品に奥深さを加えることができるのです。 ちなみに、この場合の練り消しは、のりなどを加えた柔らかい練り消しを使う場合に特に効力を発揮します。なぜなら、柔らかい練り消しの方が形を変えやすく、紙面を傷めず作品に接することができるからです。 なお、押し当てる際に練り消しについている色や汚れが写りやすいため、吸着させた色や汚れは指で中に押し込みながらして使いましょう。 また、この色や汚れの写りやすさにあらかじめ備えるために、デッサンをぼかすための練り消しを作るときに使用する消しゴムや消しカスもきれいなものを選んだ方が無難でしょう。

ピンポイントで細かい線を消す

練り消しは消しゴムよりもピンポイントで線を消すのに役立ちます。 その理由は、消しゴムが固形で形を変えることはできないのに対し、練り消しは自由に形を変えることができるためです。 たとえば、消しゴムで線を消す場合、紙をこすっていくと消しゴムについた汚れが広がってしまうため、きれいな面をさがしながら消すことになりますが、練り消しは指で形を変えながら押し当て、汚れは中に押し込めばいいので、汚れを広げてしまうことはありません。 特に、細かい線をピンポイントで消したい場合には、練り消しの形をとがらせることによって対応できます。 したがって、ピンポイントで細かい線を消したいときは、消しゴムより練り消しの方が使いやすいでしょう。

リモコンやキーボードの汚れ落とし

ここまで見てきたように、練り消しには対象を吸着させる効果がありますが、この効果は掃除のときにも発揮することができます。 なぜなら、練り消しは形を自由に変えることができるため、雑巾などでは取り切れない細かい箇所の汚れを吸着し取り除くことができるからです。 たとえば、リモコンやキーボードのボタンとボタンの隙間など、掃除したい部分に練り消しを押し当てることで汚れを取り去ることができます。 しかも、この場合に使用する練り消しは吸着させるために使うものであることから、きれいな練り消しでなくても構わないため、使い古したものや自分好みに作れなかったものなどを再利用するといいでしょう。 ただし、練り消しを掃除に使うときの注意点は、あまり強く押し当てすぎないことです。強く押し当てすぎると練り消しがすき間に入り込みすぎてしまい、細かい部分が回収しにくくなるからです。 したがって、掃除に練り消しを使う場合は硬めのものの方が向いており、柔らかいタイプの練り消しを使う際には気を付けましょう。

色々な形を作って楽しむ

練り消しの特性を活かせば、粘土のように色々な形を作ることができます。 練り消しの特性とは2つあり、自由に形を変えられることと、練らずに放っておくと硬くなりやすいことです。 たとえば、練り消しを使って粘土のようにこねて動物や好きなキャラクターを作り、絵具で色をつけるとカラフルな作品に仕上げることができます。 好きな形にした練り消しは、硬くなってから並べることによって、自分だけのコレクションを楽しめます。 また、練り消しによる作品づくりを突き詰めていくと、フィギュアやアート作品のような精巧なものに昇華させることもできるため、クリエイティブな作業が好きな人にもおすすめです。

練り消しを保存する時の注意点

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初回公開日:2022年08月17日

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