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「師事する」の意味と使い方|類語・対義語や例文もあわせて紹介

更新日:2023年12月04日

言葉の意味・例文

履歴書に書くことがある「師事する」という言葉の本当の意味を知っていますか?本記事では、「師事する」の意味や使い方、さらには誤用例も分かりやすくまとめてあります。「師事する」がわからない人や、もっと語彙力を高めたい人は、ぜひ読んでください。

実際の使い方や例文を見てきました。では、ここからは誤用例を見ていきましょう。誤用を知っておくことで、より正しい使い方ができます。間違いやすい表現を集めたので、しっかり確認してみてください。

「師事している先生」は誤り

・僕が師事している先生は、まだ三十代だ。 上の例文は誤りです。「師事する」だけで「尊敬する先生に教えを受ける」意味になるので、二重表現となります。正しく用いるのならば下のようになります。

  • 僕が師事している方は、まだ三十代だ。

「師事を乞う」は誤り

・陶芸の大家である白山先生に、師事を乞う。 「師事を乞う」は間違いやすい表現です。「乞う」は「相手に願い求める」意味なので、誤用になります。例文のような場合は、「教えを乞う」を使うのが正しい表現です。

  • 陶芸の大家である白山先生に、教えを乞う。

「師事を仰ぐ」は誤り

・自分一人では解決できそうにないので、師事を仰ぐ。 ・私が、師事を仰ぐ人は一人しかいない。 「仰ぐ」には「優れた人として尊敬する」や「上の人間に働きかけを求める」という意味がありますが、「師事を仰ぐ」は誤用です。「指示を仰ぐ」や「師と仰ぐ」とごっちゃになっているのでしょう。例文は正しくは下のようになります。

  • 自分一人では解決できそうにないので、指示を仰ぐ。
  • 私が、師と仰ぐのは一人しかいない。

「師事を受ける」は誤り

・春山先生に師事を受けることができたので、もっと頑張らないといけない。 「師事を受ける」という使いかたは誤りです。例文のような場合は、「教えを受ける」を使いましょう。

  • 春山先生に教えを受けることができたので、もっと頑張らないといけない。

「師事する」の類語・言い換え表現

誤った使い方について見てきました。ここからは、類語・言い換え表現について見ていきます。一緒に覚えておくことで、「師事する」以外の表現もできるようになります。 たくさんの言葉を覚えることによって、より多彩な表現をしていきましょう。

薫陶を受ける

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初回公開日:2022年08月17日

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