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「師事する」の意味と使い方|類語・対義語や例文もあわせて紹介

更新日:2023年12月04日

言葉の意味・例文

履歴書に書くことがある「師事する」という言葉の本当の意味を知っていますか?本記事では、「師事する」の意味や使い方、さらには誤用例も分かりやすくまとめてあります。「師事する」がわからない人や、もっと語彙力を高めたい人は、ぜひ読んでください。

ここからは「師事する」の実際の使い方や、例文を見ていきましょう。意味を知るだけではなく、実際の使い方を知ることで、より理解が深まっていきます。 面接や、ビジネスの場面での誤用を防ぐことにもつながってきますので、「師事する」の意味と一緒に覚えていきましょう。

「師事する~」

  • 師事する先生からの頼みごとなので、一も二もなく引き受けた。
  • 一人に師事するのではなく、多くの人から学ぶ必要がある。

「師事する」を使った例です。そのまま「尊敬して、教えを受ける」と言い換えられます。基本の形なので、しっかり押さえましょう。

「師事歴は~」

  • バイオリンの師事歴は、五年ほどです。
  • 先生と出会ったのは小学生の頃だから、師事歴はかれこれ八年になる。

「師事歴」は、師事した経歴を表す言葉です。履歴書に記載する時の表現として使えます。特に芸術関係に多いようです。

「師事したい~」

・この分野での第一人者といったら、教授しかいない。だから、ぜひとも師事したい。 ・師事したい人が誰もいないのに、業界に飛び込むのは無謀としか言いようがない。 「師事したい」は、「師事する」に希望の助動詞「たい」がついた活用形です。自らの希望を表しているので、「教えを受けたい」と言い換えられます。

「師事された~」

  • 先生が師事された人だけど、まだまだ現役でいらっしゃる。
  • 三山さんが師事されていたという先生、この間、個展を開いていらっしゃいましたよ。

尊敬の形である「された」をつけることで、尊敬表現となります。この場合は、尊敬する対象の人が、「師事」していることになります。

履歴書で使う場合

  • 高校時代、秋山氏に三年間師事する。
  • 三歳から春島六段に師事。中学時代からは、冬川七段に師事する。

特に履歴書などでは、経歴、プロフィール欄で使います。その場合は、「いつから」「だれに」師事したのかを明確にしましょう。

「師事する」を使う際の注意点

実際の使い方や例文を見てきましたので、今度は注意点を見ていきましょう。普段、あまり使うことのない「師事する」ですから、誤用しやすい表現です。特に、例文でも出てきた「師事される」は受け身としての使い方ではなく、尊敬の使い方です。 他にもいくつか注意点がありますので、それぞれ見ていきましょう。

「師事」の誤用例

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初回公開日:2022年08月17日

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