「さんずいに斬る」と書く「漸く」の意味と使い方｜例文も解説

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「さんずいに斬る」と書く「漸く」は日常生活でも使えます。

この例文は、仕事に追われながらもやっと帰宅できる、といった安堵の感情が込められた文章です。時間がないギリギリの状況のなかでも、帰路につけるのは誰でも嬉しいですよね。 日常生活における「漸く」は「やっと」に置き換えられ、より口語的になります。そのため、上司や目上の人には「漸く」を使うようにしましょう。

出典: 合格を願うたくさんの湯島天神の絵馬の写真素材 - ぱくたそ

最後は、念願だった合格通知が手元に届いた際の例文です。

この例文は、しばらく待っていた合格通知が届いてほっとしている様子を表した文章です。3度目とはいえ、受験結果を待つというのはやはりドキドキするものでしょう。安堵の様子が文章から見てとれます。 念願叶って実現することに対しては「漸く」や「やっと」を使ってみてください。

「さんずいに斬る」と書く「漸く」の類義語をいくつか紹介します。 「徐々に」「次第に」という意味がある「漸く」にはどのような類義語があるのでしょうか。他の言葉を知っておくことで、ビジネスシーンや日常生活で使えるようになります。

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「間一髪」とは、切羽詰まった状態を表す言葉で「さんずいに斬る」と書く「漸く」の「ギリギリ」「なんとか」というニュアンスが含まれています。 「間一髪で電車に間に合った」「間一髪で助かった」などのように表現でき、使ったことがある人は多いでしょう。 ただし「間一髪」には「徐々に状況が変化する」「ついに実現する」といった意味はありませんので注意してください。

出典: ずっと待っていた商品がようやく届いた（梱包前）の写真素材 - ぱくたそ

「到頭（とうとう）」は「いろんな事があった挙句、最終的にはそうなる様」という意味です。「ついに」「結局」とも言います。 「さんずいに斬る」と書く「漸く」ではなく、「到頭」は「真相はとうとう分からなかった」「とうとう完成した」のように平仮名表記するのが一般的です。 ずっと待ち望んでいた、あるいはずっと苦労してきた結果そうなった（報われた・決着した）というようなときに使います。

つづいて「さんずいに斬る」と書く「漸く」の対義語を紹介します。 「徐々に」「次第に」という言葉の反対の意味を知っていますか。類義語だけではなく対義語も知っておくと、より会話の幅が広がるでしょう。