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ピーターパン症候群かどうかチェックできる?特徴や原因を紹介

更新日:2023年11月11日

社会人常識

大人なのに子供のような振る舞いをしてしまうピーターパン症候群をご存じですか?この記事ではピーターパン症候群の特徴や原因、ご自分が当てはまるか調べられるチェック項目も用意しています。気になっている方はぜひ確認してみてください。

ピーターパン症候群の人は、自分が有能で特別な人間であると思い込んでいます。 そのため、固定観念を持っていたりこだわりが強かったりして自分の意見を曲げないため、周りとの軋轢が生まれやすい傾向にあるのです。 プライドが高いので人を見下したり、上に立とうとマウントをとったりしてきます。人のあらを探して揚げ足をとり、相手が諦めて下手に出ると優越感に浸り、さらに横暴にふるまいます。

恋愛を長く続けられない

相手を思いやることができないピーターパン症候群の人は恋愛も長く続けることができません。 甘えたい心が根底にあるため、相手に母親のような態度を求めてしまい、恋人が負担に思って別れてしまうケースが多いようです。 また、恋人より友人を優先しがちな傾向もあります。母親であれば友人と遊びに行くことを許してくれるでしょうが、相手は一人の女性です。相当母性の強い方か、自分も自由奔放に生きている方でないと長続きするのは難しいでしょう。

いつまでも夢を見続けている

ピーターパン症候群の特徴の1つに、現実的なことを考えるより空想や妄想の世界に生きていることが好きという点があります。 うまくいかない仕事や学業、家庭など辛い現実から目を背けて、自分が楽しい空間に逃げ込みます。夢は叶える努力をしてこそ成就するものですが、ピーターパン症候群の人は努力をするのが嫌いなので、いつまでも叶わない夢を見続けることになるでしょう。

客観的な判断ができない

自分のことを大切にしすぎるあまり、相手のことを考えたり、自分を客観的にみたりするということが苦手です。 他者から見て自分がどのように見えているのか自覚できないため、どこまでも自己中心的に動いてしまうのです。この行動を繰り返していくうちに周りから倦厭され、人がどんどん離れて行ってしまいます。

ピーターパン症候群の原因とされるもの

ピーターパン症候群が育った環境によって生まれたパーソナリティ障害だというのなら、どのような環境が原因となったのでしょうか。 ここではピーターパン症候群になる主な原因と考えられているものを2つ紹介していきます。 ご自分や身近な方が該当していないかチェックしてみてください。

両親の仲

ピーターパン症候群の原因の1つとして、両親の不仲が挙げられます。 本来子供にとって愛情を受け、健やかに成長できる場であるはずの家庭が、父親と母親が互いにいがみ合っているような状況ではその恩恵を享受することはできません。 ピーターパン症候群にかかっている方に話を聞くと、実は子供の頃に両親の仲が悪いといった経験談が非常に多く見られます。幼少期の愛情不足が、大人になった後も人格形成に悪影響を及ぼしているのです。

子供の頃の家庭環境

もう1つの原因は、先述した両親の不仲による愛情不足とは真逆のものになります。 父母に過保護に育てられた子供が大人になると、自分の欲望に忠実になり、ストレス耐性がつかないまま育ってしまいます。 甘やかされて育ったため、恋愛の相手にも母親のように自分を許してくれる、お世話をしてくれることを望みがちです。 どちらの原因にしても、幼少期に正しく親の愛情を受け取れなかったことから形成されるパーソナリティ障害ということになります。

ピーターパン症候群かどうかチェックする方法はあるの?

ピーターパン症候群かどうか簡易的にチェックするには、上記の項目に当てはまっていないか自分を見つめ直しながら答えることで自ずと分かってくるでしょう。 ネット上にもチェックするための診断が存在しています。 ネットの情報は鵜呑みにできない、医師の判断を仰ぎたいという方は心療内科やメンタルクリニックに相談することでチェックできるでしょう。

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初回公開日:2022年07月21日

記載されている内容は2022年07月21日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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