IT人材のためのキャリアライフスタイルマガジン

「り地域」の意味と概要は?韓国が分類された背景と影響も解説

更新日:2022年04月12日

言葉の意味

「り地域」と聞いたことはあるけれど、まったく何を指すのか、はたまたどういう場面で用いる言葉なのかについて知りたいという人に向けた記事になっています。「り地域」の正体から誕生の背景までを複数の見出しに分け、分かりやすく説明してるのでぜひご覧下さい。

「り地域」という言葉をニュースや新聞などで見たことがある人が多いと思いますが、その意味について知ってる方は少ないのではないでしょうか。実は「り地域」の概要は非常に深く、濃いものとなっており、現在の国際情勢において欠かせないキーワードです この記事ではその「り地域」について、その意味や重要性を細かく、どなたにでもわかるように説明しています。 読み終えた後には、「り地域」についての理解を深められることはもちろん、国際情勢や日本の貿易などに関しても学びを得ることができます。 今日の日本の外交関係や貿易を学んでいる方、またはこれから知識をつけていきたい人はぜひこの記事を読み、国際社会についての造詣を深めましょう。

「り地域」とは?

「り地域」をざっくりと一言でまとめると、貿易について分類された国・地域のカテゴリーのひとつです。 日本では安全に関する貿易管理のため、輸出先をどれくらい信頼できるのかによって「いろはにほへとちり」で国や地域を分類しています。その「り」にあたる地域が「り地域」なのです。 では「り地域」について詳しく確認していきましょう。 出典:包括許可取扱要領の(別表 1)等の「許可条件の適用」の改正要望|経済産業省 参照:https://www.cistec.or.jp/service/cistec_teigen/meti_teigen2019/data/20200219-9.pdf 出典:安全保障貿易管理について|経済産業省 参照:https://www.meti.go.jp/policy/anpo/seminer/shiryo/setsumei_anpokanri.pdf

「り地域」は経済産業省の分類

この分類は経済産業省によって行われています。 経済産業省では、武器や軍事転用が可能な物資または技術の安全性を脅かす国に流出させないよう、安全保障貿易管理を行っています。これは先進国を中心に行われており、品目ごとに輸出の対象や許可の基準などを変えています。 その際に軍事転用される可能性が高い物資・技術は、リスト規制という特別な規制がかけられ、リスト規制外の品目でかつ食品・木材等が除外されたものには、キャッチオール規制というものがかけられます。 リスト規制・キャッチオール規制共に、それぞれ別種のカテゴリーに分類された国·地域によって規制のかけ方は違います。 このリスト規制における国・地域の分類に「いろは」が用いられています。

「り地域」は韓国だけが入る新設された区分

先述した通り、経済産業省によって分類される国・地域には「いろは」が用いられています。信頼度が高く、規制が緩い国・地域は「い地域」に属し、先進国の多くはここに属しています。 韓国も以前は「い地域」に分類されていました。しかし2019年7月から韓国は「い地域」から外され、「り地域」に分類されることになりました。 「り地域」は韓国を区分するために新しく作られたカテゴリーということになります。そして、現在も属しているのは韓国のみとなります。 韓国は「い地域」から外されるのみにとどまらず、他にもペナルティを受けているといわれています。 出典:大韓民国向け輸出管理の運用の見直しについて|経済産業省 参照:https://www.meti.go.jp/press/2019/07/20190701006/20190701006.html 出典:「輸出貿易管理令の運用について」等の一部を改正する通達新旧対照表|経済産業省 参照:https://www.meti.go.jp/policy/anpo/law_document/tutatu/190701_1.pdf

「り地域」と「ホワイト国」との違い

まずホワイト国とは、輸出貿易管理令別表第3に掲げられている国のことを指し、キャッチオール規制の対象外の国のことを指します。つまり規制がリスト規制のみで、比較的信頼でき、安全と判断された国です。現在ではグループAと呼ばれています。 韓国は以前ホワイト国でしたが、「い地域」から外されるのと同時にホワイト国からも外され、現在は非ホワイト国になっています。 韓国のみが属する「り地域」とホワイト国では、日本が輸出する際の許可基準が大きく違います。「り地域」は韓国のことで、リスト規制とキャッチオール規制の両方が適用されているのに対し、ホワイト国はリスト規制のみの適用となります。

韓国を「り地域」にした背景

次のページ:韓国が「り地域」になる前
初回公開日:2022年04月12日

記載されている内容は2022年04月12日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

アクセスランキング