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福祉業界研究|「現状」「今後の動向・将来性」を知ろう

業界・企業研究

高齢化社会を支えているのが、福祉業界。今回は、福祉業界にスポットを当てて、業界研究をしていきます。福祉業界の基本的なデータや現状、将来性や人気のある大手企業などを見ていくので、ぜひ参考にしてみて下さいね。

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福祉業界研究:現状

まずは、基本的なデータや情報から、福祉業界の現状に迫っていきます。市場規模や平均年収などを数字で見ていくことで、現在の福祉業界がどのような状態なのか、読み取っていきましょう。

福祉業界の現状:基本情報

福祉業界の基本情報は、以下のようになっています。 ・市場規模:7503憶円 ・労働者数:51270人 ・平均年齢:40.4歳 ・平均勤続年数:5.9年 ・平均年収:454万円 引用元:「業界動向SEARCH.com(※1)」 注目すべきは、労働者数の多さと平均勤続年数の短さです。労働者数は、市場規模の割には多い方と言えそうです。一方で、平均勤続年数はやや短め。介護職は肉体労働でもある為、体力が必要です。(※2)体力や健康の問題から、長く働き続けるのが難しい人もいるのかもしれませんね。 平均年収は、水準と言える金額です。全業界の労働者の2015年の平均年収は、440万円(※3)と言われているので、ほぼ同額と言えるでしょう。ただし、454万円という数値は、大手企業から中小企業まで、さまざまな福祉業界企業の年収の平均です。業績が高い企業とそうでない企業では、大きな差があることが予想されます。その結果、一般的な平均年収である440万円を下回る企業が存在する可能性も考えられそうです。

福祉業界の現状:業界シェア

続いて、福祉業界企業の業界シェアランキングをご紹介していきます。以下のランキングは、平成25年~平成26年の、福祉業界企業各社の売上高を基準にしたものです。 ・業界シェア1位:ニチイ学館 ・業界シェア2位:ベネッセホールディングス(シニア・介護事業) ・業界シェア3位:メッセージ 引用元:「業界動向SEARCH.com(※1)」 業界シェア1位のニチイ学館の売上高は、2714憶円。業界全体の市場規模が7503憶円であることを考えると、その勢いが窺える業績ですね。2位にランクインしたベネッセホールディングス(シニア・介護事業)の売上高は、795憶円でした。1位には大きなリードを許している状態です。3位にランクインしたのは、メッセージ。売上高は742憶円となっており、ベネッセホールディングス(シニア・介護事業)との差は約50憶円となっています。今後の展開や業績次第では、2位との逆転が可能な業績です。 3位以降も、僅差の業績が続いていきます。福祉業界は現在、ニチイ学館が独走状態となっています。2位以下の企業の間で、競争が続いている印象を受けるランキングでした。

福祉業界研究:動向

続いて、福祉業界の動向を見ていきましょう。福祉業界が現在抱えている問題や、今後の将来性について考察していきます。

福祉業界の現状:課題

まずは、福祉業界が抱えている課題をご紹介していきます。どのような問題を抱えているのか知ることで、福祉業界の今と未来について、新たに気付くことがあるかもしれませんよ。 ・福祉業界の課題1:人材の確保・育成 福祉業界は、現在も成長し続けている業界です。次々に新たな施設やサービス、組織が展開されています。それに伴い、施設を運営したり組織を担ったりしていく人材が必要とされています。急速に拡大していく市場を支えていけるだけの人材の確保、またその育成は、福祉業界が最も力を注ぐべき課題とされています。(※4) ・福祉業界の課題2:介護福祉士の待遇の改善 現場で高齢者の介護をする介護福祉士。福祉業界を支える重要な職業です。しかし、その待遇は、決して良いものとは言えません。肉体労働が多く、ハードワークになりがちなのです。また、求められるスキルが多く、責任のある職業の割には、低賃金という現状も、問題視されています。介護福祉士は、福祉業界だけでなく、社会的にも必要不可欠な職業。国としても、介護福祉士の待遇の改善は、早急に対応すべき問題なのです。(※5) ・福祉業界の課題3:利益重視の経営による失敗 現在、成長段階である福祉業界。サービスや事業の形態も統一されていない為、企業や経営によってさまざまです。中には、公共サービスとして展開されていくべきサービスや施設を、利益重視の形態で運営している企業も存在しています。その結果、法令順守の問題にぶつかる場合もあるようです。業界の傾向として、利益重視から人間性や顧客満足度を重視する傾向へと、いかに転換していくべきかが、課題となっています。(※5)

福祉業界の現状:市場動向

続いて、平成17年~平成25年の、福祉業界の市場動向を見ていきましょう。また、市場規模の推移から、福祉業界の将来性についても考察していきます。 福祉業界の市場動向:業界規模の推移 まずは、福祉業界の市場規模の推移について、ご紹介していきます。以下は、平成17年~平成25年までの、福祉業界の業界規模の推移をあらわしているグラフです。

引用元:「業界動向SEARCH.com(※1)」 福祉業界の市場規模は、平成17年~平成25年にかけて、常に右肩上がりとなっています。その間に、不況や震災などがあり、他の業界では業界規模が大きく落ち込んでいる年もありますが、福祉業界では、そのような社会の変化や出来事による影響が、ほとんどなかったと考えられます。 ・福祉業界の現状:将来性 上記のグラフを参考に、福祉業界の将来性について考察していきます。 福祉業界は、今後も成長し続けると考えられます。実際に、福祉業界の市場規模は2025年には現在の2倍以上の20兆円になると予想されています。(※6) 一方で、現時点でも常に人材不足に悩まされている福祉業界。成長し続ける市場を支えられるだけの人材を確保し、専門性を高める為の育成ができるかどうかが、業界が成長を続けていけるかどうかの鍵となるでしょう。

福祉業界研究:業界研究本

福祉業界について、まだまだ研究し足りない!という方に向けて、おすすめの業界研究本をご紹介していきます。

よくわかる介護・福祉業界 (最新 業界の常識)

福祉業界への就職を検討するなら、読んでおきたい1冊。福祉業界に関する法律やサービス形態などが詳しく解説されており、福祉業界の仕組みを広く深く学ぶことができます。

図解入門業界研究最新介護ビジネスの動向とカラクリがよ~くわかる本

こちらも、福祉業界のシステムや動向について学べる業界研究本です。ビジネスとして、福祉業界の仕組みを学びたい方におすすめです。

福祉・介護の仕事&資格がわかる本

福祉業界の職業や仕事内容、必要なスキルについて学習できる書籍。ビジネスとしての業界研究本である上記2冊と比較して、こちらは現場や実践について学びたい方向けです。

終わりに

いかがでしたか?今回は、福祉業界の現状や動向、将来性についてご紹介してきました。具体的な数字やデータを通して福祉業界を見てみることで、新たな気付きがあったのではないでしょうか? 福祉業界は、高齢化社会が加速していく日本にとって、国の今後を左右する程の重要な産業の1つです。一方で、人材の確保や育成、また待遇の改善など、大きな課題をいくつも抱えている業界でもあります。今後、福祉業界や国がどのようにして、現在の課題をクリアしていくかによって、日本という国のシステムや在り方までもが、変わっていく可能性があります。福祉業界への就職を検討している方は、国として、業界として、どのようにして現状の課題を解決していくべきか、この機会に向き合ってみてはいかがでしょうか。

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