「めんそーれ」ってどんな意味？知っておきたい沖縄の挨拶7選！

次は「ちばりよ」です。この言葉の意味は「気張れよ」「頑張れよ」「努力しよう」などといった、相手を何らかの状況で励ます表現になります。「ちばりよ」の原型は「ちばる」となり、これは本州でもよく使われる「気張る」の崩した表現（方言）です。 「ちばりょー」はもともと甲州（山梨県）で使われていたという説もあり、信州から沖縄までこの言葉が流れていって、そこで定着したという説もあります。

出典: ://

さてここからは、沖縄の方言でも少し難解な表現とその意味を見ていきましょう。 沖縄に住む人にとっては日常的に使用する言葉なので、意味を覚えて旅行や沖縄の人との会話に役立てると良いでしょう。

普通に「だからよー」と言われれば、接続詞として使われる「だから○○だ」「だからこうする」などといった、前述の理由を説明し、その結論を後述で伝えるパターンが一般的です。 沖縄で使われている「だからよー」の意味は「なんでかねぇ」「どうしてだろう」といった、単純に情報を受けた上でそれに対する疑問を呈する際に使われます。これとは別に、そのまま沖縄でも普通に「だからね～」の意味もあるので状況別で覚えましょう。

次に「〜しましょうねー」ですが、意味は「誰かに○○しましょうね～」と了解を得るための表現ではなく、「私が○○をします」という、主語を自分とする表現です。 たとえば、「荷物を持ちましょうね～」と言われた場合、その主語は話者となるため、そう言っている人が荷物を持つということです。

次は「うちなーんちゅ」と「ないちゃー」です。 「うちなーぐち」が「沖縄方言」を指すように、「うちなーんちゅ」というのも「沖縄」そのものを指す言葉で、「沖縄人」を意味する表現になります。「ないちゃー」は「沖縄の」という所有を指す言葉です。

「さぁー」は、日本人のほとんどが沖縄の方言として認識している有名な表現となるでしょう。主に言葉・表現の語尾に付ける接尾辞として使われることが多いようです。 この意味はもともと「なんくるないさー」という表現の省略版となり、「なんとかなるさ」や「きっと大丈夫」、また「でしょう？」という意味になります。

「あげー！」「あいっ」「あきさみよー」の3つの表現は、これはすべて「きつい・どぎつい・どうしようもない」といった、やや極論的、大胆な発言の意味合いになります。 「あげー！」というのはもともと「あいっ！」と同じく感嘆詞的な意味合いになりますが、これも「ええっ！？」や「聞いてないよ」というニュアンスが漂います。「あきさみよー」の意味は「あいっ！」から派生して「どうしようもない」といった状態を指します。

「じょーとー」はそもそも「上等」の意味と同じく、優れたもの・立派なものなどを表す形容表現となります。沖縄でも同じく「上等」の意味合いで「じょーとー」と伸ばす感じで発音され、意味は「素晴らしい」「立派な」「良い」といったニュアンスになります。 「これはじょーとーさぁ」や「あんたじょーとーの車に乗っとるねぇ」などと使われ、すべて「良い」や「立派な」、「優れたもの・素晴らしいもの」を形容しています。

出典: ://

「ちゅらさん」とは、「美しい（人や物）」「キレイな○○」「清潔な○○」という、総じて美しさを称える形容表現となります。 「ちゅらさん」はほぼ単独で使われることが多く、「あれ～ちゅらさんどー（あの人はとても美しい）」や「ちゅらさんちの娘ら（きれいな奥方の娘ら）」などと表現されます。「ちゅら」は「清い」という意味があり、「清ら（古語）」の意味・表現から来ています。