「めんこい」の由来と意味は？9つの地域での使い方の違いを紹介！

岩手には「岩手めんこいテレビ」というテレビ局があるように、「めんこい」という音のまま使用します。岩手県でも南部弁が使われる地域があるため、南部弁の地域では「めごい」と発音します。 岩手県において「めんこい」というか「めごい」というかは、各個人のアイデンティティによりますが、「めんこい」は北海道・東北地方で共通した方言なので、「めんこい」といって意味が通じないことはありません。

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秋田県では「めんこい」を「めんけ」と発音します。秋田のご当地言葉を使ったお土産物として「秋田めんけぇ～サブレ」というものも販売されています。 秋田県で「めんこい」を使ってみる場合は、「めんこい」をそのまま「めんけ」に置き換えるだけで、ネイティブな感じの使いまわしができます。「あなた、かわいいね」なら「おめ、めんけな」で秋田弁らしい言い回しになります。

福島県には「めんこい」の発音が複数あります。「めんこい」のまま使う人もいますが、「めげえ」「めんけえ」「めごい」などと発音する人もいます。 「めごい」は「めごくね」という否定形で使われることもありますが、「かわいくない」という意味のほかに「憎たらしい」という意味もあるので、ネイティブでない人が使うときには注意が必要です。子供が泣きやまずにイライラしているときにも「めごくね」が使われます。

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山形県では「めんこい」とは発音せず、「めっこい」や「めんごい」と発音します。「めんこい」といっても意味は通じますが、ネイティブな人は日常会話で「めんこい」とは発音しません。 山形県では語尾に「よの」が付けられて、「めっこいよの」などと使われることもあります。そのほか「っちゃ」が付けられることも多く、「めっこいっちゃ」として使われます。

宮城県では「めんこい」はそのままの発音で使われます。標準語に直訳するとわけがわからなくなる宮城の方言として「いぎなりめんこい」という言葉があります。 標準語への直訳だと「突然かわいい」になりそうですが、「いぎなり」も宮城の方言で「すごく」という意味になります。したがって、「いぎなりめんこい」は、本当は「すごくかわいい」という意味なのです。フレーズで覚えておけば、すぐに適切に使いこなせます。

茨城県は関東地区ですが、東北地方と隣接しているため、一部の地域では東北弁そのものや類似の言葉が使われています。茨城県では「めんこい」ではなく「めんごい」や「めごい」という発音で使われています。 ただし、茨城県では「めんこい」にあたる方言を使う地域がある、というだけで、一般的に使われている方言ではありません。「一部地域の人が使っているが、大多数の人は日常的には使っていない方言」という分類になります。

新潟県は東北地方ではなく、関東甲信越や北陸などに分類されています。しかし、東北地方と隣接する県であることから、東北地方と同じ、あるいは類似の方言も使われています。 新潟県では、「めんこい」とい発音のまま使われていたり、「めこ」と発音されたりしていますが、「めんこい」の意味で「いとしげ」という方言が使われることもあります。いずれの発音をしても、意味はすべて「めんこい」と同義になります。

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「めんこい」は「かわいい」という意味ですが、必ずしも「かわいい」をすべて「めんこい」に置き換えられるわけではありません。単純に置き換えてしまうと、「めんこい」の持つニュアンスから違和感のある表現になってしまうこともあります。 ここでは、「めんこい」という方言を使える場面をご紹介します。ここでご紹介する場面に遭遇したときには、地元の人とのコミュニケーションで「めんこい」を使ってみるのもです。