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更新日:2024年11月04日
「理屈」という言葉は、誰もが聞いたことがあるでしょう。ですが、「理屈」の意味を説明してくださいと言われて、きちんと説明できる人は意外と少ないかもしれません。ここでは慣用句や例文などで「理屈」の使い方を含め、その意味をひとつづつ説明していきます。
理屈と同じような意味で、厳密には違う言葉もたくさんあります。 ここからは、「理屈」と似た意味で使われる類義語を4つご紹介していきます。 意味はとても似ているけれども、それぞれ全く同じではありませんので、どう違うのか、その意味の違いや使い方についても知っていきましょう。
「根拠」とは、そうなった理由、もとになる理由やよりどころのことです。 例えば、「あの人を犯人だと思う根拠は何」というと、対象の人物を犯人だと思う理由を問われているということです。ある判断や結論を成り立たせるよりどころは何であるのか、というような意味で使われます。
「事情」とは、物事がある状態に至るまでの理由や、ことの次第のことを意味します。 理屈よりも物事の「背景」にあるものを表現するために使われることが多いです。 例えば、「家庭の事情で退職します。」と言うことはあっても「家庭の理屈で退職します。」と言うことはありません。理屈よりも「状態」を含んだ使われ方をします。
「事由」とは、物事の理由や原因のことを意味します。 理屈とは違い、あまり普段の会話では使われることのない固めの表現になります。そして、事由は心情などとは関係なく、事実にのみ使われる表現ですので、「離婚事由」など、法律用語としてもよく使われます。
「理論」とは、物事を法則的に説明できるように、筋道を立てて組み立てられた知識の体系のことを表します。 「理屈」はその理屈を言う人の考え、主観によっても左右されますが、「理論」はある法則に基づいた知識の体系であり、主観によって左右されるものではありません。
このように「理屈」とは、物事の筋道や道理のことを意味します。 ご紹介したさまざまな例のように、「理屈」といっても、使い方によって意味合いが少しずつ変わってくることが分かります。前後の言葉やシチュエーションによって、ニュアンスの違いを出せるのは日本語の難しいところであり、面白いところです。 正しい意味で「理屈」を使っていきましょう。
記載されている内容は2019年10月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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