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理屈の意味と使い方6つ|理屈と意味と慣用句5つや類義語の違い

更新日:2024年11月04日

雑学・歴史

「理屈」という言葉は、誰もが聞いたことがあるでしょう。ですが、「理屈」の意味を説明してくださいと言われて、きちんと説明できる人は意外と少ないかもしれません。ここでは慣用句や例文などで「理屈」の使い方を含め、その意味をひとつづつ説明していきます。

理屈の意味と使い方6:屁理屈

「屁理屈」とは、筋道の通らない理屈、無理やりこじつけた論理のことを言います。 正しい「理屈」とは言えないという意味になります。言い逃れをする時など、無理やり正しい論理にしようとする場合に使われます。 【例文】屁理屈ばかり言うんじゃありません これは親が子供によく言う言葉ですが、小さい子供はなかなか理論立てて話をすることができません。自分勝手に物事を進めたいがために、こじつけの論理、すなわち「屁理屈」を言ってしまうのです。

理屈の意味と慣用句5つ

「理屈」を使った慣用句を知ることで、さらに意味を理解することができるでしょう。 次は、「理屈」を使った慣用句5つをご紹介します。それぞれの慣用句の使い方と意味を通して、さらに「理屈」という言葉の理解を深めていきましょう。

理屈の意味と慣用句1:理屈責め

「理屈責め」とは、正論だけで会話の相手を責めたてるという意味です。 人は会話や議論をする際に、多かれ少なかれ感情が介入します。 喧嘩や話し合いの場面で、理由なく湧き出る感情に左右されず、正しい論理だけをぶつけられて、返す言葉がなく逃げ場がなくなるという経験はないでしょうか。これは「理屈で責められている」からです。 勝ち負けを決める議論の際は、相手に反論の余地をなくす方法としてとても有効です。

理屈の意味と慣用2:理屈詰め

「理屈詰め」とは、考え方や議論などを、論理で押し通すことを意味します。 理論武装して相手を詰める論法のことで、「理詰め」とも言います。直感や感覚で話をする人は、この「理屈詰め」のタイプと議論すると弱い傾向にあります。 「理屈責め」は責めたてる、「理屈詰め」は押し通す、とこれもまた少し違った意味合いになってきますので、使い方に注意しましょう。

理屈の意味と慣用句3:理屈抜き

「理屈抜き」とは、理論では言い表せられない、正論では説明できないことを意味します。 例えば「僕は君のことが理屈抜きで好きだ」という場合は、「君を好きな理由は分からない、理論立てて説明できないけれどとにかく好き」ということになります。

理屈の意味と慣用句4:理屈屋

「理屈屋」とは、何事にもすぐに理屈で考える、理屈で返そうとする人のことを言います。 はっきりとした理由もなく感情で話したり、行動したりする人もたくさんいますが、「理屈屋」と呼ばれるタイプの人は、反対に何でも「こういう理由でこうなのだ・こうするのだ」と理論だてて話そう・動こうとします。 「理屈っぽい」と同様に、あまり良い意味では使われません。

理屈の意味と慣用句5:理屈と膏薬はどこへでも付く

「理屈と膏薬はどこへでも付く」とは、どのようなものにもつけようと思えばもっともらしい理屈がつく、すなわち、物事には何でも理屈をつけられる、という意味をたとえたことわざです。 「膏薬」はあまり聞きなれない言葉ではないでしょうか。「膏薬」とは、あぶらやろうで練り合わせた外用薬のことで、体のどこへでも塗れることから、理屈もどのようなものにでもつけられるという、このことわざになったのです。

理屈の類義語と意味の違い

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初回公開日:2019年10月16日

記載されている内容は2019年10月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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