「上」の書き順は2種類存在する｜書き順が複数存在する理由とは?

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行書は早く流れるように書きます。続けたり省略をして書きやすさを優先します。楷書の書き順とは違ってくるときもあります。「上」の行書の書き順は、短い横線から書いて流れるように上に持って行って縦線に入っていき、下の長い横線に続けて書いていきます。 行書では上からの流れを受けて、下の字に繋げていきますからその流れを切らないようにすることが大切です。しかし不安定な字にならないように気をつけることです。

草書は行書をもっと崩した形です。草書は字を見て元の字が分からない場合があります。草書の形は1つ1つ覚えていくことが必要です。 ひらがなを当たり前のように使っていますが、実は漢字の草書をもっと崩してできたものです。元の漢字の形はわかりません。 「上」の草書は楷書の形と随分と変わり、縦線から「ソ_」の書き方と、もう1つ横線から書き「＾｜__」流れに乗って書き「コ」の鏡文字のような形になる書き順とあります。

書道は筆で文字を書きます。現代は硬筆の研究がされていて、いろんなボールペン、シャープペンシル、万年筆、鉛筆、などが売り出されています。基本的には文字を書くことですから、筆を使って書く場合と変わりません。 しかし、筆で文字を書く書道の歴史の方がずっと長いので現代の文字の書き順よりもっと許容の幅が大きいです。書道の流派はいろいろあり、それぞれの流派によって書きやすい書き順を使っているようです。

文字には5つの書体があります。それぞれの書体によって書き順は異なります。古い順から、篆書体、隷書体、草書体、行書体、楷書体の5つです。楷書体、行書体は、草書体は日本で日常的に使っています。 生活の場面でどの書体を使うかの選択が違ってきます。例えば書類に記入する場合は楷書体です。手紙などは行書体を使ってスラスラと書いてあると、もらった方も感動します。草書体は意識して学ばなけらば書けません。

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文章を書いていて、はたと手が止まって、「これはどっちの書き順かな？」と思ったときは、書きやすい書き順を選んでもいいのです。 教育の場では、基準としての書き順が示されていますが、そこでも2種類以上の書き順がある場合があります。 漢字の歴史を辿ると、安定感のある綺麗な字を書ける書き順を選んでいいのです。漢字の書き順に迷った時は書き順に囚われないで、手書きの文字を楽しんで書きましょう。