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「上」の書き順は2種類存在する|書き順が複数存在する理由とは?

更新日:2020年08月14日

言葉・雑学・歴史

「上」という漢字には2種類の書き順があります。どうしてでしょうか。教育現場では、基準とされている「筆順指導のてびき」があります。しかし、漢字の成り立ちや書体別に「上」の書き順を見てみると、1つの書き順に決めることができない経緯があります。

「上」という漢字

「上」という漢字を書くときに、横線から書いたらいいのだろうか、それとも縦線から書いたらいいのか迷うことはありませんか。 それから年代によって横線から書くか、縦線から書くかが違っているという一面を持っている漢字です。「上」という漢字の書き順は実は2種類あります。 漢字をきれいに書くときに書き順は関係するのでしょうか。

成り立ち

「上」という漢字は位置関係を表します。その基準とするところは、手のひらより高いか、低いかで関係を表しました。「上」の漢字の成り立ちは手のひらより高いことを表しました。 そして転じて基準とするところより高い位置を表す「二」のような二本線で表していましたが、間違えを防ぐために真ん中に縦線を入れることになったので「上」と書くようになりました。

意味とは

「上」の意味は、いくつかあります。位置関係を表します。元の意味は基準値より上の方にあることを言います。 1、表面を表したり、外側のことを言ったりします。「雪の上を歩く」「セーターの上にカーディガンを着る」 2、程度を表すこともあります。「成績が私より上だ」 3、事柄の関係付けに使うこともあります。「お酒の上の失敗だ」 4、高い地位を占めている場所や人をいうこともあります。「殿上の間」

「上」の2種類の書き順

「上」の書き順は2種類あります。なぜ、書き順が2種類あるのでしょうか。書き順は、漢字の成り立ちから考えると、こうでなければならないという決まりはなかったのです。 漢字が発見できる最古のものは甲骨文字で、亀の甲羅などに鋭い刃物のようなもので刻しました。筆が発明されて、腕の動きによって筆が動いた跡が線になり文字となって現れました。 自ずと書きやすい書き順があります。綺麗に書ける書き順も定まってきます。

「上」の書き順1:縦線から

「上」の字では縦線から書く書き順があります。それは「| - __」のようになります。 書き順に関して公的に定められた文部省著作『筆順指導のてびき』(1958年)があります。この手引きによって「上」の漢字の書き順は「止正足走武」これらの文字による書き順に準ずることになりました。 今の学校教育では文部省でまとめられた縦線から書く書き順を教えられています。

「上」の書き順2:横線から

「上」のもう1つの書き順は横線から書く書き順があります。それは「- | _ 」のようになります。この書き順は行書によく使われます。流れるように書くときに書きやすいです。字を整えやすい書き順です。 しかし、この横線から書く書き順が全ての人にとって「上」と言う漢字を整えやすい書き順かというと、そうとは言い切れません。それは、書き手の個性がありますから個人差はあります。

初回公開日:2019年11月06日

記載されている内容は2019年11月06日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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