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WAVとMP3の音質の違いを解説|WAVをMP3に変換するアプリ4選

更新日:2024年10月17日

雑学・歴史

音声ファイルには色々な拡張子がありますが、WAVとMP3の違いについて正しく説明できるでしょうか。この記事ではWAVとMP3の違いから、それぞれの用途に合った形式や形式を変換するアプリもご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

WAVとMP3の相違点4:圧縮方法の違い

WAVとMP3は、圧縮方法が違います。非可逆圧縮形式はほとんどの人が利用しているやり方で、人間の聞き取れない部分を取り除くことで音質と保ちながら要領を抑えられるところが最大のメリットです。 可逆圧縮形式は音質をWAVの音質を保ったまま圧縮できるので、解凍後も元の音質を保つことができるため、音質自体は変わらないままです。エンコードおよびデコードに関しても、時間を要するでしょう。

WAVとMP3の相違点5:ビットレートの違い

WAVとMP3は、ビットレート(bps)が違います。ビットレートは1秒ごとのデータ量を示しており、後で紹介するサンプリングレート(Hz)とビット深度(bit)を掛けた物です。式は「Hz×bit×2=bps」で表されます。 サンプリングレートは別名サンプリング周波数と呼ばれ、1秒ごとに何万分割で音を採取しているかを表した物です。ビット深度は分割されたデータに対し、どれだけ容量を与えるかを示します。

WAVとMP3の用途別の使い方

WAVとMP3は、目的ごとでどちらが使われているかが違います。WAVをMP3に圧縮する際に最も重要なポイントは、特に必要ないデータは消すということです。 音源データの中で、特になくても困らないデータはとても小さい音、大きな音にかき消された音の2種類です。音を大きくしなければよく聞こえない音は、編集で消すことができます。ここからは、WAVとMP3の用途別の使い方を詳しく見ていきましょう。

動画編集をする場合

動画を取る際には、ほとんどの人はカメラマイクとICレコーダーで録音するでしょう。音源を録音する場合は、容量が大きくても音質の良いWAVで録音しておくと後で編集しやすいです。 WAVをMP3に圧縮するのは簡単なので、SNS用短い動画にはMP3で対応できます。一方でBlu-rayなどの映像用であればWAVがなので、作成する動画の長さで使用する音源に違いが出てくるでしょう。

CDに編集する場合

CDに取り込まれている音源の合成や編集を行いたい場合には、一度WAVとして取り込んでからでなければ編集することはできません。この作業はリッピングと呼ばれます。 パソコンを使用している場合は、MP3やWAVなどの形式の音源をそのままCDに書き込んで保存しても、CDプレイヤーでは再生できないので、Windows Media Playerなどで後でオーディオCDに変更しなければいけません。

スマホやタブレットの場合

スマートフォンやタブレットのボイスレコーダーでWAVを録音すると、容量がなくなってしまい端末が重くなるので注意が必要です。携帯端末の場合は、音源データはMP3の方が容量が約1/10になることから、変換するだけで容量に違いがとても出てきます。 WAVからMP3への変更は、アプリでも行えます。お使いの携帯端末でオーディオファイルや動画を簡単にMP3に変えられ、曲の1部分を切り取ったりもできます。

PCで再生する場合

PCで音楽を再生する際にも、WAVとMP3では容量の差が大きく開くので、特別な理由がない場合はMP3に変更すれば容量に違いが大きく出てきます。上述のスマートフォンやタブレットのように、PCでも変換することができます。 PCで編集する場合は、RealPlayerというアプリがです。音声ファイルに関してはMP3やWAVだけでなく、M4A、IVRなどにも変換することができます。

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初回公開日:2020年01月11日

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