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フルフレックス制とは?フレックスタイムのメリット5つとデメリット4つ

職種研究

2017年1月から導入されているフルフレックス制ですが、まだまだ認知度は低いのが現状です。自分のライフスタイルに合う制度かどうかを判断するためにも、きちんとメリットとデメリットを知りましょう。そして、うまく制度を利用して自分に合った働き方で楽しく生きましょう。

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フルフレックス制とは?

働き方改革が進んでいる昨今、フルフレックス制という働き方を知っていますか。ワークバランスを改善するための柔軟な働き方としてよく聞くフレックス制よりも、コアタイムがない分全て自分の最良で勤務時間を決められるので、より自由な時間で働ける制度です。 時間に縛られている働き方の人からはメリットばかりのように感じるでしょうが、仕事は1人で完結するものばかりではないので他の人との調整をする必要があります。

フレックスタイム制とは?

そもそもフレックスとは物事を柔軟に扱う様子を意味する言葉で、簡単に言うと、変形労働時間制のことです。従業員側が始業時間と就業時間を自由に決めることができるのが特徴で、週40時間などの決まった労働時間を守れば、1日の時間の使い方は自由です。 ただし、必ず出勤しなければならないコアタイムが設定されている場合がほとんどです。そのコアタイムが設定されていない場合を、フルフレックス制と言います。

コアタイムとフレキシブルタイム

先に記載した通り、コアタイムとは必ず出勤しなければならない時間帯のことで、それ以外の時間をフレキシブルタイムと呼びます。 コアタイムの必要性としては、多くの従業員がそれぞれの勤務時間帯で働くため、会議などの業務に支障が起こらないように設定しています。また、フレキシブルタイムの幅が少ないと、フレックス制としては認められません。

フルフレックス制のメリット5つ

実はフルフレックス制度は、2017年1月から始まっています。フルフレックス制のメリットはやはり、自分のライフスタイルに合った働き方を選べることです。自由度が高く自分の好みの時間割を作ることができるので、仕事以外の時間も充実したものにできるでしょう。

フルフレックス制のメリット1:通勤ラッシュを避けられる

例えば10時〜19時で勤務時間を設定すれば、朝の通勤ラッシュを避けることができます。さらに、コアタイムの設定されていないフルフレックス制なので、思い切って12時〜21時で勤務時間を設定してみると、行きだけではなく帰りの時間もラッシュ時間帯を避けることができます。 自分の住んでいるところから会社までのラッシュ時間を考慮して時間を組めるのは、誰もが羨む働き方でしょう。

フルフレックス制のメリット2:メリハリのある働き方で残業軽減に繋がる

働く時間を自由に選べると言うことは、仕事をしない時間帯や休日を自分で選べると言うことです。そうするとプライベートの時間の確保が思いのままになり、より充実した時間を過ごすことに繋がるでしょう。 プライベートが充実した分、仕事への意欲も高まり、時間管理も容易になるので、メリハリのついた生活を手に入れることができます。自分で時間を決めた分、自ずと時間管理能力も向上していくでしょう。

フルフレックス制のメリット3:気兼ねなく銀行や役所に行ける

通常の勤務時間で働いていると、平日に有給休暇を取得したり、お昼休みに駆け込むなどをしないとなかなか同じ時間帯で営業している銀行や役所に行く時間は取れないでしょう。 しかし、フルフレックス制で働く人はそもそも通常の勤務時間である9時〜17時で平日週5日間働くと言うスタイルは取らないので、空いている時間帯を狙って銀行や役所に行くことができます。

フルフレックス制のメリット4:子育てや介護との両立がしやすい

例えば、子どものお迎えに間に合うように7時〜16時にしたり、デイサービスのある日に少し長めに働き、ない日には数時間の在宅ワークで働くなどの働き方が選べるのもフルフレックス制のメリットです。 今までは長期休暇や退職などで職場を離れることを余儀なくされていましたが、フルフレックス制は女性にも優しい働き方であると言えるでしょう。

フルフレックス制のメリット5:企業は優秀な人材が確保できる

フルフレックス制は従業員だけでなく、企業側にもメリットがあります。従業員が自分で働く時間を選べるからこそ、企業を辞めるという選択をする可能性が減り、企業は優秀な人材を手放さなくてすむのです。 その分、企業側は優秀な人材かどうかを判断し、フルフレックス制を適用できるかどうかの基準を予め決めておく必要性もあります。

フルフレックス制のデメリット4つ

自分の希望する時間で仕事ができるフルフレックス制は自由度が高いですが、メリットばかりではありません。デメリットも知った上で、自分に適している制度かどうか考えるべきでしょう。

フルフレックス制のデメリット1:勤務時間の個人管理が必要

自由に勤務時間を決められると言うことは、自分でちゃんと時間を管理しなければなりません。そのため、きっちりと計画的に時間管理ができる人にとってはメリットになり得る時間管理ですが、誘惑に弱かったり自分に甘えてしまうタイプの人にとってはデメリットになるでしょう。 今はスマホでなんでもできる時代ですが、あえて手書き手帳などで予定を視覚化することで、時間管理を徹底するのも1つの対処法になるでしょう。

フルフレックス制のデメリット2:チームでスムーズに仕事をするのが難しい

勤務時間がまばらになったり、仕事の進め方などを自分のライフスタイルをメインにして決められるフルフレックス制は、チームで1つのことを成し遂げるような仕事には向きません。同じ時間に同じことをするチームプレーが難しいからです。 また、同じ空間にいない場合も多くなるので、相談をする時にも直接話すことがしにくくなるのもデメリットと言えるでしょう。

フルフレックス制のデメリット3:同僚とのコミュニケーションが不足しがち

これも勤務時間を自由に選べるフルフレックス制ならではの問題でしょう。勤務時間だけでなくランチタイムなどの休憩時間も自分の都合に合わせられるため、1人で行動することが増え、必然的に他の従業員との会話が減ります。 現在ではメッセージアプリなどでその場にいなくてもリアルタイムの会話ができますが、逆にパソコン上の会話だけで済むことに慣れすぎてしまうと、同じ空間にいても直接会話する機会が減ってしまうでしょう。

フルフレックス制のデメリット4:取引先との信頼関係を崩しかねない

一般的な社会人の取引先との基本的なやりとりの手段は電話です。しかし、フルフレックス制では相手からかかってきた電話に出られない可能性が高くなります。 その時に他の従業員がフォローをしてくれたり、次回の自分の勤務時にしっかりと対応できれば問題ないように思えますが、急ぎの案件や複数の相手先との仕事をする際にすぐ連絡が取れない状態は信頼関係を継続するのは難しいでしょう。

フルフレックス制を導入している企業

実際にフルフレックス制を導入しているのは、IT系の企業や、比較的新しい会社の場合が多いのが現実です。あとは、エンジニアやデザイナーなどの個人で行う業務が多い技術的な職種は外部からの影響が少ないので、フルフレックス制に適しているでしょう。

フルフレックス制の求人は少ない

フルフレックス制で求人を探すのは難しいでしょう。どの求人サイトでもなかなか検索条件の中にフルフレックスが含まれていないのが現状だからです。 また、入社当初からフルフレックス制を採用している企業よりも、入社後しばらく仕事に慣れてからフルフレックス制に切り替えられると言った体制をとっている企業の方が多いです。検索条件としてフルフレックス制を選択できるサイトは、今のところ「Reworker」だけでしょう。

名ばかりのフレックス制には注意が必要

まだ浸透していない働き方であるがゆえに、企業側のメリットだけしか考えていない場合があります。また、フレックス制と言っていながら、実は自分では時間を選ぶことができなかったり、社員ではなくただのアルバイトとしての採用だったなどの問題が起こり得ます。 そういった企業に騙されないためにも、きちんとした知識をつけた上で働きましょう。

うまく制度を活用して自分に合った働き方を目指そう

フルフレックス制だけではなく、近年は自分のライフスタイルに合わせた働き方を選びやすくなりました。一方で、自己管理に失敗した時には激務となってしまったり、逆にだらけてしまうリスクがあり、その自己管理自体が負担と感じてしまう人もいるでしょう。 メリハリをつけて働きたい人や、自分で考えて動きたい人、効率化や合理的な考えをもつ人にはフルフレックス制は最適な働き方と言えるでしょう。

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