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外食産業売上高ランキングTOP10|これからの外食産業に大切なこと

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外食産業は食に関わるビジネスのため、需要がなくなるということはありません。しかし、食は人の生活と切り離すことができず、また人が口にする物を扱うため、この外食産業には他のビジネスとは異なった特徴を持つ部分がいくつかあります。

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外食産業とは

フードサービスでは、弁当や総菜などの持ち帰ることを前提にした調理食品を販売することを中食と呼びます。これに対して、ファミリーレストランや居酒屋などのように購入や注文した食品を店舗内で食べることを外食と呼びます。 食は人の生活と切り離すことができず、また人が口にする物を扱うため、この外食産業には他のビジネスとは異なる特徴がいくつかあります。

外食産業の特徴

上記で述べた通り、外食産業のような食に関わるビジネスには、他の業界のビジネスとはいくつか異なった特徴を持ちます。 外食産業が持つ特徴の中には、人が口にする食品を扱うため、安心や安全が特に重視されます。また、味などの品質も求められます。そのサービス面の他にも、ビジネスの面からも他のビジネスとは少し異なった特徴を持っています。

外食産業の特徴1:低資本金で出店が可能

大手外食チェーンなどの店舗では内装や立地などにこだわることもあるため、新店舗を立ち上げる際には、まとまったお金が動くことになります。 しかし、個人でもラーメン屋や、居酒屋、カフェなどを開業する人もいます。そのため、居抜物件を活用したり、自分で内装を手掛けるなど、初期費用を抑えるなどの必要はありますが、個人の資金力でも飲食店を開業することは可能ということです。

外食産業の特徴2:ガリバー企業がない

特定の商品やサービスなどで、その市場の大部分を占有している会社のことをガリバー企業と呼びます。業界内にガリバー企業があると、新規参入をしても、利益を伸ばすことが難しくなることがあります。 しかし、外食産業ではそのガリバー企業がありません。マクドナルドの売上でさえも、外食産業全体の1.4%ほどしか占めません。これは、それだけ中小企業や個人経営店が数多く存在し、売上が分散しているということでもあります。

外食産業の特徴3:需要がなくなることがない

人の生活からは食を切り離すことはできません。そのため、食に関するビジネスである外食産業はその需要を失うことはありません。 ただし、流行り廃りや、2019年の消費税の増税で外食が軽減税率では対象外となるなど、厳しい環境でビジネスを行わなければいけなかったり、同じ外食ビジネスを行う企業同士で需要を奪い合うなどするため、食の需要がなくなることはなくても、決して安泰なビジネスというわけではありません。

外食産業の歴史

日本で外食の文化が始まったのは室町時代の茶屋からです。ただし、当時の茶屋は一服一銭と言って、茶湯一杯を安価に提供する程度でした。 現代のような本格的な外食の文化が始まるのは江戸時代の初め頃で、茶屋が今の食堂のような形式に近づき、城下町などの人の多い場所ではそば屋や料亭、居酒屋などが増えました。外食チェーンは昭和初期の頃からありましたが、広く認知されるようになったのは1970年頃からです。

外食産業売上高ランキングTOP10

外食産業にはガリバー企業はありません。しかし、外食ビジネスを行う企業の中には、誰しもがその名前を知る有名企業がいくつもあります。 また、外食産業の売上ランキングでは、多少の時代のニーズは反映されるものの、カテゴリーに偏りがないという特徴もあります。

外食産業売上高ランキングTOP10:株式会社くらコーポレーション

株式会社くらコーポレーションを設立は1995年に設立されました。翌年には自動皿カウント水回収システムや、QRコード時間制限管理システムを導入し、回転寿司店舗としてのIT化をいち早く推進した企業でもあります。 また、レーンを回る寿司の鮮度を保つための寿司皿カプセルの鮮度くんを2011年に全店導入しています。その株式会社くらコーポレーションの2018年の連結売上高は132,499百万円となっています。

外食産業売上高ランキングTOP9:ロイヤルホールディングス株式会社

1953年に江頭匡一氏が有限会社ロイヤルを設立し、福岡市内にレストランを開業しました。その後、1956年にロイヤル株式会社設立し、1971年にファミリーレストランのロイヤルホストを北九州市に開店しました。 2005年に江頭匡一相談役が逝去したことで、持株会社体制へ移行し、ロイヤルホールディングス株式会社に商号変更されました。2018年の連結売上高は137,701百万円となっています。

外食産業売上高ランキングTOP8:株式会社トリドールホールディングス

1985年に粟田貴也氏が炭火焼鳥屋 トリドール三番館を開業、1990年に有限会社として法人化し、1995年に株式会社に改組しています。2016年には持株会社体制に移行して、トリドールホールディングスに商号変更しました。 丸亀製麺は2000年に展開開始し、その後は店舗数を順調に伸ばしています。そのトリドールホールディングスの2019年3月期の連結売上収は145,022百万となっています。

外食産業売上高ランキングTOP7:株式会社サイゼリア

サイゼリヤは正垣泰彦氏が経営していた個人店舗のレストランサイゼリヤが元となっています。1973年に多店舗化を視野に入れ、株式会社マリアーヌ商会を設立しました。 その後、他店舗が進み、1992年には50店を達成し、商号を株式会社サイゼリヤに変更しました。また、2013年には国内店舗数は1000店舗を越えています。その株式会社サイゼリヤの2018年8月期の連結売上高は154,063百万円となっています。

外食産業売上高ランキングTOP6:株式会社スシローグローバルホールディングス

1984年に清水義雄氏は株式会社すし太郎設立し、その後2000年に株式会社あきんどスシローに商号変更をしています。 2015年には株式会社あきんどスシローホールディングス設立し、持株会社体制移行しました。また、同年に株式会社スシローグローバルホールディングスに変更しています。 その株式会社スシローグローバルホールディングスの2018年9月期の連結売上収益は174,883 百万円となっています。

外食産業売上高ランキングTOP5:株式会社吉野家ホールディングス

株式会社吉野家は1958年に設立され、その翌年に吉野家 築地店がオープンしています。1988年にはダンキンドーナツのディー・アンド・シーを吸収し、株式会社吉野家ディー・アンド・シーに社名変更しています。 しかし、1998年にはダンキンドーナツ撤退、その後2007年に持株会社体制に移行し、株式会社吉野家ホールディングス誕生しています。2019年2月期の連結売上高は202,385百万円となっています。

外食産業売上高ランキングTOP4:株式会社コロワイド

1977年に甘太郎を開店し、その後は神奈川県下でチェーン展開が進め、1992年にカラオケ業態を出店しました。1994年に株式会社コロワイドに商号変更をしています。 2012年には牛角のレックスHD、2014年にかっぱ寿司のカッパ・クリエイトHD。2016年にフレッシュネスバーガーのフレッシュネスを次々と連結子会社化しました。2019年3月期の連結売上収益は244,360百万円となっています。

外食産業売上高ランキングTOP3:日本マクドナルドホールディングス株式会社

1971年に東京の銀座三越デパートでマクドナルドの1号店はオープンしました。2002年に創業者の藤田田氏は代表権を持つ会長に、社長には八木康行氏が就任し、ホールディングス体制へ移行しました。日本マクドナルドホールディングス株式会社の連結売上高は272,257百万円となっています。

外食産業売上高ランキングTOP2:株式会社すかいらーくホールディングス

1962年にことぶき食品有限会社が設立、1970年にファミリーレストランのすかいらーく1号店をオープンさせています。また、1980年にジョナサン1号店、1986年にバーミヤン1号店、1993年にガスト1号店などを展開してきました。 2016年に持株会社体制へ移行し、翌年に株式会社すかいらーくホールディングスに商号変更をしています。2018年12月期の連結売上収益は366,360百万円となっています。

外食産業売上高ランキングTOP1:株式会社ゼンショーホールディングス

すき家 生麦駅前店は1982年にオープンしました。2000年には子会社のグローバルフーズを設立しています。 また、2000年にココスジャパンの株式取得し、2001年にはぎゅあんの株式取得、2002年にはウェンディーズ、ビッグボーイジャパン、2005年になか卯の株式も取得しています。 2011年に持株会社体制への移行を発表し、2019年3月期の連結売上高は607,679百万円となっています。

これからの外食産業に大切なこととは?

消費税の増税や、食材の高騰など、外食産業は厳しい状況が続いています。また、外食産業では消費税の増税や、食材の高騰などで経費が増えたとしても、顧客のために簡単に値上げをすることはできません。 そのため、今度の外食産業は、大手であれば経費の削減、中小企業や個人経営であれば国や自治体などに頼ることなく自力での利益確保が課題となるでしょう。

増加するインバウンド需要への対応で外食産業をさらに盛り上げよう!

外食産業は食に関わるビジネスのため、需要はなくなりません。しかし、増税や経費の高騰など、外食産業は苦しい状況を強いられています。 ですが、日本の食が海外で注目されてきているため、インバウンドによる新しい需要が増えてきているという面もあります。 今後も食の需要を絶やさないためにも、外食産業に関わる人たちは、外食産業を苦しめる環境を作る人たちに屈しないためにも、外食産業を盛り上げて行きましょう。

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