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イギリス英語の発音はアメリカ英語とどこが違う?|3つのはっきりした特徴

英語

イギリス英語を初めて聞いて「自分が習った英語と違う」と思われた方は多いでしょう。日本で学ぶ英語はアメリカ英語ですが、実は世界の多くでイギリス英語も使用されています。イギリス英語はアメリカ英語とどんな違いがあるのでしょうか。発音などの違いについてご紹介します。

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イギリス英語の発音はアメリカ英語と違うところがいくつかある

「イギリス英語」という言葉を初めて聞いて、これまで習ってきたものと何が違うのだろうかと考える人は多いでしょう。 ほとんどの日本人が学習してきた英語はアメリカ英語です。 また、日本の書店で売られている洋書の多くもアメリカ英語で書かれています。 そのため日本人はイギリス英語に馴染みがなく、アメリカ英語とイギリス英語の違いを意識する機会はほとんどありません。 ですが実は、ハリーポッターをはじめとした世界的に売られている小説の多くは、アメリカ英語版とイギリス英語版で別々で販売されるほど、2つの英語に違いがあります。 また、世界で使用されている英語はイギリス英語の方が多いです。 この記事ではイギリス英語とはアメリカ英語とどのように違うのかなどについてご紹介します。

大きく違う部分もある

同じ英語であるはずのイギリス英語とアメリカ英語ですが、単語によっては意味が全く違うなど大きく違う部分もあります。 たとえば「carriage」という単語の場合には、イギリス英語では「鉄道の客車」という意味ですが、アメリカ英語だと「乳母車」という意味になってしまいます。 「bomb」はイギリス英語であれば「大成功」ですがアメリカ英語だと「大失敗」となります。 また、スペルの異なる単語もかなりたくさんあります。 日本で英語を使っているとアメリカ英語が基準となっていますが、イギリス英語を多く使う場所になると意味が失礼にあたることもあります。 イギリス英語を使う場所に行く場合は注意しておきましょう。

イギリス英語の発音の特徴3つ

では、実際にイギリス英語は発音でどのような特徴があるのでしょうか。 実はイギリス国内でも地域によってアクセントや発音などが大きく異なります。 そのうち、イギリス英語の標準発音とされる容認発音はクイーンズ・イングリッシュとも言われ、昔の上流階級にあたる貴族や王族が使用していた発音にあたります。 イギリスの公共放送であるBBCのアナウンサーの発音や英語学習で使用されるのは、容認発音であることが多いです。 発音の主な特長としては、アメリカ英語と強調する部分が違う、子音の前の「r」を発音しない、母音に挟まれた「t」をはっきりと発音する、の3点があります。 ではそれぞれ具体的にどのような特徴なのでしょうか。 詳しく見ていきましょう。

イギリス英語の発音の特徴1:アメリカ英語と強調する部分が違う単語が多い

イギリス英語では、ストレス・アクセント(強調する部分)がアメリカ英語と違う単語が多くあります。 たとえば、cigarette(タバコ)やgarage(ガレージ)、detail(細部)などはイギリス英語では前にアクセントが来ますが、アメリカ英語では後ろにアクセントが来ます。 また、イギリス英語は単語と単語の間が割合はっきりと切れて聞こえます。 アメリカ英語は単語の終わりの部分を小さく発音することが多く、wanna、gonnaのように「動詞+to」をつなげて流れるようなイントネーションで話すのが主流です。 それに対してイギリス英語では、単語の終わりの部分もはっきりと発音するため、一語一語が分かりやすく発音されるイントネーションになります。

イギリス英語の発音の特徴2:子音の前の「r」を発音しない

イギリス英語では、子音の前の「r」は、発音するのは母音が次に続く場合のみとなっています。 このため音節末の「r」は発音しません。 イギリス英語での発音では care の場合は「ケー」、doorは「ドー」となります。 アメリカ英語では全ての「r」を発音しますが、イギリス英語では学校の授業で習ったように「r」を舌を巻いて発音する必要がありません。 アメリカ英語のようにrを発音することを「rohtic」といい、イギリス英語のようにrを発音しないことを「non-rhotic」といいます。 なお、「For a long time」などの、母音が後ろに続く場合は「r」を発音するようになります。 また、「America is」という発音の場合には「America-ris」と単語末の母音と次の母音の間に「r」を入れて発音する人もいます。

イギリス英語の発音の特徴3:母音に挟まれた「t」を比較的はっきり発音する

イギリス英語では母音に挟まれた「t」をはっきりと発音します。 これに対して、アメリカ英語ではリンキングが顕著です。 リンキングとは、単語の末尾の音と、その直後の単語の頭の音がつながって違う発音になることを指しています。 アメリカ英語の場合には「t」はどちらかと言うと「d」に近い発音となり、カタカナにすると「ダ」や「ラ」に聞こえます。 例えば、イギリス英語では「water」は「ウォーター」ですが、アメリカ英語では「ウォラー」となります。 また「letter」はイギリス英語では「レター」ですが、アメリカ英語では「レダー」となります。

イギリス英語の発音は日本のカタカナ語と似ている?

イギリス英語とアメリカ英語の発音に違いについて触れてきました。 ここまで読んで「イギリス英語の発音は日本語のカタカナのようだ」という印象を持った方は多いでしょう。 発音や単語の意味などからわかるとおり、日本の英語教育はアメリカ英語をベースに教えています。 また、日本に入ってくる英語圏のカルチャーやメディアは、アメリカの物が圧倒的に多いです。 ですが、日本人にとってはイギリス英語の方が発音しやすい単語が圧倒的に多いです。 ここでは、日本のカタカナと似ている単語の例として「water」と「letter」をご紹介します。

日本のカタカナ語と似ているイギリス英語の例1:water(ウォーター)

前項でご紹介したとおり、イギリス英語では「water」は「ウォーター」と「t」をはっきりと発音します。 イギリス英語の 「r」 はアメリカ英語のようにこもった音にはなりません。 また、「t」 がラ行の音のように聞こえることもありません。 そのため、日本語のカタカナに非常に似た発音になります。 日本では学校の授業などでアメリカ英語に慣れている人が多いので、最初はイギリス英語は硬い印象もあります。 ですが、発音のルールなどがわかってくると、イギリス英語の方がカタカナのようで日本人にとっては発音がしやすいです。

日本のカタカナ語と似ているイギリス英語の例2:letter(レター)

こちらも前項でご紹介しましたが、イギリス英語での「letter」は「レター」と発音します。 これに対して、アメリカ英語では「レダー」と発音します。 また、アメリカ英語では「ア」の音を「ェア」と発音するのに対し、イギリス英語ではそのままストレートに「ア」と発音します。 「apple」はアメリカ英語だと「ェアポォウ」となりますが、イギリス英語では「アップゥ」となり、やはりカタカナに近いです。 また「オ」の音の場合もイギリス英語ではそのままの発音になります。 「body」はアメリカ英語では「バディ」ですが、イギリス英語では「ボディ」となります。 このあたりからも、イギリス英語の発音は日本語のカタカナに似ているということができます。

イギリス英語の発音について知ろう

イギリス英語とアメリカ英語との発音の違いなどについてご紹介してきました。 日本では学校で習うのもアメリカ英語ですし、メディアなどで出てくる英語もアメリカ英語です。 そのため、イギリス英語には馴染みがありませんが、実は世界的には多くの地域でイギリス英語が使われています。 また、発音の仕方も日本人にとってはイギリス英語の方がしやすいことが多いです。 アメリカ英語を学んで「英語は苦手」と思っている方もイギリス英語なら馴染みやすく話せる可能性もあります。 ぜひ、イギリス英語の発音について知りましょう。 最初はとっつきにくい印象があっても、馴染めば発音しやすく学習も進みます。 ぜひイギリス英語の独特のリズムや言い回しを理解し、イギリス英語を使う地域の人達とのコミュニケーションを楽しんでください。

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