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部活動経験を自己PRに取り入れるときのポイントとは?例文も紹介

更新日:2024年10月11日

書類選考・ES

自己PRに学生時代の部活動経験を書いて良いのでしょうか。部活動経験を通して得た経験は人それぞれであり、そこから得られるものは自分の強みになります。この記事では、自己PRに部活動経験を書く場合の注意点や例文を運動部、文学部、役職によって紹介しています。

部活動の話を書くと、どうしても楽しかった思い出話を書きたくなりますが、それでは自己PRとはなりません。 企業側が知りたいことはあなたの人柄や能力です。大会に臨む上で努力したこと、自分なりに気付いたことなど、自分がその経験を通して学んだことを伝えましょう。就職希望する企業にとってメリットがある能力なのかを伝えることが大事です。 部活動の話を通して、自分の強みが相手に伝わるように自己PRを書きましょう。

課題やそれを乗り越えるために起こした行動も説明する

自己PRに部活動を書く場合に企業側へ伝えるべきことは、直面した課題とそれを乗り越えるために起こした自分の行動です。この部分こそ、あなたの能力であり、強みであると相手に伝わるようにしましょう。 書く事がまとまらないのであれば、箇条書きで実際に直面した問題を書き、それに対してどうしたのかをいくつか候補を出してみます。部活動の経験によって得た、あなたの強みと企業が求める人物像を結びつける内容を自己PRに選ぶと良いでしょう。

入社後に部活動経験をどう活かすかを説明する

自己PRは自分の強みや能力を入社後にどう活かすのかを伝えなくてはいけません。 採用担当者にあなたが企業で活躍してる姿をイメージ出来るように伝えることが大切です。

自分自身のエピソードを書く

部活動の内容を伝える際に、部員として自分がどう取り組み何を得たのか相手に伝えるようにしましょう。 ありがちな伝え方は、部全体で取り組んだことや称えられたことを書いてしまうことです。企業にとって知りたいことは、部活動のことではなく、あなたがその中でどういった人物であったのかということになります。 部の目標や取り組みに対して、自分はどう考えて何を目的に工夫をしたのかをよく探してみましょう。部活動の取り組みではなく、自分の取り組みに重点を置き、自己PRを作成するように意識して書くことが大切です。

部活動経験を自己PRに取り入れるときの注意点

部活動経験を自己PRに入れる場合によくやってしまうことは、企業側にとって必要がない情報へ話の重点を置いてしまうことです。 あくまでもその中であなたがどういった人物であったのかということを採用担当社は見ています。 では具体的にどういったことに気をつけるべきなのかを紹介します。

最初に結論から書く

自己PRを書くときは、結論から書くように気をつけましょう。結論からその理由、具体例を書き最後に結論を書くように構成し、伝えたいことから明確に相手に伝える意識で書くことが大切です。 起承転結は小説などの物語を構成する書き方です。採用担当社は多くの方の対応に追われています。起承転結は最後まで読まないと全体像が把握しにくいため、自己PRでは途中で読まれなくなる可能性があります。 起承転結は、業界によっては有効かもしれませんが、自己PRでは結論先出しで書く方が良いでしょう。

重要なのは実績よりも過程

部活動の話題に触れる際に、大会の成績や実績があると書きたくなります。輝かしい成績は良いことですが、自己PRで書く場合には、部活動の結果よりもそこにたどり着くまでの過程や自分の考えを伝えるようにしましょう。 部活動で成績が振るわなかった場合でも、その活動の中で工夫したことや提案してみたことなど、自分が関わってアクションを起こした内容を前向きな内容で書くことも自己PRに繋がります。 部活動を大学で継続している場合には、高校時代よりも優先して書きます。企業側は就職時期の直近のあなたの考えを知りたくて自己PRを見ています。あまり過去の話よりも、今の自分でやってきたことについて話した方が相手も参考にしやすいです。

専門的な言葉はなるべく使わない

部活動の話題において、専門用語やあまり知られていないルールは極力控えるようにしましょう。誰でも知っている野球やサッカーであっても、競技している人としていない人とでは知っている専門用語が異なることがあります。 場合によっては専門用語について質問され、他に伝えたかったことが採用担当社に見落とされてしまう場合もあるかもしれません。自己PRにおいての部活動経験を書く際はその部活動の魅力ではなく、活動した自分について書くように注意しましょう。

怪我や病気に触れる場合は前向きな内容に

部活動に取り組んでいて、怪我や病気によって継続出来なくなってしまうこともあります。その内容を自己PRとして使う場合には、前向きな内容になるように注意しましょう。 怪我や病気で療養しているなど継続を断念せざるを得ない状況の場合、後ろ向きな感情を抱いてしまうことがあります。 こういった感情を文章に入れてしまわないように、自己PRに書くときには自分の感情を入れずに、客観的にその中で得た経験や考えを書くことが大切です。

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初回公開日:2022年11月09日

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