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就活面接で短所を聞かれた時の注意点と回答例|短所が心配性の場合・

更新日:2024年03月09日

面接

面接で短所を聞かれたときの正しい回答の方法は、「具体的なエピソードを語りながら、対処の方法も交えて、プラスの面も付け加えて答える」ということです。

心配性の具体的なエピソードを語る

短所が「心配性」であるときに限らず、まず面接で相手に話をするときに必要となってくるのは具体的なエピソードです。

たとえば、「サークル活動で合宿の手配を任されたとき、心配性なので移動や宿泊場所、練習環境について何度も確認してしまいます」「また予想外の事態や想定外の出来事が起きたときのことも考えずにはいられません。

もし、当日急に人数が増えた場合や、移動のバスが渋滞して時間通りの行動ができなかったときのことを考えて行動しました」など、誰でも経験したことのあることや、想像しやすい出来事など、分かりやすいエピソードを例にとって自分の短所が「心配性」であることを伝えるのがよいでしょう。

自分がどのように対処したのか、それがどのように周囲にプラスの影響を与えたのかについてに説明する

具体的なエピソードを説明したあとは、自分が「心配性」であることに対してどのように対処したのか、さらに自分の「心配性」がどのように周囲へのプラスの影響をもたらしたのかということ面接官にわかりやすく伝えましょう。

たとえば「心配性なので、サークルの合宿で手配していた機材や荷物などが届かない場合のもことも考えてあらかじめ周囲の環境などをリサーチしておきました。

サークル合宿の当日、やはり荷物の輸送でトラブルがあり問題が発生しそうになりましたが、事前に周囲の環境などをリサーチして別の練習メニューも考えていたため、あわてたり、時間を無駄にすることがありませんでした」といったような形で、「心配性でよかったこと」「心配性だったおかげで周りにプラスの結果をもたらしたこと」を説明しましょう。

面接で短所を心配性とするときのダメな回答例

短所を「心配性」だと説明するとき、やってはいけない回答というのはあるのでしょうか?

短所を短所のままで答えない

まず、短所が「心配性」の場合、もっともダメなのはただ単に「短所は心配性です」と、そのまま答えてしまうことです。「短所はなんですか」と聞かれて「心配性な点です」と答えただけで終わってしまっては、面接官はあなたのことをまったく理解できない上に、話も広がりません。

短所を聞かれたときには、ただ単に短所が何かという以上に、面接官は自分のことを知るために質問をしているのだということを忘れないようにしましょう。

また、「心配性なのでサークルの合宿を任せられたときにも、心配で仕方がなかった」と答えた場合、具体的なエピソードが交えられているように見えますが、「心配で仕方がなかった」では、そこで話が終わってしまいます。

もし、心配性で、もし何かが起きた場合に備えて万全な準備をしていた、そのことで周りにプラスの影響を与えたといったアピールできるポイントがあったとしても、それを伝えなければ意味がありません。面接で自分の短所を説明するときには、できるだけ幅広い視点で物事をとらえて説明することが必要です。

面接で短所を心配性とするときの注意点

それでは面接で「心配性」を短所としたとき、注意することはあるのでしょうか。

実は、短所が「心配性」という人は少なくありません。そのため、面接で「短所はなんですか」と聞かれたときに「心配性です」と答える人も珍しくありません。もし、集団面接で、自分の前の人も「心配性です」と答えられてしまうと、それだけで動揺してしまうことになってしまいます。そのため、「前の人が心配性だと答えても動じない」とあらかじめ心に決めて置くことが必要です。

さらに、それを具体的に伝えるエピソードや、その欠点をプラスに変えたエピソードを説明しても、他の人が先に同じような話をしてしまうこともあります。前の人とまったく同じ話をしても、自分をアピールするどころか、マネをしたと思われてしまうこともありますので、もし「心配性」を短所として答えようとする場合には、サークルやバイト、ゼミなどで、複数のわかりやすいエピソードを用意しておくとよいでしょう。

「心配性」を短所として答える場合には、もうひとつ注意することがあります。それはあなたがどのような外見をしているのかということです。

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初回公開日:2022年11月17日

記載されている内容は2022年11月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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