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目標の立て方とポイント・ビジネスにおける目標設定の方法

自己啓発

人生や仕事、勉強など、私たちは、日常生活の様々な場面で目標を設定します。目標の設定については、ケースや状況に応じて、立て方に違いはありますが、共通のポイントもあります。今回は、目標を設定することの意味や理由、場面に応じた目標の立て方などについて見ていきます。

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目標設定をする意味は?理由は?

目標設定をする意味は?理由は?

まず、目標を設定する意味や理由について見ていきましょう。

目標は必要ない?

では、改めて、なぜ、目標を設定するのか、意味はあるのかということについて見ていきましょう。 「一年の計は元旦にあり」、誰もが知っている言葉ですし、実際、元旦には、「この一年は、こんな年にしよう。その実現に向けて頑張ろう」と決意する人も多いでしょう。ところが、その年も終わるころになると、「結局、何も出来ない一年だった」と後悔する人も多いのです。 「一年の始まりには目標設定をしなければ」と考える人が多いということは、多くの人は、「目標を設定することは必要だ」と考えていると換言できます。問題は、その立て方が分からないところにあります。

目標設定の意味は?

多くの人が必要だと感じている「目標」ですが、いったいどんな意味を持っているのでしょうか。 「目標とは標(しるべ)であり、目印になる数値や事柄が必要」と先述しましたが、換言すれば、「何を、いつまでに、どのような状態にするのか」を明確にすることです。例えば、「この一年は、健康を維持するために、年末の時点で体重を5kg減量させよう。そのために、毎日の食事と運動に気を配ろう」という「一年の計」が目標となります。 こうした目標の立て方をすれば、「年末には5kgの体重減」という明確なゴールが明らかなので、毎日、数値の変動を気にかけますし、減量が思うように進まない場合は、食事や運動のやり方を変えるなどの軌道修正も可能になります。 逆に、目標どおりに達成できそうな時は、達成感を感じるでしょう。また、さらに高みを目指そうというモチベーションにも繋がります。目標の立て方一つで、人生が変わります。

なぜ、目標設定をするの?

大抵の人は、「自分らしく、充実した人生を送りたい」と思っています。人生の究極の「目的」といってもいいでしょう。ここで大事なのは、「自分らしく、充実した人生」に対するイメージが、個人によって違うということです。 健康やお金、地位や名誉など、人生の中で、何に重きを置くかによって、思考も行動も、それに対する目標の立て方も変わります。 すべてに共通して言えるのは、「目標のある計画と、それを実現するための具体的な行動計画がなければ、どんな希望も達成できない」ということです。 将来のありたい姿や状況を達成するためには、「具体的な目標を設定し、それを実現するための行動を促すようにする」ことが不可欠であり、ここに「目標」設定の意義と理由があります。また、ケースに応じた目標の立て方も必要になります。

ゴールへの進捗度を把握する!

先ほどの事例に挙げた、「年末までに5kg減量する」という目標について見ていきましょう。 一年間かけてじっくりと、しかも確実に目標を達成するという、極めて現実的な計画の立て方です。目標の対象は、体重という非常に計測しやすい数値ですから、毎日、体重計で確認することができます。 時にはマネジメントがうまくいかず、逆に増加してしまうこともあるのが現実です。目標値がなかったとしたら、「まあ、仕方ないか」と、ずるずる悪循環に陥ってしまう危険性があります。 目標値を設定していれば、その差を埋めるために、食事のメニューや運動量などを的確に補正して、体重をコントロールすることができます。

目標がある具体的な行動計画を!

せっかく意気込んで、「一年の計」を立てたと思っていても、漠然とした希望や抱負を思い浮かべて、それを目標にするような計画の立て方では、絶対に実現はしないでしょう。 「本気で実現したい望み」なら、抽象的なイメージや大きすぎる期待ではなく、「目標のある具体的な行動計画」の立て方を習得し、実践することです。

目標を持つことのメリットは?

目標を持つことのメリットは?

では、目標を持つことのメリットはどこにあるのでしょうか。

やる気が出る!

やる気が出る!

自分に与えられる仕事は、すべて、自分に向いている、楽な仕事ばかりではありません。逆に、苦痛を感じる場合のほうが多いでしょう。 そんな時に、「給料をもらっているのだから、耐え忍ぶしかない」というように、ネガティブ思考に陥ってしまうと、どんどんストレスが溜まります。また、この先も、ずっとネガティブ思考のまま仕事を続けることになります。 誰しも、「仕事を通じて自己実現を図りたい」と思っています。例え不向きな仕事でも、「もっと効率的に仕事ができないか」、「業務の見直しをすることはできないか」という観点から、処理時間やコストの削減目標値を掲げた計画の立て方をすることです。 目標値が達成できたなら、不向きだと感じていた仕事も楽しめるようになり、俄然やる気が湧きます。

やりがいが生まれる!

やりがいが生まれる!

「当初計画通り、事業が遂行できた」、「その結果、適正な評価を受けた」と感じた時、心からやりがいを感じることでしょう。 ここで、「当初計画通り」、「適正な評価」と表現しています。「当初計画通り」とか、「適正な評価」という背景には、「当初の目標計画があってこその照らし合わせ」、「当初の目標数値との比較があっての評価」ということです。 「やりがい」は、「設定された目標」が存在するからこそ感じることができるのです。

明確なビジョンも生まれる!

明確なビジョンも生まれる!

突き詰めれば、人生の究極の目的は、「自分らしく、充実した人生を送りたい」ことにあるということは先に述べました。 人間は、様々な苦悩を背負って生きていますが、それでも命を大切にしているのは、「この究極の目的を果たすために懸命に頑張りたい」と思っているからです。 自分が置かれている様々なシーンに応じて、設定すべきビジョンも変化し、目標の立て方も変わります。目標を設定することの最大の意味・意義は、自分にとって、「自分らしく、充実した人生」という究極の目的を追い求めていくことにあります。

目標を持つことのデメリットはないの?

目標を持つことのデメリットはないの?

目標を持つことで、何かデメリットはあるのでしょうか。

目標が達成できない時!

目標が達成できない時!

目標は立てたものの、いざ実行しようとすると、当初予見していなかったような環境の変化や、予想外のハプニングが生じ、達成が困難になる場合があります。むしろ、思うようにいかないのが常でしょう。 そんな時、あまりに自責の念にかられすぎてしまうと、それがストレスになる可能性があります。

目標達成後の新たな目標の壁!

目標達成後の新たな目標の壁!

一つの目標が達成できると、それで終わりというわけではなく、次のステージに向かって、また新たな目標の設定が必要となります。 最初から、あまりに大きな目標の立て方をしていて、見事にそれが実現できた場合、次の目標が見当たらなくなるという場合があります。 人によって長短はありますが、目標が喪失した状態の時が続く中で、先行きの不安を感じる場合があります。目標の立て方に注意しましょう。

生き方が狭まる!

生き方が狭まる!

子供の頃は、将来どんな職業に就きたいかという夢を持ちます。その夢を立派に実現する人、途中から、その夢さえ忘れてしまう人などそれぞれの人生を歩みます。 問題は、あまりに夢の実現にこだわりすぎてしまうと、いくら頑張っても実現できない場合の落胆が大きくなるということです。 また、もしかすると、他に優れた才能や適性があるかもしれないのに、その機会を喪失している可能性もあります。

ケース別の目標の立て方は?

ケース別の目標の立て方は?

では、ケース別に目標の立て方を見ていきましょう。

仕事の目標の立て方は?

仕事の目標の立て方は?

仕事の場合の目標の立て方を見ていきましょう。

無理のない目標を立てる!

あまりに気負いすぎて、最初から実現が困難な目標の立て方はNGです。「やはり達成できなかった」という失望感とともに、「最初からできるはずがなかった」などと開き直ってしまうことにもなりかねません。 仕事を気持よく続けるコツは、「成功体験を積み重ねる」ことです。もちろん、失敗の中から学ぶことも多いですが、目標の立て方が悪いために、失敗を繰り返すということは避けなければなりません。 目標を一つひとつクリアしていくことで、自信がつくとともに、やりがいを感じられるようになります。無理のない目標の立て方をしましょう。

自分の個性に合った目標を立てる!

次に、目標の立て方として、自分の長所や短所、癖、性格など、個性に合った計画を作ることです。 仕事の処理速度が速い人や遅い人、時間を詰めることが苦にならない人、そうでない人など、個人の特性や能力は、一人ひとり違うはずです。他の人が立てた目標を、そのまま自分に当てはめるというような目標の立て方では、早晩、うまくいかなくなります。 自分の個性を見極めた、目標の立て方をしましょう。

会社から期待されているレベルの目標を立てる!

無理のない、自分の個性に合った計画は心掛けるべきなのですが、かと言って、すべて自分のペースに合わせた、独善的な目標の立て方はいけません。 会社は組織で仕事をしています。当然、自分に与えられた役回りや、期待されている成果も存在します。そのことを無視した目標計画は、計画とは言えません。 まずは、自分がいつまでに、何を成し遂げればならないのかを明確にした上で、無理のない、自分の個性に合った目標にしましょう。目標の立て方として、作成した計画を、一度上司に見てもらい、指導を受けるのが適切です。

勉強の目標の立て方は?

勉強についてはどうでしょうか。

具体的な行動を目標に立てる!

受験生がよく陥りがちな、誤った目標の立て方があります。例えば、「偏差値を70以上にする」、「次回の模擬試験で全国TOP100に入る」などです。 これも目標といえば目標なのですが、これらは、「具体的な行動をした結果」であって、大事な「具体的な行動」が全く見えないところが致命的です。 「今日中に2教科、前回模擬試験の復習をする」、「今週中に、英単語を50覚える」、「今月中に前回模擬試験の全教科の復習を終える」などが適切な立て方です。 ここでのポイントは、「いつまでに、何をする」ということが明確なことです。模擬試験が、想定よりも悪かった場合、勉強のやり方の改善、目標計画の練り直しができます。

本当にその目標は必要か?

受験勉強ではやるべきことがたくさんあります。勢い、あれもこれも気になるからと、全てを計画に入れる目標の立て方をしがちです。 気持ちは理解できるのですが、1日は24時間です。限られた時間を最大限に有効に使うために、「本当に必要な目標は何か」ということを見極めた立て方が必要です。

優先順位を明確に!

目標の立て方のポイントに沿って、具体的な行動計画も立てたし、必要な目標の絞り込みもできました。いよいよ実行に移す段階です。 でも、最後に、大事なことがあります。複数の実行計画の中で、優先順位をつけることです。受験生はやるべきことがたくさんあって、それでなくても時間が足りません。苦手教科に優先的に取り組むとか、点数の取れそうな教科を優先するなどのメリハリのある立て方をしましょう。

売上の目標の立て方は?

次に、売上の目標についてです。

目前の目標を決める!

営業マンの場合、一年間や半期の営業ノルマが課されているケースが多いでしょう。大抵は大きな数字なので、戸惑いが生じます。 最初のポイントは、「月単位、週単位、日単位の目標を設定する」ことです。また、「今の自分の営業成績をベースにして、行動計画を作る」という目標の立て方が必要です。

日単位での目標の立て方は?

まず、日単位での目標の立て方を見ていきましょう。 年間売り上げ目標が1200万円と課された時、毎月100万円の達成が必要です。今の自分の実績では月50万円とすれば、月に2件契約を成立させなければなりません。契約成約率は20%なので、10件は提案する必要があります。 提案まで持っていける確率を20%とすると、50件訪問しなければなりません。電話でアポが取れる確率が10%となら、月に500件掛けることになります。月に20日働くとすると、一日に25件電話を掛けなければなりません。 このように、今の自分の実績数値をベースにして、「一日のノルマを決める」という目標の立て方をします。

成功率の高い目標の立て方は?

次に大切なのは、アポが取れやすい顧客を優先することと、受注状況の経過を分析して、注力すべき目標を設定することです。 これまでの自分の実績から、どのクライアントとならアポが取れやすく、商談成立の可能性が高いのか把握しているはずなので、まずは、最優先して交渉すべきでしょう。 次に、実績の進行管理を行います。商談成立の可能性別に分類し、今後、どこに注力していくべきかという判断を行い、ターゲットを絞り込みます。 これが成功につながる目標の立て方です。

人生の目標の立て方は?

いよいよ人生の目標です。

シーンを分類する!

「人生」と一口に言っても、私たちは、様々な、異なった状況の中で生きています。一番大きな分類は、「公」と「私」です。この公私が混同してしまうことが、人生の目標が立てにくい一因です。 目標の立て方として、まず、やろうとしていることが、「公」に属することなのか、「私」の事柄なのかを明確に分るしする必要があります。

やりたいこととやらなければならないことを分類する!

「やりたいことはたくさんあるけど、やらなければならないことばかりなので何もできない」という理由から、目標を設定しても無駄だと考える人も多いでしょう。 当然、やらなければならないことは最優先ですから、まずは、その目標実行計画を作ります。その際に、「私」として、したいことを実行できる時間割を入れるというのが、上手な目標の立て方です。

自分にとっての豊かさとは?

豊かさに対する価値観は一人ひとり違います。他の人のまねをするのではなく、充実した人生を送るために、自分が何をしたいのかを考えましょう。 その前提として、「何のために」という目的を明確にしておくのが、上手い目標の立て方です。

ビジネスで活用されている目標設定の方法は?

ビジネスで活用されている目標設定の方法は?

ビジネスにおける目標の立て方です。

ベーシック法とは?

その名の通り、最も基本的な方法で、「目標項目」、「達成基準」、「期限設定」、「達成計画」の4ステップで構成されています。 「何を、どの程度までに、いつまでに、どのように達成するのか」という立て方になっているので、初心者にも取り組みやすい方法です。

SMARTとは?

ベーシック法の4つの項目のうち、「目標項目」設定の精度を上げるためのツールです。アルファベットには、次のような意味があります。 S:Specific(明確かつ具体的) M:Measurable(測定可能) A:Achievable(達成可能) R:Result-based(成果前提) T:Time-line(期限設定) この内、R、すなわち、目標達成による成果が特に重要です。やりがいのある立て方が必要です。

KGI×KPI×KDI法とは?

KGI:Key Goal Indicator(重要目標達成指標)目指すべき最終のゴールです。 KPI:Key Performance Indicator(主要業績評価指標)KGIを達成するための中間目標です。 KDI:Key Do Indicator(主要実行指標)成果でなく、実行回数を計測するKPI 例示すると、KGIは、HPのフォロワー獲得数、KPIは、「いいね」された回数や、自社アカウントの投稿数、KDIは、KPIのうち、自社アカウント数で、実行すれば必ず発生する数値となります。3つの手法をセットにした立て方が必要です。

目標を管理するためのおすすめアプリは?

目標を管理するためのおすすめアプリは?

目標管理をするためのおすすめアプリを紹介します。 ・「自分ルールポイントプログラム」 目標管理、目標達成の習慣化のための記録アプリです。 ・「目標達成記録」 貯金、支出ダイエットの記録などもできるアプリです。 ・「目標達成タイマー」 勉強時間を管理できるアプリです。 ・「1Day1Do」 1日1つを目標にできるアプリです。

適切な目標の立て方で豊かな人生を!

適切な目標の立て方で豊かな人生を!

人は皆、「一度きりの人生を悔いなく過ごしたい」と願っています。そのためには、生きている様々な場面において、目標を設定することが不可欠です。 また、目標の立て方いかんによって、実行の成否が問われるということも見てきました。 常に、「何を目的として、何を、いつまでに、どのような状態にするのか」という思考をめぐらせて、お示しした目標の立て方をヒントに、実りある実行計画を作って、豊かな人生を送っていきましょう。

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