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住宅財形の条件・住宅財形のメリット|対象者/非課税/天引き

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勤務先が財形貯蓄に加入しているかを確認し、加入している場合は住宅財形や財形年金やその他に利用できる財形貯蓄を積極的に活用することをおすすめします。住宅財形貯蓄は給料天引きでメリットもたくさんあるので、住宅などを検討されている方にお得な制度と言えるでしょう。

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私達にとって住宅とは?

人生の3大支出と言えば、教育と老後資金そして住宅と言われています。生活に大きく占める住居費ですが、昔も今も変わらずマイホームを建てるのが夢という方がたくさんいると言われています。それほど私達にとって住居が大切なものとなっています。

賃貸住宅

住宅には毎月家賃を支払いをして住む「賃貸住宅」と住宅を購入して住む「分譲住宅」の2種類があります。賃貸住宅と分譲住宅のどちらもメリットとデメリットがあるので、家族構成や資金によって考えると良いでしょう。 賃貸住宅のメリットとして、ローンがないので破綻するリスクがなかったり、家族構成によって引っ越しができることが挙げられます。そしてデメリットとして、分譲で住宅を購入する人と比べて老後資金を多く用意しておく必要があるのと、防音性が低い物件が多いので音に気を付ける必要があるところです。

分譲住宅

持ち家のメリットとして、自分の好みに合わせて建てたりリフォームをしたりすることができるのと、将来資産になることが挙げられます。また長く住めば住むほど賃貸住宅よりも支払い金額が少なくなります。 しかし、デメリットとして住宅を購入するために多額の資金が必要なことと、簡単には引っ越しができないといったことがあります。住宅取得金額の目安として、購入物件の30%を用意しておくと良いでしょう。

財形貯蓄とは?

財形貯蓄勤労者財産形成貯蓄(財産形成貯蓄)は昭和46年に制定された制度で、企業が福利厚生の一環として財産を形成するために従業員に行っています。誰でも利用できる制度ではないのですが、従業員が1.000人以上の大企業の約8割が導入している制度と言われています。厚生労働省が管轄をしていて、一定金額まで非課税になるのが特徴です。 パートやアルバイトや契約社員の方も加入できる場合があるので、ご自身の企業先が加入しているかどうか人事や総務関係の方に尋ねると良いでしょう。

天引き

住宅財形制度は給与や賞与から給料天引きされます。そのため、強制的に引くことでお金を貯めるのが苦手な方も貯めやすい制度となっています。 金融商品の種類は定期預金と公社債と生命保険と株式投信などがあるのですが、勤め先の企業が指定するためご自身で選ぶことはできません。

企業が財形貯蓄を導入してる理由は?

利用する側に大きなメリットのある財形貯蓄制度ですが、企業にとってもメリットのある制度となっています。財形貯蓄のメリットとして社員の満足度の向上や優秀な社員の確保や有望な社員の定着といったことが挙げられます。

勤務者の財産形成制度とは?

勤務者財産形成制度は大きく分けて3つあり、財形貯蓄と呼ばれる「財形貯蓄制度」と「財産給付金・基金制度」と「財産融資制度」があります。今回はその中の、財産貯蓄制度についてご紹介していきます。

財産貯蓄制度の種類は?

財産貯蓄制度は「一般財形貯蓄」と「財形年金貯蓄」と「住宅財形貯蓄」3種類あり、目的によって分けることができます。それぞれの特徴とデメリットを項目ごとに紹介します。

一般財形貯蓄とは?

一般財形貯蓄は積み立てをするときの目的に制限がないので、老後資金や住宅資金以外のレジャーや教育などいろいろな用途に使用できる貯蓄方法となっています。金利はスーパー定期預金や期日指定定期などと同じく少し高めの設定となっています。 ただし、財形年金貯蓄や住宅財形貯蓄のように非課税枠など税制面の特典がなく、税金が20.315%(2037年12月31日までの税金率)発生するので、払い出しをする際には注意が必要となります。 また申し込みをする際には3年以上の積み立てをすることと、1年は払い出しができないことを知っておくと、今後のライフプランの計画を立てやすいでしょう。また、一般財形貯蓄は財形年金や住宅財形と組み合わせて積み立てることも可能です。

財形年金貯蓄とは?

財形年金貯蓄は60歳以上になったときに5年間年金として受け取ることができる制度です。目的が限られているため、住宅財形貯蓄と合わせて550万円までが非課税となります。 条件として、申し込みの年齢が55歳未満であることと、積み立てが5年以上となります。満60歳以降から5年以上の年金で受け取ることができるので、老後の資金の不安を解消するのに良い制度となっています。

財形年金貯蓄の役割

現在年金は65歳からの支給となっていますが、今後さらに支給年齢が引き上げられるという報道が出ています。一般的に60歳で退職をしたあとは支給年齢まで無職または再就職となりますが、1日働いていたときに比べて生活水準が下がる傾向にあります。そんなとき財形年金貯金があると生活と気持ちにゆとりを持つことができるでしょう。 また住宅資金の公的融資を受けられるという特典があります。

財形年金貯蓄の非課税の特例

財形年金貯蓄をされている方が万が一亡くなったり、重度の障害が残って支払いが難しくなったことが税務署で確認できた場合、企業によって非課税制度の特例を受けることができる場合があります。

住宅財形貯蓄の条件とは?

住宅財形貯蓄の条件とは?

住宅財形とは住宅の建築や増築など住宅に関わるものに使用できる制度です。住宅財形貯蓄を利用するには勤務先が制度を導入していることが条件となります。財形年金貯蓄と同じく住宅財形の場合も積み立てを5年以上行う必要があります。

住宅財形の対象者は?

住宅財形貯蓄は住宅の財産形成を促すために作られた制度となっています。 勤務先が住宅財形を導入している場合は、日本に住む55歳未満(契約締結時)の方が対象で勤務先に「給与所得者の扶養控除申告書」を提出することで利用することができます。

住宅財形のメリットとは?

住宅財形貯蓄はマイホームや増築などを検討している方にお得な制度となっています。ここでは住宅財形貯蓄のメリットについてご紹介します。

非課税

年金財形貯蓄と住宅財形貯蓄の2つは両方合わせて550万円までの利子が非課税となるので、住宅資金を用意したいという方におすすめの方法となっています。

住宅財形を使用しマイホームを購入すると?

住宅財形で積み立てた金額は住宅の頭金として払い出しができ、元本550万円までの所得税の利子が非課税となるので、住宅財形貯蓄の制度を導入していない企業よりも支払い金額が少なくマイホームを建てることができるでしょう。住宅目的の場合は、5年以内の出金も可能となっています。 また、平成29年4月1日以降の災害に関する法律が変わり、万が一災害により被害を受けたときには最寄りの税務署の判断により、住宅財形の払い出しが非課税なる場合があります。

手続きの方法は?

手続きの方法は、最初の預入日までに勤務先や金融機関を通じて税務署に「財産形成非課税住宅貯蓄申告書」を提出をします。また、その際に書類に口座の最高限度額も記載します。

財形融資制度

住宅財形の中の1つに財形融資制度というのがあります。この制度はサラリーマンのマイホーム取得を目的として1年以上積み立てを行い50万円以上の残高がある方が対象となります。この財形融資制度を受けるための種類は一般財形貯蓄や財形年金貯蓄や住宅財形貯蓄の3種類のどの項目でも可能となっています。

財形融資制度の特徴は?

財系融資制度の特徴は4つあります。1つ目は最高で4.000万円まで借り入れが可能となります。この金額は一般財形貯蓄と財形年金貯蓄と住宅財形貯蓄の3つを合わせた10倍までです。ただし、住宅や建築の場合は80%が上限となり年収や借り入れ状況によって変わる場合があります。 2つ目は金利が5年間固定となることです。6年目以降はそのときの金利が適応されるので、物価が上昇している場合は支払い金額が高くなることもあるでしょう。しかし物価が上昇した場合に最大で縦前の1.5倍までと上限が設けられているので安心して預けることができるでしょう。 3つ目は借り入れ申し込み日の金利が適応となることで、最後4つ目が民間金融機関の融資や35年間金利が固定のフラット35と併用することができることです。金利が固定となるので将来の金額を試算しやすいと言えるでしょう。

住宅ローン

財形年金貯蓄や住宅財形などの財形貯蓄制度を行っている企業に所属している従業員は「財形持家転貸融資」という住宅ローンを利用することができます。この制度は労働者のマイホーム資金を勤労者退職金共済機構が企業を通して融資するシステムとなっています。従業員は財形貯蓄の残高に応じて長期間低金利で融資を受けることができるので、住宅ローンを組みやすいと言えるでしょう。 企業は従業員に利子補給金の「負担軽減措置」を行うのと「財形持家転貸融資規定」を作成することが条件となっています。企業が財形持家転貸融資を福利厚生会社に委託する場合は、負担軽減措置や規定書の作成は不要なのと、債権や債務や保証の当事者となる必要がなくなります。

財形融資制度を申し込むには?

財形融資制度を申し込むには、4つの方法があります。財形住宅金融株式会社(勤務先の企業や所属する中小企業が財形住宅金融株式会社に出資している場合)と勤務先と共済組合(公務員などの共済組合の窓口がある場合)で、この3つに当てはまらない方は住宅金融支援機構に申し込みをします。

住宅財形のデメリットとは?

住宅財形のデメリットは、住宅以外の目的で引き出した場合に非課税とはならず、所得税が20.315%発生することと、保険型や株式投資型で住宅財形などの財形貯蓄を行う場合に元本割れのリスクがあるので、注意をする必要があります。

中途解約はできるの?

中途解約は一般財形貯蓄は1年経過すると解約は自由にでき、財形年金貯蓄は年金目的以外なら全部解約となります。住宅財形貯蓄は住宅を取得するためなら一部解約することもできますが、それ以外の目的の場合は全部解約となります。解約する場合は会社を通す必要があるため、続けやすいと言えるでしょう。

住宅財形を利用し転職や退職をするとどうなるの?

住宅財形を利用し転職や退職をするとどうなるの?

転職や退職をした場合は、原則として住宅財形などの財形貯蓄の特典を受けることができなくなり、その企業で払い出しを行います。ただし転職先の企業も住宅財形などの財形貯蓄を導入している場合は、2年以内の場合は前職で行っていた財形貯蓄の積み立てを再開することができます。 そしてその場合は財形年金貯蓄や住宅財形貯蓄の非課税制度を引き続き特典として利用することができます。

財形貯蓄を積極的に利用しましょう

財形貯蓄を積極的に利用しましょう

財形貯蓄の特徴として給料天引きなので貯まりやすいのと、財形年金貯蓄と住宅財形貯蓄は550万円まで非課税そして財形融資制度が受けられる特典がついているので、企業に財形貯蓄の加入がある場合は積極的に加入すると、将来大きな金額として受け取ることができるでしょう。

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